にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

インチョン、ジャージャー麺。

2005-11-15 01:19:53 | オーケストラ
昨日はインチョン(仁川)で韓国ラストの本番を、ツアーもこれで終了です。

インチョンと言えば今は韓国の玄関とも言える街になりました。国際空港が出来てすっかりその名も有名に、またワールドカップの会場も有って名前に覚えもある人も多いと思います。
空港が有るのは市街地から外れた海の近く、此所の辺りは遠浅の海岸のようで広大な干潟が広がっていてちょっと珍しい光景が見られました。
昨日の会場はワールドカップスタジアムもほど近いインチョンの中心地にありました。
このまえ韓国のホールは・・とか書きましたが今回のホールは客席部分が全面リニューアルされていてなかなかの美しさ。ただし反響板がちょっと貧弱なのが惜しかった。あれできちんとした反響板があればもっと良い音になっていたことでしょう。
演奏の方はツアーの最後と言う事も有り気持ちの入った演奏でとても良かったと思います。
韓国に入ってからは毎回ほとんど同じプログラムでしたので気持ちが切れるかと心配もしていたんですが全くの杞憂に終わりほっとしています。
チョンさんの気合いがもの凄く、またソロ二人が毎日頑張っていましたのでこちらも負けじと気持ちが奮い立ちました。
ソリストも全く我々と同じスケジュールで移動、宿泊も一緒。こんな条件のなかで若いとは言え良く弾いてくれました。
特に庄司さんは日本の3回の本番からずっと弾き通しですからその頑張りに拍手を送りたいと思います。

本番終了後チョンさんのご招待で打ち上げを行ったのです、なんと今回のツアーでは2回もマエストロのご招待を受けてしまいました。なんだかもう一同感激の極み!
インチョンという所はなんでも韓国式ジャージャー麺の発祥の街だそうで有名なお店でみんなでジャージャー麺を食べるという一風変った打ち上げとなりました。
勿論お酒も有り普通の中華料理も有って最後にジャージャー麺が出て来ると言うコース。
そのジャージャー麺ですが日本で一般に知られているジャージャー麺とは大分違います。
とろっと柔らかく甘みのあるタレが掛かっているのです、具も沢山入っているのですがインチョン版は海鮮入りのジャージャー麺でした。
ナブッコの時にやはり韓国式中華料理を食べたのですがやはりこんな感じの味の麺料理が出て来てびっくり。
ちょっと味の感じが表現し切れないのが残念ですがテンメンジャンを甘くした感じかな?

打ち上げも終わりソウルに戻り今朝またインチョンに移動して日本に帰って来ました。
今日は窓側の席でしたのでずっと下を見ていたのですがインチョンの空港を飛び立ち昨日の会場の上を飛びソウルの街を一望しながらと景色を満喫。今日のソウル地方は雲一つない快晴で本当に綺麗でした、ソウルタワーもその横のホテルも何もかもがくっきりと見渡せて素晴らしい眺め。
今年は韓国に3回も旅したのですがその最後のお別れを機上から心を込めて言ってきました。

本番の中の本番

2005-11-13 02:01:30 | オーケストラ
今日はソウルでの本番、チョンさんの力の入れようも並では無くてゲネプロも細かく注文を出しながらとなりました。

やはり首都ソウルという事も有りますが政府要人もお見えと有って気合いの入り方も凄い物がありました。
今日の会場はセジョン文化センター、3000人収容の巨大なホールです。客席の感じはフォーラムAホールにも似た巨大な3階建て。
しかし舞台上手横にパイプオルガンがある所はNHKホールそっくり。
我々はちょうど正面にオルガンを見ていましたので本当にNHKホールで弾いているような錯覚を覚えた程です。

みんな疲れて来てはいますが良い音を出しています、頑張ってますよ。
マエストロも非常にご機嫌で振っています。こちらもご機嫌で演奏出来ています。

さて明日はツアー最終日、インチョン(仁川)での本番。
明日はネットに繋げない可能性が高いので今日が最後の更新になると思われます。
明後日午後に帰国の予定、早く自分のベッドで眠りたい!

