星に由来する名前を持った3曲を演奏した今日の演奏会、急遽代演を引き受けて下さった高関さんの奮闘もありとても素敵な演奏会になりました。
1曲目の「カシオペア」ではソロの加藤さんがすばらしい演奏を見せてくれました。
小さな体を全部使って音楽を全て表現するパワーには圧倒されました、それに特殊な打楽器の面白さ。
サラダボウルやドラム缶まで楽器として使って迫力満点。
打楽器奏者のパフォーマンスって見事ですよねえ、ある意味反則技かもしれませんが楽器から楽器へ飛び回り叩き擦り蹴りと暴れる姿は見ていて楽しいもの。
2曲目は「アステリズム」、最後の方に有名な長く巨大なクレッシェンドがあるのですが弾いていて恐ろしい迄の巨大な音量になっていて恐かったですよ。
それに耳と頭が痺れてしまい次の音を弾いていても自分で出している音がはたして正しかったのどうかしばらく解りませんでした。
ここまでの2曲は35年以上前の曲、宇宙という物のエネルギーの躍動を輝くばかりに表現したような曲です。
最後は「ジェモー」、双子というこの曲は二人の指揮者と二人のソリスト、それと二組のオーケストラが対話したり協力したり対立しつつ宇宙の恒常性を音にしてゆく。
「カシオペア」と同じく実演に触れてこそその魅力の全貌が解る曲です。
オケが二つ必要とされるこの曲はなかなか演奏される機会も無いと思われます、しかし私は何とも幸運な事に2回目の演奏となりました。
一回目はちょうど20年前の初演の時です、サントリーホールで尾高忠明指揮東フィルと井上道義指揮新日フィルという組み合わせ。
もちろん武満さんもお元気で初演に立ち会っておられました。
あまり演奏に対して細かい注文をなさらない方でしたね、もっとも作品自体がすばらしく書けていましたから我々は書かれた通りに普通に演奏するだけで作曲者の思い通りの音が出ていたのかもしれません。
この美しい曲を初演させていただいた幸せも忘れられませんが、こうして20年後に再びこの曲に出会えた幸せを噛み締めつつ演奏しました。
いつもは簡単にオペラシティコンサートホールなどと書いていますが正しくはその後に「タケミツ・メモリアル」と続きます。
出来た時に監督になっていただく予定だったこのホール、しかしホールがオープンした時には既に亡くなっておられた。
そのホールで武満さんの作品を演奏する、その事に深い感慨を覚えながらの演奏会でした。
1曲目の「カシオペア」ではソロの加藤さんがすばらしい演奏を見せてくれました。
小さな体を全部使って音楽を全て表現するパワーには圧倒されました、それに特殊な打楽器の面白さ。
サラダボウルやドラム缶まで楽器として使って迫力満点。
打楽器奏者のパフォーマンスって見事ですよねえ、ある意味反則技かもしれませんが楽器から楽器へ飛び回り叩き擦り蹴りと暴れる姿は見ていて楽しいもの。
2曲目は「アステリズム」、最後の方に有名な長く巨大なクレッシェンドがあるのですが弾いていて恐ろしい迄の巨大な音量になっていて恐かったですよ。
それに耳と頭が痺れてしまい次の音を弾いていても自分で出している音がはたして正しかったのどうかしばらく解りませんでした。
ここまでの2曲は35年以上前の曲、宇宙という物のエネルギーの躍動を輝くばかりに表現したような曲です。
最後は「ジェモー」、双子というこの曲は二人の指揮者と二人のソリスト、それと二組のオーケストラが対話したり協力したり対立しつつ宇宙の恒常性を音にしてゆく。
「カシオペア」と同じく実演に触れてこそその魅力の全貌が解る曲です。
オケが二つ必要とされるこの曲はなかなか演奏される機会も無いと思われます、しかし私は何とも幸運な事に2回目の演奏となりました。
一回目はちょうど20年前の初演の時です、サントリーホールで尾高忠明指揮東フィルと井上道義指揮新日フィルという組み合わせ。
もちろん武満さんもお元気で初演に立ち会っておられました。
あまり演奏に対して細かい注文をなさらない方でしたね、もっとも作品自体がすばらしく書けていましたから我々は書かれた通りに普通に演奏するだけで作曲者の思い通りの音が出ていたのかもしれません。
この美しい曲を初演させていただいた幸せも忘れられませんが、こうして20年後に再びこの曲に出会えた幸せを噛み締めつつ演奏しました。
いつもは簡単にオペラシティコンサートホールなどと書いていますが正しくはその後に「タケミツ・メモリアル」と続きます。
出来た時に監督になっていただく予定だったこのホール、しかしホールがオープンした時には既に亡くなっておられた。
そのホールで武満さんの作品を演奏する、その事に深い感慨を覚えながらの演奏会でした。