横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Googleマップ バージョンアップ

2008年07月23日 17時52分30秒 | 地理情報関連
 Googleマップが大幅に強化されたようだ。高速道路が青から緑色になったという、デザイン面の変更はともかくとして、住宅地図かと思うほどの詳しい地図が表示されるようになった。

 ここまで詳細に表示されれば、ビジネスで顧客訪問をする際や、店の位置を確認する歳などには十分と言える。

個人住宅は表示されていないが、縮尺レベルは住宅地図同等

早速、地図に表示されているお見せの名前やビル名で検索をしてみたが、データは別のところから持ってきているようで、一致するわけではなかった。そこまでは統合されていないようだ。

ところで、今回はデータの更新はされていないみたいで、会社が入居しているビルは、依然として影も形もないし、それどころか、公園の色が塗られている。一応、ビル名が「MMパークビル」っていうから、特別に許す。

なお、iPhoneのマップでは、まだ今回のバージョンアップは実効状態になっていないようだ。個人的にはこちらをやってほしいのだが...

iPhneと暮らして1週間

2008年07月20日 15時05分21秒 | スローライフ

 iPhoneを使い始めて1週間が経過した。普通のITガジェットなら最初の興奮も冷めてきて、次第に使用頻度も落ち着いてくるのだが、今回のiPhoneは、すっかり自分(だけでなく家族も)の一部になり始めている。

 私の生活がここに詰まっている

 今まで、自宅ではオフィスにこもって家族と別れて延々と仕事をすることが多かったのだが、その時間が大幅に減った。主としてメールのやりとりに時間を割かれていたのだが、受信と簡単な返答ならばリビングでiPhoneでやれてしまう。「これはしっかり書かないと」と思う用件のみ、オフィスにこもる。家族との会話で出てくる、ニュースとか天気予報とかは手元ですぐに見られるし、テレビで映画を見ていて、その俳優の情報を調べる、なんてことも手元でWikiペディアで確認できる。

 これは外出中でも変わらない。むしろ便利になるくらいだ。乗換検索も簡単だし、どこにいてもハイスピードインターネットにアクセスできるのは、ストレスがたまらない。(注:ソフトバンク3Gは結構不感地帯が多いのでそこは問題)

 昨日も昼頃都内にいて地震に遭遇したのだが、直後に地震情報を確認でき、そんなに大きな地震でないことを知り安心できた。そして、ちょっと時間が余ってしまったので、カフェでも探そうと思って、マップを使って検索したら、自己位置の取得から検索結果の表示までに数秒しかかからない。これはうれしい。

 で、そのあと電車で自宅へ向かっていたのだが、検索機能をONにしたまま走っていたようで、電車の移動に応じて「カフェ」を検索して表示してくれる。
 自己位置からカフェを検索(電車移動中...)

 見ていて飽きない。わざわざ検索を都度行わなくても、いつも検索し続けてくれるのは、移動中は便利である。

 なお、このGPS機能は、やや電気を消費するようで、バッテリーが早く減っていく。通常は日中での使用ならば1回の充電でなんとかなるが、GPSトラッキングはその倍くらいのスピードで電池が減っていく。通常のメールやWebブラウジングだけならばあまり心配はない。

 しかしつくづく思う。良くもまぁ、こんなに生活を変えてくれるガジェットを作ってくれたもんだと。ちなみに、私はまだこの端末で一度も音声通話をしていないし、今後もほとんどしないと思う。無理矢理加入させられた音声系の”オプションパック”と”Wホワイト”が実にばかばかしい。


iPhone それは自分が欲しかったもの

2008年07月15日 23時23分18秒 | スローライフ
 立て続けにiPhoneの記事を書くと、「浮かれ呆けているのでは?」と思われてしまいそうだが、実際断じてそんなことはない(はず...)。

 実は、肌身離さず持ち歩いていたLet's NoteR3(+イーモバイル)を会社に置きっぱなしにするようになった。出先でデモでも無い限りはもう要らない。

 PCはわずか1㎏と言えども、肩がしんどくなってくる。移動中にPCで行っていることと言えば、Webブラウジング、乗換検索、メールなのだが、それがiPhoneは問題なくクリアできてしまう。電車で移動中に、音楽を聴きながら、会社のメールをチェックし、乗換ルートを確認し、お気に入りのWebサイトを巡回することができてしまう。

 あと、これは人によって好みが変わってくると思うが、iPodの音質が、私が持っている一世代前(2007年春購入)のiPod nanoよりも良いと感じる。例えばバイオリンの音色で、あの弦と弓が擦れる音が様々なバラエティで広がり、松ヤニ特有のザラザラ感まで聞こえてくるのを体感できる。これは嬉しい。


 ところでちょっと昔、PDAが流行りかけたが、小生には「PCと携帯を兼ねることができない位に貧弱な機能だから魅力がない」と、振り向きもしなかったのだが、iPhoneの場合は、小型端末だからといって、操作性を一切犠牲にしていないところが主たる理由だと思うが、するりするりと使えてしまうのだ。(これでPCも携帯も要らなくなっちゃう...)