ソウルに帰る

2005-11-12 01:11:10 | オーケストラ
昨日の昼過ぎにチェジュを発ちソウルに帰ってきました。

なんだか帰ると言う言葉がしっくり来るのです、先月に10日間をここで過ごして町中を歩き回り仕事をしてとすっかり馴染んでしまって。
昨日はナブッコをやっていたソウル・アーツセンターの近くに在るオバチャンの食堂に行き宴会をしてきました。
今度は11月10日に来るからねとオバチャンに約束していたのです、お腹の調子がと言うと「ふぐのお粥」を作ってくれたのですがこれがまた飛び上がる程の美味しさ。
カミさんなどは良く効く漢方薬までもらって、それを飲んだらとたんに具合が良くなってしまうし。
いやあオバチャンは偉大だ!

今日の本番はソウルの南隣のカチョン(果川)という街、実はアーツセンターからはすぐなのです。
アーツセンターはソウル市の南の端にあるのですがそこから山を越えるとカチョンの街。
ビニールハウスが沢山並んでいるのどかな田園風景が広がる所でしたが街はなかなか賑やか、警察署の向かいにホールはありました。
韓国でいつも感じる事はホールに恵まれないな、と言う事。
ソウル以外で今まで良いホールに出会った事がありません。いく先いく先で待っているのはちょっと古くなってしまったホールばかり。
それも日本で40年前くらいにさかんに建てられた「市民会館」そっくりな建物が多いのです。
ですから音響も特に良い訳でもなく、特に今日のホールなどは残念ながら響きが悪くて苦労するタイプのホールでした。
せっかくチョンさんでやるのだあれば良いホールでお客さんに聴いて欲しいと心から思ってしまいます。
でもお客さん達の熱狂ぶりは日増しに凄みを増して行きます、明日はいよいよソウルなのですがどうなってしまうのだろう?

昨日乗ったチェジュからの飛行機のスチュワーデスさんが先月のナブッコを観たのだそうで我々が乗り来んだら感激してくれました。機内でナブッコのメロディなどを歌って歓迎してくれたんです。
こちらも嬉しかったな。

野戦病院

2005-11-10 00:38:44 | オーケストラ
いささか大袈裟では有りますが今の東フィルツアー組を言い表すとすれば「野戦病院」かな。

とにかく次から次へと病人が出て来て止まりません、一人治ればまた一人が具合が悪くなるという繰り返し。
ちょっとばかり今年は旅行が多過ぎます、まあそれを選んで乗っている訳ですから文句も言えませんがでもちょっとねえ。
疲れと不規則な食事と慣れない香辛料や衛生観念の違いから来る環境の変化などなどいっぱい原因が考えられます。
個人個人で原因が違うと思いますがこれ程迄に体調を崩すメンバーが出るとは正直思いませんでした。
これまでこんな事は無かったのになあ。

かく言う私もご多分に洩れずお腹が壊れてしまい苦戦を強いられておりますが演奏に支障が出る程ではありません、昨日などは呑んで食べてしっかり酔っぱらっていましたし。
でも今日はちょっとトイレに通う回数が増えてしまったけど。
管楽器のメンバーは本当に辛そうです、でも皆頑張って良い演奏をしています。
涙物です。

今日の本番はチェジュ島のチェジュ文化センターのホール、建物自体は古いのですが所々リニューアルしてあって変に綺麗な所と汚い所が同居している不思議なホール。
楽屋が壁や天井を塗料で塗り直したようでテカテカに光っていたのですがこの塗料の匂いが強烈、とても中に居られた物ではありませんでした。仕方がないので窓を開け放して匂いを籠らせないようにしていましたが、いくら南国チェジュとは言え11月も中旬になればそれなりの寒さになってきます。暖房をつければこれまたもの凄い悪臭が吹き出すしまつ。見れば煙突のパイプが途中で外れていて燃焼臭が室内に吹き出していたんです。
まあそんなこんなで大変な目にあいつつも演奏会は大成功、釜山よりも盛り上がって凄かった。
アンコールの前にマエストロが何かスピーチをしているんですが韓国語なのでまるで判らない、でも大受けなんですよ。
一体なんて言っているんだろ?

写真はホールのゲートの両脇に佇む石像、チェジュのあちらこちらで見る事が出来る像です。

踊る大指揮者!

2005-11-09 01:32:45 | Weblog
先程までチェジュ島でも有名な魚料理のお店でマエストロ主催の大宴会が盛大に開かれておりました。

海辺に建つ「秘境亭」というレストランで刺身や焼き魚などなど美味を堪能しつつもの凄い盛り上がりで面白かった!
お刺身もこちらではサンチュにくるんで色々な調味料を付けて食べるんですね、お店のお姉さん達に教えてもらいながらあれこれと食べて飲んでと幸せな一時を過ごしました。

マエストロもご機嫌で一気のみを連発、メンバーに片っ端からお酒を注いで回り乾杯の連続。すっかり酔っぱらってただのグダグダなおやじになってしまいました。もうこうなったら止まりません、マエストロ先頭に羽目を外してやりたい放題。写真は焼酎の瓶を片手にメンバーとダンスをするマエストロ!

