にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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へこみ、へこむ。

2006-05-16 23:20:24 | Weblog
今日はいきなり大事件、初台に着いていつもの駐車場に車を停めようと。
ところが空いていたのは一番隅の停めにくい、そして普通に停めるとドアが開かない魔の場所。
いつもならあきらめて他の駐車場に行くのですが今日は試しに逆向きで停めてみようと思ったのがいけなかった。
車をねじ込もうとした途端に助手席のドアの下からバリバリと大きな音が!
柵があるんです、そこには!
ドアが開かなくなる微妙な位置にあるのですがそこにこすってしまったのです!
ああ、何という事。
哀れドアの下のボディがべこっとへこんでしまいました。

のっけからこんな事件が、ですから今日一日気持ちがへこんでしまってもう駄目です!
練習していても何だか集中できずポカばかり、隣のおねえさんに大迷惑をおかけしてしまいました。
直るでしょうが痛い出費、今は弓も一本入院中。
どちらも出費がかさんで、どうしましょう!?

北欧の風

2006-05-16 00:23:27 | オーケストラ
今日から定期の練習となりました。
今回のメインはシベリウスの2番、考えてみたら久しくこの曲を演奏していませんでした。

私が東フィルに入った頃、常任指揮者だった尾高さんがこの曲を得意としていてずいぶんと演奏したのを思い出します。
1989年のヨーロッパツアーではこの曲も何度か演奏したのです。
今でもしっかりと尾高さんの音楽が私の体の中に残っています、ある意味貴重な財産なのですが時々それが邪魔になる事も。
違うアプローチでこの曲を演奏しようとするとどこか違和感が感じられてしまう。
私も含めたベテランの皆さんは一様に感じているようです。
これは他の曲でも言える事、ショスタコの5番やドボ8に悲愴などなど。
若い頃にいっぱい演奏した曲は思いでも深いですねえ。

シベリウスの2番といえば忘れられないのが山田一雄先生との演奏です。
アンサンブルがどうのとか細かい事はオケにまかせてひたすら豪快に且つ繊細にこの曲を作っていくのです。
面白かったですよ、なんとも言えぬ輝きと躍動感に満ちたシベリウスでした。
山田先生と最後に演奏したのもこの曲、もう一度あんな音楽をやってみたいな。

さて今日の指揮者はノルウェー出身の若手、レンメライトさん。
長身の若々しい姿から清々しい音楽を作り出します、かといって細かいばかりでなくその長い腕でグイっとオケを引っ張ってスケールの大きな音楽も。
オケからは澄んだ綺麗な音が出てきます、これが北欧の風の音なのかな。