横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Map とマップと地図

2005年10月28日 07時50分48秒 | 地理情報関連
最近英文を訳す際に悩んでしまうことが多い。

mapという単語を、「地図」と訳すと、どうもしっくり来ない。
mappingという単語の場合、「地図化」ではおかしいので、やっぱり「マッピング」がしっくりする。Web mappingは「Webマッピング」となる。ただ、thematic mappingは「主題図作成」、topological mapは「地形図」とという言い方が定着している。

interactive mapは「対話的地図」と訳したら??なので「インタラクティブマップ」のままの方がイメージしやすい。mapping hackはまんま「マッピングハック」だし、ああどうしよう!

ふと思い出したのは、前職で本社の製品パンフレットやWebサイトを日本語に訳した際に、同じ悩みになって、結局「マップ」を主にしたらすっきりした。なぜかというと、英語のmapという単語には、2次元的な視覚化などのような、日本語の「地図」を超えるもう少し幅広い意味があるからだ。日本では「地図」に対する固定観念が結構あって、表現の発想の多様さが、アメリカに比べると少ない。アメリカの方が沢山のアプローチを許容する。それも「地図」と「マップ」とは守備範囲が異なっているということをベースにすればなるほどと理解できる。