にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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残るもの

2009-06-05 00:46:15 | オーケストラ
今日は現代音楽の音楽会。
2曲は若い作曲家の応募作で2曲は大御所の曲。

大御所2人の曲はどちらも再演を重ねられてきた曲です。
やはりどこかが違うのでしょうね、再演を重ねるような曲は。
黛先生の「曼荼羅交響曲」は書かれてからかれこれ半世紀になろうかという曲。
こうなるともう現代音楽とは呼びづらい感じもしますね。
ある意味で古典とも呼べるのでは。
判りやすさという点が魅力でもあると思うのですが。
またもう一人の湯浅さんの曲は不思議なエネルギーが満ちた曲。
こちらは21世紀になってからの曲ではありますが奇をてらわない正攻法の音楽。
このお二人は同い年なんですね。
方向性は違うけれどやはり格が違います。

若い二人の曲。
こちらも特殊な奏法などは使わず、リズムとテンポがはっきりしたどちらかと言えば古典的なアプローチ。
先日の武満作曲賞の時の先鋭的な音の洪水とは随分と違います。
果たしてこの曲が再演されていくのか、どうなんでしょう。
先日の曲たちもこれから再び日の目を見るのだろうか。
そんな事をいつも考えます。
生み出されたばかりの音楽たち、その出生に立ち会うわけですが。
その成長を見ることはほとんど無いからです。

さて今日の写真は昼間の「クアウテモック」の姿。
お天気が良くないのが残念ではありますが、スマートな船体ですね。


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