昼下がりのチェジュ

2005-11-08 17:10:01 | オーケストラ
今はチェジュ島のホテルで寛いでいる所です。

昨日の釜山の演奏会はそれはそれは盛り上がり大成功、チョンさんも昔は釜山に居た事があるそうで懐かしいと言っていました。
また釜山出身のヨンジン君もきちっと凱旋公演を成功させてくれて良かった良かった。
と、それだけ見れば言う事無しの演奏旅行なのですがオケでは体調を崩すメンバーが続出していて大変な事になっています。主に女性メンバーが目立ってますがお腹の具合がみんな悪くて苦しそうです。
うちのカミさんもお腹を壊すと同時に熱も出て来てぐったりしています。
その他のメンバーもみんな何処かしら傷んでいるようです、私も実はお腹の具合が変。
色々と憶測は飛び交っていますが上海のホテルの朝食の生野菜ではないかと言う人も。
そういえばあのレタスは危なそうだったなあ、食べてしまってはもう遅いのですけれど。

それに加えてチョンさんも持病の腰痛が悪化、昨日は死ぬ程嫌いな注射を6本も打って何とか本番を迎える事が出来ました。
歩くのが辛そうです、あの痛みは判るだけに尚更です。
なんだか満身創痍といった状態になってきました、みんな最後まで大丈夫なんだろうか。

さて今日は朝に釜山を出発してここチェジュ島(済州島)にやってきました。
実にのんびりとしたのどかな島です、今まで居た釜山とは大違い。
というのも釜山ではこれからAPECが開かれる為に厳戒態勢が敷かれているんです。
交差点には警官が立ちパトカーが走り回り空港に入るのにもボディチェックが、手荷物検査も厳しかった。
一度預けたスーツケースも検査で引っかかるとお呼出しがかかり再チェックという具合。

今日はこれからチョンさんのご招待によるパーティーがあるんです。
オケ全員をチョンさんが招待して下さっての大宴会、2年前には釜山でやはりパーティーが。
さーてお腹の具合は今一ですが楽しんで来ようっと。

プサンの休日

2005-11-07 01:08:27 | Weblog
今日は仕事が無い一日、空いてしまったのには理由があります。
昨日我々は上海から釜山に入って来たのですがそれも直行便ではなくて上海からまずはソウルのインチョンまで飛行機で、バスでキンポ空港まで移動した後に国内線で釜山までと乗り継いで来たのです。
一日でバス・飛行機・バス・飛行機・バスと乗り継ぎ都合11時間掛けて移動してきたので正直クタクタでした。
距離だけ見ると直ぐ近くなんですが釜山って割と不便なのかも、2年前のシンガポール~釜山の移動は成田乗り換えでしたからねえ。それに比べれば昨日はまだ良かったかも。
ですがそうして昨日着いたのはバイオリン・ビオラ・チェロのメンバーとスタッフのみ。残りのメンバーは昨日の午後に上海を発ちインチョンまで移動して一泊、今日の午後に釜山に入ってきたので先乗り組はお休みに。

今日はのんびりと起き出して昼過ぎにホテルを出、地下鉄を乗り継いで港の近くの国際市場に行ってきました。細かい店がいっぱいいっぱい連なって路地を埋め尽くしている様は凄いエネルギーを感じます。ソウルの南大門市場の道幅をもっと狭くした感じかな。
そこでお店の売り子さんとお客さんとが入り乱れての買い物です。なかなか迫力ありますよ。
それからちょっと戻って「西面」にあるロッテデパートに、閉店近くの時間に行ったのであまり落ち着いてお店を見て回れなかったのが残念。しかし閉店間際になったらデパ地下の食品売り場で投げ売りが始まって凄かった。地下街への出口にワゴンを出してとにかく今日売らなければいけないものを各売り場の代表が叩き売るのです。日本のデパートでは絶対にお目にかかれない光景、どちらかと言えば市場の雰囲気に近かった。
我々もそこに入り込んでケーキをゲット、ケーキ類もどんどん叩き売りしてました。
面白かったなあ。

さて明日からは韓国公演が始まります、まずはここ釜山から。
東フィルには今年釜山出身のファゴット奏者が入団、明日は彼「チェ・ヨンジン」君(東フィルのヨン様!?)の里帰り演奏会となります。
もうおとといから落ち着かなくてソワソワしていた彼、アガってしまわないように!

