2002年のオークニー設立からこれまで、自宅も会社もずっと横浜市内でやってきた。
しかしながら、先日から東京都内、品川に業務拠点を新設した。
今まで横浜にこだわってきたのは、自宅から近いというのが最たる理由であるが、北米のIT企業の所在地がニューヨークやサンフランシスコのような都会よりはむしろ、地方都市や郊外にあることも意識していたからだ。日本での「ザ・会社」業とは一歩距離を置いて、横浜というゆったりと時間が流れる地でIT企業を作りたいと夢見ていた。
横浜にオフィスを設置することは、地の利地の不利いずれの面もある。地の利は関内やみなとみらいという、横浜を代表する立地のオフィスが比較的安価で借りられる。駅に直結したオフィス、港が見えるオフィスなど、条件面で恵まれた物件が探しやすい。一方、顧客の多くが横浜以外になってしまうと、顧客訪問のコストが負担となってくる。オークニー時代、受託開発を中心にしていた頃は、訪問頻度もそれほど高くなかったので、この点は不利とまではならなかった。むしろ「横浜にある会社」というブランド認知もできた。クラウドサービスの提供に業態を変更した後は、営業訪問の頻度が高まり、このバランスが悪化した。
さて、現在のCUNEMOという会社、事業内容はコンサルティングサービスの提供だ。顧客のほぼ全てが都内にある。私の身体一つの会社なので、自宅と顧客を行き来するだけで良いはずだが、次第に都内の拠点が欲しくなってきた。長年「会社通い」をしていた身には、自宅にいると、どうしても集中力が続かない。ついつい昼寝をしたり、他事にうつつを抜かしたりしてしまう。そして都内に出かけて、顧客訪問の隙間時間をスターバックスなどで過ごすことも、時には場所取りに苦労したり、周りが騒々しかったりで、思い通りにならないことも多い。
そこで、リージャスに代表されるコワーキングオフィスを借りることにした。どこに借りるかだが、顧客の集中する東京駅付近も魅力的だが、自宅のある横浜から東京方面に向かう際の最初のターミナル駅である品川で探すことにした。品川は、京急がここから出発しているなど「神奈川都民のターミナル」でいわば「租界地」でもある。私のアイデンティティでもあった横浜っぽさがわずかながら?残せるかもしれない。実用面では、新幹線駅がある、羽田、成田いずれもアプローチが良好など、渋谷や新宿よりも遙かに交通至便だ。
ネットで検索して予約を取り、複数箇所見学をした中で、価格はやや高いものの、最も静かで落ち着ける物件に決めた。この物件は「ビジネスエアポート」というもので、東急不動産グループが運営している。航空会社のラウンジをイメージしているとあるが、なるほど中はゆったりしていて、落ち着いている。
利用を始めてちょうど一週間が経った。
期待以上の仕事環境だ。利用者のマナーはとても良く、スタートアップ支援系にある「ワイガヤ」とは一線を画していて、「子供」はいない。従っておじさん世代の疎外感は無い。お客様を呼んでもまったく恥ずかしくない。おかげで、毎日行きたくなって、まめに通っている。
(このビルがポケストップになっていることは内緒だ)
品川港南口に並ぶビルの28階にある
ビルロビーに社名を掲示してくれる
執務スペース(いろいろなタイプのデスクがある)
廊下はライブラリーになっている
仕事に疲れたら一休みもできる(この他、シャワールームがある)
絶景。ジオラマを見ているよう。
しかしながら、先日から東京都内、品川に業務拠点を新設した。
今まで横浜にこだわってきたのは、自宅から近いというのが最たる理由であるが、北米のIT企業の所在地がニューヨークやサンフランシスコのような都会よりはむしろ、地方都市や郊外にあることも意識していたからだ。日本での「ザ・会社」業とは一歩距離を置いて、横浜というゆったりと時間が流れる地でIT企業を作りたいと夢見ていた。
横浜にオフィスを設置することは、地の利地の不利いずれの面もある。地の利は関内やみなとみらいという、横浜を代表する立地のオフィスが比較的安価で借りられる。駅に直結したオフィス、港が見えるオフィスなど、条件面で恵まれた物件が探しやすい。一方、顧客の多くが横浜以外になってしまうと、顧客訪問のコストが負担となってくる。オークニー時代、受託開発を中心にしていた頃は、訪問頻度もそれほど高くなかったので、この点は不利とまではならなかった。むしろ「横浜にある会社」というブランド認知もできた。クラウドサービスの提供に業態を変更した後は、営業訪問の頻度が高まり、このバランスが悪化した。
さて、現在のCUNEMOという会社、事業内容はコンサルティングサービスの提供だ。顧客のほぼ全てが都内にある。私の身体一つの会社なので、自宅と顧客を行き来するだけで良いはずだが、次第に都内の拠点が欲しくなってきた。長年「会社通い」をしていた身には、自宅にいると、どうしても集中力が続かない。ついつい昼寝をしたり、他事にうつつを抜かしたりしてしまう。そして都内に出かけて、顧客訪問の隙間時間をスターバックスなどで過ごすことも、時には場所取りに苦労したり、周りが騒々しかったりで、思い通りにならないことも多い。
そこで、リージャスに代表されるコワーキングオフィスを借りることにした。どこに借りるかだが、顧客の集中する東京駅付近も魅力的だが、自宅のある横浜から東京方面に向かう際の最初のターミナル駅である品川で探すことにした。品川は、京急がここから出発しているなど「神奈川都民のターミナル」でいわば「租界地」でもある。私のアイデンティティでもあった横浜っぽさがわずかながら?残せるかもしれない。実用面では、新幹線駅がある、羽田、成田いずれもアプローチが良好など、渋谷や新宿よりも遙かに交通至便だ。
ネットで検索して予約を取り、複数箇所見学をした中で、価格はやや高いものの、最も静かで落ち着ける物件に決めた。この物件は「ビジネスエアポート」というもので、東急不動産グループが運営している。航空会社のラウンジをイメージしているとあるが、なるほど中はゆったりしていて、落ち着いている。
利用を始めてちょうど一週間が経った。
期待以上の仕事環境だ。利用者のマナーはとても良く、スタートアップ支援系にある「ワイガヤ」とは一線を画していて、「子供」はいない。従っておじさん世代の疎外感は無い。お客様を呼んでもまったく恥ずかしくない。おかげで、毎日行きたくなって、まめに通っている。
(このビルがポケストップになっていることは内緒だ)
品川港南口に並ぶビルの28階にある
ビルロビーに社名を掲示してくれる
執務スペース(いろいろなタイプのデスクがある)
廊下はライブラリーになっている
仕事に疲れたら一休みもできる(この他、シャワールームがある)
絶景。ジオラマを見ているよう。