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横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

シリコンバレーではUberを使えば移動が思いのまま

2017年01月29日 21時11分49秒 | スローライフ
今、シリコンバレーにしばらく滞在している。

サンフランシスコ市内には毎年1回以上は来ているものの、シリコンバレーは足を延ばすことはあっても、落ち着いて滞在した記憶はない。
シリコンバレーは、車で移動することに最適化されていて、それ以外の移動手段は後回しになっている。首都圏の生活利便性に慣れきった身には、結構不自由に感じる。
坂道があまり無いから、自転車も有効なのだが、ホテルにレンタルバイクとか無いので、結局車に頼らざるを得ない。

週末だけのためにレンタカーを借りるのも面倒だし、レンタカー屋は空港くらいにしか無い。「Timesカーシェア」みたいな気の利いたのも無いし、延々歩くしか無いかな、などと思っていたら、知人からUberの利用を勧められた。

Uberは日本でこそ行政の制限があって営業が限られているが、こちらでは相当広まっているようだ。
アプリを立ち上げ、配車依頼をすると、大抵は数分で車が迎えに来る。Uber Poolという名の相乗りだと、5ドル程度からせいぜい10ドルくらいで、例えばクパティーノからカルトレインのサニーベル駅まで行ける。行き先はアプリで指定するので、ドライバーに説明しなくてもいい。支払はアプリに登録してあるクレジットカードアカウントで自動決済なので、現金を持たなくてもよい。慣れない街を自分で運転するリスクは無いし、なんと言っても、歩くと1時間半とかかりかねない距離を、車だから15分くらいで行ってくれるので、大変助かる。

Uberを得たことで、シリコンバレーを自由自在に移動できるようになった。
日曜の今日も、昼頃に宿を出て、カルトレインのサニーベル駅まで乗せていってもらい、サンフランシスコ市内まで遊びに行ってこられた。もう、レンタカーもタクシーも要らない。確かにこれはライフスタイルを変えるほどのイノベーションだ。
 Uberアプリの画面
Poolという相乗り。この場合は私が先におりて、同乗者はさらに先まで行く。

ちなみに、カルトレイン(CalTrain)は日中は1時間に1本しかないが、ハイウェイ101の交通渋滞も関係なく、これまた10ドル未満で移動できるので、実にありがたい。
もうちょっと本気出して、1時間に2本の運行をしてくれたら嬉しいが、当地の社会のコンセンサスがそこには無いのかもしれない。
 サニーベル駅に到着したカルトレイン
6両編成の二階建て。ディーゼルなので加減速がやや苦手。時刻の正確性に関しては結構アバウトで、大抵は数分遅れる(けど、お詫びしたりはしない)。

サニーベルからサンフランシスコまでは70㎞くらいあり、ちょうど品川から小田原くらいまでの距離に相当する。所要時間も1時間20分くらいかかり、ちょっとした小旅行だ。車窓の景色も「外国人」の私からはなかなか興味深く楽しい。



ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンMDR-1000Xを購入

2017年01月04日 12時37分04秒 | スローライフ
電車の中、飛行機の中で音楽を聴くことは、ノイズフロアレベルの高い劣悪な環境との戦いだ。
私は、もう15年ほど前から、ノイズキャンセリング機能を持ったイヤホンを愛用していて、それがこの下のソニーの製品だ(初代はもう少し形状が違っていて、これは2代目)。
ノイズキャンセリング機能は、ノイズ成分と反対の成分の波動を電子的に発生させることで、ノイズ自体を帳消しにする仕組みで、特に飛行機の中のような、一定の轟音が響いている中では強い効き目をもたらしてくれる。海外出張に年に何回か行く私には、ノイズキャンセリングは必須のアイテムでもある。

 ソニーのノイズキャンセリングイヤホン
もう10年くらい使っているので現行品が何かは知らない

このイヤホンをずっと愛用してきていたが、一番残念だと思うところは、肝心の音質だ。ダイナミックレンジが不足していて、ボーカルはまだOKだが、弦楽器の華やかな響きや、JAZZのベースのズドンという響きが圧倒的に足りない。
それから、ワイヤーの取り回し。ノイズキャンセリングユニットをどこかで固定しなければ不安定なので、ついつい使用自体が億劫になってしまう。最近はBluetoothを使ったワイヤレスヘッドフォンが沢山出回ってきているので、そろそろ買い替え時かと思っていた。

ある日、有楽町のビックカメラでソニーのMDR-1000Xというヘッドフォンが目に入り、試聴してみた。「おっ!これは」と、その音質に感動した。そして、ノイズキャンセリング機能がもたらす圧倒的な静寂は、これまで私が使っていたイヤホンのノイズキャンセリングとは次元を異にしていた。

その日は、同クラスのヘッドフォンであるBOSEのQuietComfort 35(こちらの方がよく知られているし、レビュー数も多い)も試聴することができ、私の素人的な耳では、どちらも素晴らしく感じた。

これらのヘッドフォンは耳を覆うスタイルで、それまでのイヤホンとは全然感覚が異なるのだが、耳を自然に伝わって聞こえてくるような感覚で、私には新鮮に感じた。その後、ネットで両製品のレビューを参考にして、結局ソニーの方にした。決め手は、右側のヘッドフォンがタッチセンサーになっていて、曲送りや音量などがタッチ操作で制御できる機能を買った。

 ソニーのMDR-1000X
Macbook12インチと大きさを比べたところ。頭にかぶせるのでさすがに大きい。

使用感であるが、このクラスの価格帯では高いレビューがされているとおり、音質はとても良い。そして、それ以上の圧巻なのが、静寂さだ。自宅で装着していると、テレビなどの音声がすっと消え、冷蔵庫のインバータや水槽のポンプなどが発生させるノイズもゼロになる。おかげで、ボリュームを上げなくても音楽の隅々まで味わえる。

 キャリングケースに入れる
折りたたむとコンパクトにはなるが、それでも弁当箱くらいなので、常時持ち歩くかどうかは微妙なところ。