釜山港へ

2005-11-06 00:58:50 | Weblog
今日は一日掛けて上海から釜山への移動、細かく乗り継いで都合11時間かけて辿り着きました。

釜山はちょうど半年ぶりになります、いつもの海辺のホテルにチェックインしました。
やっとネットに繋げるようになって喜んで更新をしていたら書き込みを送信する時になってエラーになり全てが消えてしまいました。エラーといってもホテルのネット接続のログイン画面に切り替わってしまって記事が消えてしまうのです。

昨日までは携帯からのメールで送信していたんです、ここ釜山はまるで携帯が使えないのでパソコンが命綱なのですがこれも書き込めないとなると悲しいぞ。既に3回も消えてしまっているので果たしてこれも書き込めるか不明。
とにかくここで書き込めないとなると他の手段を考えるか全く更新しないか、どうなるのかなあ?

結局は

2005-11-04 23:22:16 | Weblog
上海の二回目が終わりました。

昨日程では無いにしろやはりお客さんの質と言う事を考えてしまいました。
我々はいつも当然ながら日本の聴衆の前で演奏している訳ですがそれがどれほど幸福な事なのか改めて実感しています。
ここの聴衆はまだまだこれからなのでしょう、数も増やさないといけないし質も。地元の音楽家達の奮闘を期待するしかありません。

今日は雨がふっている上海ですが昼間はとても暖かくTシャツ一枚で歩いていても汗ばんでくるくらいの気候です。
空気と水が合わないのかちょっと元気が出ません、体調を崩している訳では無いのですが。
明日は上海を立ち釜山まで移動しますが丸一日かけての移動となります。何度も訪れた街なので一息つけそうです。

この国は

2005-11-04 15:28:24 | Weblog
昨日は上海の一回目の演奏会、出来をうんぬんする以前の問題ばかりで考え込んでしまいました。

上海という都市は経済の発展も目覚ましく活気に満ち溢れています。でもその一方で街は無秩序と混沌に支配されていて、人と自転車と車の渦に飲み込まれてしまってます。
止む事の無いクラクションと叫び声、排気ガスで霞む街の姿。絶えず工事が行われ変貌し続ける上海の街。それに人の精神的発展が追い付いていないように思えて来ます。

上海音楽祭という大規模なイベントを開く経済力はあっても聴きに来る人達はマナーも知らずモラルも無い。悪口になりますのであまり書きませんが昨日の演奏会のお客さんを見ているとこの国はまだまだだなと思えてなりません。前回来た時はこうでは無かった気もするんですが、いったいどうなっているんだろう。

来るのが早過ぎたのでしょうか、我々の後にはベルリンフィルもやって来ますがやはり同じなんだろうか。

今日は曲も変わっての演奏会ですがまた昨日みたいな事になるんだろうか、参っちゃうな。

先が思いやられます

2005-11-03 00:47:31 | Weblog
上海の空港に到着してみれば居るはずの現地の担当者がいない、我々は別扱いで入国出来るはずが全然ダメ。仕方が無く一般のお客さんと一緒にパスポートコントールを抜ける事に。
しかし検疫ゲートの前からパスポートコントールまでは身動きが出来ないほどの人の山、各国の人々が入り乱れての大混乱だったのです。
私は地元の人々を見習って人を掻き分け掻き分け列の短い所にたどり着き何とか早く抜ける事に成功しました。と言っても結局一時間以上かかりました、しかし後ろに居たメンバーはそれから更に一時間以上かかって通過です。最初からこれですからこれから何が起きるのか不安にもなります。

などと文句は言ってみても夕食に美味しい上海ガニを食べた途端に全ては吹き飛んでしまいました。
念願の蟹は本当に美味しかった!
これで明日からの本番も大丈夫でしょう、元気もりもりです!

