三日目となる木曜日、この日も午前中は全体セッション、午後はテーマ別セッションが開催された。
Where2.0は、ジオ系のソーシャルメディアがテーマのカンファレンスではなく、(今年はめっきりと減ったが)伝統的な「GIS」の視点からの話題、過去にはハードウェアの話題、そしてテクノな話題だけでなく、社会科学系の話題など、幅広く取りあげている。例えば、いわゆる地理好きな人には興味深いデモグラフィックな内容もその一つ。
アメリカは、様々な指標をカウンティ単位で色分けすると「へぇ」ということがわかる。その一例が、これ。
コーラ、ペプシ、ソーダの分布
青がペプシ、赤がコーラ、黄色がソーダ・・・日本ではコカコーラが営業上圧倒しているが、アメリカでは拮抗していて地域的な傾向がはっきりしている。
今日本でもいろいろと話題のグルーポン。これもWhere2.0初登場なのだが、何とスライドを用意してこなかったので、ブレディフォレストと対談形式で進む。グルーポンの急速な成長に関する話題からはじまり、最近のfoursquareなどのチェックインサービスとの関わりへと進んだ。グルーポンではも、Groupon Nowというチェックインサービス系のツールを始めるそうである。しかし、話を聞いていて「やっぱりグルーポン」、と感じたのは、いわゆるチェックインサービスとは哲学が違って、グルーポンにとってはスマートフォン利用者が対象ではなくて、もっと幅広い人が対象である。グルーポンにとっては(技術力ではなくて)「営業部隊」が一番大事であると繰り返して発言したことが印象的だった。
さて、皆さんはColorというサービスをご存じだろうか。写真系のソーシャルメディアがいくつか出てきているが、その一つである。仲間と写真を撮って共有するだけではなく、その時にその場所絵他の人が撮った写真も「思いがけず」共有できるという。早速iPhoneにインストールしてみた。(あとで訪問したアップルストアで使ってみた)
Colorというサービス
ところで、最近ではWhere2.0では、食事は昼食しか出ない。1日目はメキシカン料理だったが、2日目はこんな感じ。写真で見るととてもおいしそうだが、実際には日本人的には平凡。いっぺんに大量の人に提供するのでこうなるのは仕方がないが、この国の食事はもう少し何とかならないものかなぁと、いつも思う。
昼食
2日目は、ゴーガの小山さんの発案で、ジオメディアサミット主催「Jランチ」と題する、日本からの参加者を対象の昼食会を、ホテルのプールサイドで行った。今年ほど日本人の多かったWhere2.0は無いと思ったが、TechWaveの湯川さん主催のツアーでの参加者や大手広告代理店からも多数、ジオメディアサミットのアクティブなメンバー、ヤフーの人などなど、おそらく30人くらいはいたと思う。また、今年の特徴では、(会社等を休んで)自費参加の人も目立ったことだ。それだけ、この分野が人の心をとらえるようになったのだと思う。
プールサイドでのランチ
時差ぼけの中、ランチを食べ、そして薄暗いセッション会場に入るとどうなるか・・・そう、眠くなるのだが、とは言え、眠くならずに聞ける興味深いセッションが多かったのが今回の特徴。
その一つ、wazeのDiann Eisnor(この人はPlatialという会社の創業者で2006年以降のWhere2.0で登壇しているので見覚えがある)の司会によるGoogle Places, Yelp, Foodspoting, Dittoのメンバーによるディスカッション。
左からGoogle, Yelp, Foodspoting, Dittoそして司会者のDiann
この中で、DittoのJyriの発言は大変示唆に富んでいて、その中から一つをあげるとすれば「今までは”サーチ”の時代だったが、それが”ディスカバリー”の時代へとパラダイムが変わっている」というもの。この一言が、もはやGoogleとかBingの時代ではない、ということを象徴的に物語っていると思う。
さて、最後に一つセッションを残したまま、私はヤフージャパンの人とヤフー本社を訪問した。
ヤフー本社のキャンパス
シリコンバレーのIT企業では、これまでGoogleとアップルを見学したことがあるが、ヤフーは初めて。日本のヤフーが絶好調なのに、一方、アメリカはリストラの話を聞くほど事業は伸び悩んでいる。それでも、キャンパスはごらんの通りうらやましいの一言。ミーハー的にカフェでドリンクを飲んで、facebookのチェックインをしてきた。
そのあと、近くのアップルストアに立ち寄る。巨大なショッピングモールの中にあるこのお店、平日の夕方でありながら、結構な人で込んでいる。お目当ては、iPad2のwifiモデルなのだが・・・在庫無し。どこでも品切れのようだ。
iPad2はゲットできず・・
Where2.0の展示会場で、実際のiPad2を手にする機会が得られたのだが、思った以上に軽く感じる。従来モデルに比べて100グラム程度の軽量化であるが、隅っこを片手で挟むような持ち方は、テコの原理が働いて重さの違いが大きく出るようだ。
夕食はyelpを使って評価の高い店を探す。タイ料理店が見つかったので訪問。
タイ料理店、yelpで見つける
店構えは?という感じなのだが、店の中の造りはなかなか丁寧で、ビジュアル感も大切にするアメリカの人にも受けそう。
で、肝心の味であるが・・
出てきた料理、あたりだった!
