にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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最終兵器

2006-11-25 23:54:47 | オーケストラ
写真は「静岡精機」製造の暖房器具「VAL6 YDK」です。
強弱2段切り替え、強で36kwの出力。熱量は32600kcal/h。
自動左右首振り、毎分5立方メートルの熱風を吐出。
主な用途は体育館など。

今日の練習は、定期の練習だったのですがこの「YDK」が大活躍。
もっとも68dbの騒音を起てるので練習中は停止していましたが。
今日は都内は北区の某私立高校の体育館で練習したのです。
今朝はこの冬一番の冷え込みだったようで体育館もぎんぎんに冷えたビールのような状態。
当然このヒーターは稼働していましたが練習中は止めますのでしんしんと寒さは募ってまいります。
貼付け式のカイロは用意していましたが両手は出していないと楽器は弾けません。
みんなが座っている椅子もスティールのパイプに木の座面、冷たい事といったらもう・・・・。
そんな過酷な条件ではありましたがなんとか練習はやりました。

しかし体は冷えきって、手も心も冷え冷え。
練習が終わって外へ出て歩き出してやっと体に温度と言うものが蘇ってきました。
厳しい練習でした。

学生時代に色々な大学オケにエキストラとして参加させていただきました。
それぞれのオケの練習場も過酷な所がありました。
我が明治学院もその頃はチャペルで練習していましたが冬でも暖房は入れてもらえませんでした。
冬の演奏会の練習は本番が近づけば近づく程に寒くなり厳しさを増していったものです。
同じような条件で練習していた明治大学のオケ、お茶の水のあの伝統ある記念講堂もなかなかのものでしたね。
今はもう無くなってしまったあの建物、コントラバスは客席通路で弾いていましたっけ。
それと旧都立大学のオケが練習に使っていた講堂も。
今は目黒パーシモンホールが建っているあたりにちょうどありました。
冬の演奏会に呼ばれて行った「新世界」の練習の寒さは今でもよく覚えています。
チェロのトップの女性が鼻をすすりながら演奏していたのが印象的で。

若い頃はそんな場所で練習していたのです、平気な顔でと言う訳にはいきませんでしたが若さが可能にしてくれていたのでしょう。
今となってはもう駄目です。
年をとりましたねえ、まったく。

ピンチヒッターは突然に

2006-11-25 00:55:25 | オーケストラ
昨日と今日は連休のはずでした。
この2日間だけは何の予定も入れずのんびりと過ごす予定でしたので何も考えず行き当たりばったりに日を送ろうとしていました。
昨日は取りあえず10時頃に起き出して、それからシャワーを浴びてどこかに出かけようかと。
そんな思いつきでシャワーを浴びていた時、電話が掛かって来たのです。
エキストラさんが一人身内のご不幸で出演出来なくなったので代わりに出てくれないかとの電話。
昨日は和光市での本番でした、一瞬これからすぐに和光まで来いと言われるのかと思いましたがどう考えてもゲネプロには間に合わない。
聞けば今日のNHKの録画に出てくれという依頼でした。

今日の仕事はお正月用の番組の録画、オペラ界の若手実力派4人の歌で日本の季節を歌った歌ばかりを9曲撮りました。
リハーサルには出ていませんでしたが曲がよく知っているものばかりでしたので助かりました。
9曲を撮ったわけですが1曲毎にセットの転換や衣装替えなどがあり長時間にわたる録画でした。
7時間半と少し、これだけ時間はかかりましたが実際に演奏していた時間はトータルで1時間半くらいではないかな。
まあ待つのも仕事のうちと言われていますのでこれも仕方がないかも。

昨日依頼の電話を受けたときはシャワーの最中、ちょうど頭を洗っていた時で受話器も泡だらけ。
今日仕事場に着いたらみんながシャワー中に電話を受けていた事を知っていてびっくりです。
なんだかとっても恥ずかしかったのです、おじさんですけどね。