横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

OSGeo財団 @ Where2.0

2006年05月31日 22時38分17秒 | OSGeo/FOSS4G
6月13~15日にサンノゼで開催されるWhere2.0で、OSGeo財団がスピーチを行ったり、ブースを構えて展示をする。私も会期中はかなりの頻度でブース周辺にいようと思っている。
そのWikiページが用意されている。さらに、13日の晩にはBOFもスケジュールされているので、「日本から参加の方は、ぜひお越しください」。

OSGeoの地域支部Wiki

2006年05月30日 23時45分56秒 | OSGeo/FOSS4G
OSGeo財団のWikiに、このほど地域支部(local chapter)のページが用意された。既に、日本が設立を準備していることは役員会でも認知されており、その他、ブラジル、ドイツ、イタリア、ポーランドが準備を進めている。ブラジルは、MapServerが盛んで、ドイツはオープンソースGISそのものが盛ん、イタリア、ポーランドはGRASSなどのデスクトップツールが盛んというような、それぞれのお国柄がある。従って、本部からの強い統制をするのではなくて、OSGeo財団の使命を守りながら、地域の実情にあった運営がなされる予定である。

今後、このWikiが日本支部の動向を公式に伝えるものになっていく予定だ。また、OSGeo財団のメインサイトの中にも、地域支部のページが用意された。さらに、最近はOSGeo財団のメーリングリストでも良く話題になっているので、興味のある方は是非購読、参加していただきたい。

片道3時間

2006年05月30日 00時44分16秒 | ビジネスetc
もうこれは国内出張と呼んで良いと思うが、最近週に1~2回横浜の南はずれからつくばまで通っている。ドアツードアで片道3時間弱。自宅から方角にして北北東、合計110キロほどの移動である。

いくつかエポックメーキングなことといえば、
・横浜、東京、埼玉、千葉、茨城の何と5都県を通ってしまう
・横浜では晴天でもつくばではにわか雨なんてことがしょっちゅう
・気温がつくばでは横浜よりも5度も低いことがある
・利根川を渡ると平坦な地形でありながら自然林が残っている
・時速130キロで走るつくばエクスプレスは実に快適だ(旅情が無いが)
・帰りの京浜東北線の秋葉原駅ホームの正面に立つ物欲の殿堂(=Y橋カメラ)!
・往復の交通費だけで7000円近くかかる orz

もともと電車で移動することはあまり苦にならないが、これだけの時間は立つことはしんどすぎるし、座っていてもエコノミー症候群になりかねないほど足腰が十分に痛くなる。長距離移動者にはせめてマイレージサービスくらい欲しいと思う。

日刊工業新聞の記事の不思議

2006年05月28日 18時04分19秒 | ビジネスetc
5月26日の日刊工業新聞に会社の記事が載っていると、取引先に教えていただいた。日刊工業新聞は購読していない(正確にはどの新聞も購読していない)し、あいにく外出中でもあったため、記事の概要を教えていただいた。だが、どうも何のことを書いた記事なのかがよくわからない。確かに会社名はウチだ。

実際の記事を入手したら、「ウェブ活用し地図情報共有」というタイトルで、「地図をウェブで閲覧できるソフトを開発した」と書いてある。そして半年後をめどに製品化とも ???何のことかな??? 責任者も知らないことだけど...

MapServerのことならば2004年4月から販売しているし、「最短経路を検索することもできる」PostLBSは確かに製品化するが、半年後とは誰も言っていないはず。いったい情報源は何なんだろう。取材は受けていないはずだ。

それはさておき、会社の記事がこの手の新聞に出たことは今まで無かったような気がする。”メジャーデビュー”か、ならば、まぁいいか...って思わないでもない(冗談)。とても小さな記事なのだが、これだけピントがはずれたことを書かれるのは迷惑な気もする。まぁ、専門外の人にとっては、地図会社も、測量会社も、GISベンダも、マッピングサービスプロバイダも同じものに見えるだろうから仕方ないかもしれない。

引越決行

2006年05月24日 22時56分23秒 | ビジネスetc
今日はオフィスの引越があった。執務スペースに限れば従来の倍で、これでようやく手狭な状態が緩和された。