中国の洗礼

2005-11-02 19:06:04 | Weblog
いきなりの中国からの手痛い一発、飛行機が着陸してから2時間以上経ちますが未だパスポートコントールから出られないメンバーが多数。
強烈な歓迎を受けてます。
この先どうなる事やら。
ため息が出て来ました。

出発待ち

2005-11-02 13:23:18 | Weblog
成田空港で出発を待ってます。

今日は湾岸が大渋滞で時間が恐ろしくかかってしまい遅刻するかと思いましたがぎりぎりセーフ。何とかたどり着きました。
やれやれと安心しつつゲートの前で待っています。
さてどんな演奏旅行になりますか、期待と不安が半々です。

では次は上海から!

旅支度、いつもの事ながら。

2005-11-02 01:03:21 | Weblog
明日から12泊13日のツアーです。

上海を皮切りに釜山、済州島、ソウルと移動しながら本番を7回やってきます。先月はソウルに10日間でしたから割と楽な日程でしたが今回は移動が細々と有るのでちょっと大変。
上海から釜山までの移動も直行便が無いのでインチョンまで行きバスで金浦に移動してから釜山に入ります。済州島までも飛行機移動、ソウルまでも飛行機といった具合で飛行機の移動が多くその度にスーツケースを運び楽器を持ち込みと力仕事が続きます。
まあヨーロッパやアメリカツアーと違って時間的には短い移動ばかりですから時差も無いので体は楽なんです。
気候もそんなに違わないし。

ですが先月のソウルの時から一ヶ月が過ぎ大分寒くなって来ていますから荷物の量が増えてしまって重くてしょうがありません。夏の旅行はTシャツやポロシャツだけ持って行けば良いので軽くて助かりますが、この季節になるとシャツも長袖にジャケットもいるしもう一枚何か上に着る者をとどんどんかさ張ってしまいます。
その為にも大きいスーツケースを買ったのですがちょっと大き過ぎたようです。
これでもかと荷物を詰め込んでも半分はガラガラ、ジャケットとドライヤーだけが寂しく入っている状態。
それだけお土産用のスペースが有るのですがそんなに買わないよなあ。
カミさんは石鹸を大量に買ってきたいと言っています、いったい何ダース入っちゃうのかな?
帰りはとてつも無く重い荷物になりそうです、筋肉痛にならなきゃいいな。
などと思いつつ支度もだいたい終了です。疲れた。

パソコンも持って行きますのでブログも何とか更新出来そうです。
写真も時間が有れば「にのじ@旅の空」の方にアップしようかと思っています。
さてさて今度はどんなツアーになるのやら?

天に向かう音

2005-11-01 00:26:11 | オーケストラ
TOC定期の本番、曲はブラームスのドッペル協奏曲と交響曲第1番。

今日は協奏曲はお休みしました、今回はツアーを含めて11回の本番があり必ず協奏曲が演奏されるのですが弦楽器の編成は1プルト減るのです。普通の演奏会では一番後ろのプルトが休みとなるのですが11回も本番が有る場合はメンバーが順番に休みを取って行くのです。くじびきなどで順番を決めるのですが私はラッキーな事に2回休みが有ります。今日とチェジュ島の2回コンチェルトが休みなのです。疲れた体には丁度良い休養となりました。

さて力を貯えての交響曲第1番、極々自然に曲の中に入って行けて弾いていて楽しい事この上無いのです。2楽章はちょっと運びがスムーズに行かない部分も有りましたがでも懐の深い音を出せたかなと思います。4楽章が今日は1番の出来だったかなと、テンポも自然に自由に動いて音色も様々な場面に応じて自由に変化していて。特に最後に向かってのクライマックスの作りが凄かった!マエストロしか出来ない音楽ですね。
ハ長調という調性は私には天国の音に聞えるのです、澄み切っていて落ち着いて尚且つどっしりとした偉大な建造物のようで。最後のハ長調の和音に向かって行きながらオーケストラの音がホールの屋根を通り抜けて空に向かって解き放たれて行くように感じられました。
なかなか経験出来ない瞬間がありました。チョンさんと音楽をやっているとこう言う瞬間にめぐり合う事が出来ます。
マエストロと音楽を出来て本当に良かったと思う本番でした。

さてこれでまず国内の3回が終了、次は11月3日の上海音楽祭の本番となります。新しく出来たホールだそうでいったいどんな音がするのか楽しみであります。前回の上海では古びた映画館を改造したホールで演奏したのです、今思い出してもとんでもない所で良くも演奏したものです。街は新しさと古さが同居していて面白く、でも道ではのべつ車のクラクションが鳴り続けてもの凄くうるさくてびっくりしました。
エネルギッシュで凄い街です、「東京愛楽楽団」は上海に!