まさかこの味をシリコンバレー出張で堪能できるとは思わなかった。以前何度もバンコクを仕事で訪問していた際に味わった、本場のタイ料理である。これもセレンディピティと言うのだろう。早速facebookでチェックインをしたのは言うまでもない。
Where2.0は、ジオ系のソーシャルメディアがテーマのカンファレンスではなく、(今年はめっきりと減ったが)伝統的な「GIS」の視点からの話題、過去にはハードウェアの話題、そしてテクノな話題だけでなく、社会科学系の話題など、幅広く取りあげている。例えば、いわゆる地理好きな人には興味深いデモグラフィックな内容もその一つ。
アメリカは、様々な指標をカウンティ単位で色分けすると「へぇ」ということがわかる。その一例が、これ。
コーラ、ペプシ、ソーダの分布
青がペプシ、赤がコーラ、黄色がソーダ・・・日本ではコカコーラが営業上圧倒しているが、アメリカでは拮抗していて地域的な傾向がはっきりしている。
今日本でもいろいろと話題のグルーポン。これもWhere2.0初登場なのだが、何とスライドを用意してこなかったので、ブレディフォレストと対談形式で進む。グルーポンの急速な成長に関する話題からはじまり、最近のfoursquareなどのチェックインサービスとの関わりへと進んだ。グルーポンではも、Groupon Nowというチェックインサービス系のツールを始めるそうである。しかし、話を聞いていて「やっぱりグルーポン」、と感じたのは、いわゆるチェックインサービスとは哲学が違って、グルーポンにとってはスマートフォン利用者が対象ではなくて、もっと幅広い人が対象である。グルーポンにとっては(技術力ではなくて)「営業部隊」が一番大事であると繰り返して発言したことが印象的だった。
さて、皆さんはColorというサービスをご存じだろうか。写真系のソーシャルメディアがいくつか出てきているが、その一つである。仲間と写真を撮って共有するだけではなく、その時にその場所絵他の人が撮った写真も「思いがけず」共有できるという。早速iPhoneにインストールしてみた。(あとで訪問したアップルストアで使ってみた)
Colorというサービス
ところで、最近ではWhere2.0では、食事は昼食しか出ない。1日目はメキシカン料理だったが、2日目はこんな感じ。写真で見るととてもおいしそうだが、実際には日本人的には平凡。いっぺんに大量の人に提供するのでこうなるのは仕方がないが、この国の食事はもう少し何とかならないものかなぁと、いつも思う。
昼食
2日目は、ゴーガの小山さんの発案で、ジオメディアサミット主催「Jランチ」と題する、日本からの参加者を対象の昼食会を、ホテルのプールサイドで行った。今年ほど日本人の多かったWhere2.0は無いと思ったが、TechWaveの湯川さん主催のツアーでの参加者や大手広告代理店からも多数、ジオメディアサミットのアクティブなメンバー、ヤフーの人などなど、おそらく30人くらいはいたと思う。また、今年の特徴では、(会社等を休んで)自費参加の人も目立ったことだ。それだけ、この分野が人の心をとらえるようになったのだと思う。
プールサイドでのランチ
時差ぼけの中、ランチを食べ、そして薄暗いセッション会場に入るとどうなるか・・・そう、眠くなるのだが、とは言え、眠くならずに聞ける興味深いセッションが多かったのが今回の特徴。
その一つ、wazeのDiann Eisnor(この人はPlatialという会社の創業者で2006年以降のWhere2.0で登壇しているので見覚えがある)の司会によるGoogle Places, Yelp, Foodspoting, Dittoのメンバーによるディスカッション。
左からGoogle, Yelp, Foodspoting, Dittoそして司会者のDiann
この中で、DittoのJyriの発言は大変示唆に富んでいて、その中から一つをあげるとすれば「今までは”サーチ”の時代だったが、それが”ディスカバリー”の時代へとパラダイムが変わっている」というもの。この一言が、もはやGoogleとかBingの時代ではない、ということを象徴的に物語っていると思う。
さて、最後に一つセッションを残したまま、私はヤフージャパンの人とヤフー本社を訪問した。
ヤフー本社のキャンパス
シリコンバレーのIT企業では、これまでGoogleとアップルを見学したことがあるが、ヤフーは初めて。日本のヤフーが絶好調なのに、一方、アメリカはリストラの話を聞くほど事業は伸び悩んでいる。それでも、キャンパスはごらんの通りうらやましいの一言。ミーハー的にカフェでドリンクを飲んで、facebookのチェックインをしてきた。
そのあと、近くのアップルストアに立ち寄る。巨大なショッピングモールの中にあるこのお店、平日の夕方でありながら、結構な人で込んでいる。お目当ては、iPad2のwifiモデルなのだが・・・在庫無し。どこでも品切れのようだ。
iPad2はゲットできず・・
Where2.0の展示会場で、実際のiPad2を手にする機会が得られたのだが、思った以上に軽く感じる。従来モデルに比べて100グラム程度の軽量化であるが、隅っこを片手で挟むような持ち方は、テコの原理が働いて重さの違いが大きく出るようだ。
夕食はyelpを使って評価の高い店を探す。タイ料理店が見つかったので訪問。
タイ料理店、yelpで見つける
店構えは?という感じなのだが、店の中の造りはなかなか丁寧で、ビジュアル感も大切にするアメリカの人にも受けそう。
で、肝心の味であるが・・
出てきた料理、あたりだった!
まさかこの味をシリコンバレー出張で堪能できるとは思わなかった。以前何度もバンコクを仕事で訪問していた際に味わった、本場のタイ料理である。これもセレンディピティと言うのだろう。早速facebookでチェックインをしたのは言うまでもない。