今日の引越に大活躍したのは外人部隊、とくにドイツ・ロシアペアである。朝8時前から出社し、持ち前の体格と怪力を駆使して家具を運ぶだけでなく、新しく届いた家具を器用に組み立てる。しかも、梱包廃材をリサイクルルールに則って片付けてくれる。もちろんエンジニアなのでネットワーク配線も完璧。おじさんは身の回りのものだけを整理すればよいので、引越の規模に比べてこんな楽な引越は初めてである。結局午後8時過ぎまでの大活躍、実にすばらしかった。

さて、今日はもう一つ嬉しいことがある。待望の新スタッフが加わったことだ。最初の日が引越、、というのも何だが、何事も型にはまらず、フレキシブルに行こうという社風なので、こんな感じに。

引越の慰労と新スタッフ歓迎をかねて中華街の馴染みのレストランでランチパーティ。ついでに、実母の70歳の誕生日でもあり、めでたくハッピーな一日であった。

ローザンヌの前にサンノゼ

2006年05月23日 07時59分35秒 | OSGeo/FOSS4G
9月の話を書いてから6月の話になるが、13~15日にサンノゼでWhere2.0というカンファレンスが開催される。今はやりのマッシュアップ系のマッピングサービスを巡る動向がわかる。

昨年はサンフランシスコで開催されたのだが、スケジューリングがうまくいかず、とても残念な思いをしたので、今年こそはと思っている。

で、GoogleだのYahoo!だのMicrosoftだのはよく知られているが、私がいるオープンソース系の動きも目が離せない。いつのまにかOSGeo財団がブースを構え、あちこちで話すことになっているようだ。それを知ったのも、日曜日にDM Solutions GroupのDaveからメールが届き「お前もサンノゼに行くことをOSGeoで聞いたよ。僕もOSGeo財団の用事でそこに行くから是非そこで合わないか?」と書いてあったからだ。OSGeo財団のWikiを見に行ったら、あるある、ぞろぞろ面々が参加するようだ。カンファレンス前日の12日はSan Rafael(Autodesk本社を借りて)でミーティングまで予定されているそうで、「来ない?」といわれたが、もう航空券は手配済みなので無理っぽい。どうにもこの世界、技術面だけでなく、こういう動きもとても速くてワッチしているのが間に合わない。

ちなみにDaveの会社では近々新しいサービスを発表するとのことで、楽しみである。またPostLBSについて「どうなってる~?」とあったので、できたてのデモサイトを伝えた。

ということで、”ぼちぼち”の前に”まずは”Where2.0の準備をしないと...


ぼちぼちローザンヌのことを

2006年05月21日 23時49分45秒 | OSGeo/FOSS4G

今年9月12日から15日までの4日間、FOSS4G2006がスイスのローザンヌで開催される。一昨年(2004年)にタイのバンコクで行われたGRASSユーザーカンファレンスの発展版でもあり、OSGeo財団が結成されてから最初のビッグイベントでもある。

前回2004年のバンコクでのカンファレンスは、タイのチュラロンコーン大学で開催され、大阪市立大学のベンカテッシュラガワン先生、升本眞二先生ら日本側の手厚いサポートにより、盛大に行われた。実はその時、私はDMSolutions GroupのDaveやJeffと知り合った。(彼らはAmazing Thailand!と何度も感心していたが...余談)

日本では前回の2004年には考えられなかったほどオープンソースGISが普及したこともあり、一人でも多くの参加者が集まればと思っている。6月30日までが、今度のカンファレンスの早期申し込み割引の適用対象となる。4000円少々だが安くなる。関心があるけどまだ行く決意までしていない人は、6月いっぱいには決めておいた方が良さそうである。私ももちろん行くつもり。皆さんも是非!


OSGeo日本支部設立準備会報告

2006年05月21日 13時18分32秒 | OSGeo/FOSS4G

オープンソース地理空間テクノロジーを支援する非営利法人であるOSGeo財団の日本支部を作ろうという動きがいよいよ具体化する。

OSGeo財団は、米国オートデスク社が新版のMapGuideをオープンソースソフトウェアとして公開するに当たっての受け皿となる組織を模索したことがきっかけになり、その後の試行錯誤の結果、MapServerGRASSなどの主要プロジェクトが合流して現在の形態となっている。

こ の日本支部については、2月の段階でメーリングリストのディスカッションで好意的なコメントを得て、私を含め4名の発起人を集めたのだが、当時は OSGeo財団のガバナンスモデルも未完成で結果として延び延びになっていた。最近になってその発起人である大阪市立大学のベンカテッシュラガワン先生 (OSGeo財団のBoard of director)、同じく升本眞二先生、オートデスク株式会社の野田和徳氏、そして私の間で活動を開始し始めた。

まず、国内向けであるが、先週火曜日(16日)にオートデスク株式会社が開催する記者説明会において、日本国内におけるMapGuide Open Sourceの支援を本社ISD部門の副社長のChris氏がコミットし、あわせてMapGuideだけに留まらず、OSGeo財団日本支部の支援も表明した。

私もその説明会のあと、Chris氏本人、そしてシンガポールから来たアジア太平洋本社のDirectorのRoger氏らといろいろ情報交換を行ったが、一連のオートデスクのオープンソースコミュニティに対するコミットメントが組織を通じて本気であることが確認できた。

次に、本部向けであるが、日本時間の先週金曜日の深夜(というか午前様)に開催されたOSGeo財団のBoard meetingにおいて、ベンカテッシュラガワン先生から
・16日の記者説明会の報告
・世界最初となる”地域支部”の役割、任務、権限等の明確化の必要性
・9月を目処に組織を立ち上げる意向である旨
等々を報告し、議論を行った。

それにあわせ、日本以外のアジア地域におけるOSGeo財団のプレゼンスを高めるためのアクティビティについても議論が行われた。

日 本を除くアジア地域においては、学術研究レベルでのオープンソースGISツールの活用は認知されつつあるが、民生レベルにおいてはまだまだである。経済的 に圧倒的に恵まれている日本は、単に自らの国における活動に留まらず、アジア地域全体における支援活動をするべき責任がある。私のように民間企業を経営し ている日常からは、どうしても国内の顧客動向だけが頭の中を占有してしまうが、学術分野に軸足のあるラガワン先生と升本先生のフォーカスはいつも広く、ス パンは長い。お会いして以来、両氏からはいつもインスパイアされている。

OSGeo財団日本支部は、ともすれば欧米一辺倒になりがちなオープンソースコミュニティにおける、アジアのハブとしての機能を持たせるようにしたい。


出版記念パーティ

2006年05月21日 01時41分03秒 | OSGeo/FOSS4G
入門Webマッピング」の出版を機会に、皆で集まる会を開こうという話になってきている。格好良く言えば”出版記念パーティ”であるが、実際のところはそんな派手で形式張ったものではない。

昨年夏にオープンソースGISや位置情報系に興味のあるメンバーで、とてもカジュアルなミーティングを横浜で開いたのだが、そんな感じのもう少し大きなものというイメージだ。

私が面識のある方々だけではなく、日頃お顔をあわせないけれども興味を持っている人たちもたくさんいると思うので、そういう方との出会いをしたい。

時期としては6月のどこかで、場所は横浜あたりで、一応会費制で、位しか今はイメージできていないので、詳細はこれから。会の企画の進捗状況はここで報告していこうと思う。

Googleの力は偉大

2006年05月19日 07時47分56秒 | 地理情報関連
水曜日から会社のWebサイトをリニューアルした。
ページの構成をシンプルにしたり、コンテンツを新しくしたりなど、およそ2年ぶりの大改訂である。

その結果、アクセス数の変化が発生している。
具体的にはMapServerのトップページへのアクセスが急減(3分の1くらいに)落ちてしまったのである。今までは、会社トップページと同じくらいの来訪者があったのだが。ちなみに、会社トップページへのアクセス数は増加した。

ふと思って、MapServerという用語をGoogleで検索してみた。はは~ん、わかった!
検索結果で示されるURLが”リンク切れ”になってしまっているのだ。今まで多くの方がサーチエンジンでMapServerを検索し、その結果来訪していたのだ。

おそらく数日内に自動的にリンクは更新されると思うが、実にGoogleの力って偉大だなと思った。