 よく報道されている画面の拡大縮小のしやすさ以外に、1つ具体例を挙げると、文字入力がある。さすがにキーボードを使うのとは比べものにならないほど不自由であるが、テンキーを使って入力する携帯電話よりは、クローバー型の文字入力方式ならば、私の場合数倍早く文章を入力できる。

 さらに嬉しいのは、GPS+地図。自己位置を表示しているだけでも時間がつぶせる。この機能は徒歩だけでなく、クルマでも実用的であることは先日報告したが、今日は電車で試してみた。すると、相当高い確率で正確に追従するではないか。満員電車はなかなか難しかったが、窓が見える位置にいれば、ピンポイントで地図上に位置が示される。A-GPSの性能もここまで行くようになったのだな、というのが正直な驚き。

 クルマ走行中でも常に自己位置をぴたりと表示
それにしても、ソフトバンク3Gの信号は弱い(画面左上端を注目!)
(ちなみに、画面中央左下のヤマダ電機でiPhoneをゲットした)

 もちろん、いろいろ気になる部分も出てくる。搭載されているブラウザ(Safari)がちょっと不安定で、サイトを表示中に落ちることが結構ある(特にJavaScriptまわりか)。さらに多くのアプリケーションをいじくっていると、いつの間にか落ちてしまうものもある。日本の携帯電話会社のガチガチの品質基準からは、到底パスできないクオリティと言える。この辺も、Appleの考え方が一貫している。ただ、これは後日修正アップデートが期待できるので、私はそんなに気にしてはいない。

 次に、ソフトバンクの3Gネットワークが予想以上に貧弱だ、ということだ。例えば私の自宅では"ギリギリ圏内”で、イーモバイルやウィルコムの方が余程強い。自宅周辺だけかと思ったが、市内や都内をあちこち移動して分かったことは、スポット的な”エリア圏外”が意外にも多く発生することだ。大昔、私はJ-Phoneの2Gを使っていたのだが、その時はこんな状態でもなかった。確かに周波数が高いので、電波の到達効率が良くないのだが、結構なお金を毎月払う身としては、改善を急いでもらいたい。

 そんなことをあれこれ思いながら、駅でまわりを見渡すと、多数の人が「最新の日本の携帯電話」を使っている。どれも判で押したような狭い画面、テンキー操作、似かよったデザイン...何かは分からないが、ともあれ何かがとてもつまらなくさせている。私は今まで自分のお金を携帯電話に使いたいと思えなかった(無いと困るから仕方なく使用していたが)。しかし、iPhoneに出会って初めて、私は自分が欲しかったものがこういうものだったのだ、ということに気がついた。

iPhoneと丸一日暮らして

2008年07月13日 23時20分38秒 | スローライフ
 2年間の契約期間中に支払う総額は20万円にもなる...ということを分かっていて買いに走ってしまった(やっぱりアホな)小生は、ともあれ初期設定終了後丸一日暮らしてみた。

 まず、家族の評判がすこぶる良い(ホッ)。こういうIT系ガジェットの場合、家族から白い目とか良くても”しかと”されることが多いのだが、妻も子供も結構使いこなしている。面白いのは、小学校4年の子供が「これは携帯電話じゃない」という点。「一応これは携帯なんだよ」と説明する私に、「どこが?」と真顔で聞いてくる。確かに、今まで見かける携帯とは見てくれも使い勝手も、提供される機能も様変わりしているので、あえて携帯と呼ばない方が、私にもしっくり来る。

 今までに持っていたiPodの音楽と1万枚ほどの写真を転送するだけで6時間くらいかかったのだが、音楽と写真に加え、Webブラウジング、会社のアカウントのメール、地図、天気、カレンダー等々、私の仕事の一部と日常生活の大半とをカバーするツールがポケットに入ってしまった。要するに、音楽を聴きながらWebブラウジングをして、時々仕事のメールを確認して、スケジュールをチェックする...という自分の生活が「全部入り」ということだ。

 その結果、どうなったかというと、ちょっと外出していようが、TVを見ていようが、いつでもどこでも同じ環境が手に入る。昨年にイーモバイルをノートPCに導入したときに、(主として仕事で)外出した際の自由度が劇的に向上したが、今回のiPhoneは、どちらかというと、自分のライフスタイルが”場所を選ばない”ものへと進化したとでも表現できる。

 既にいろいろな記事で書かれていることだが、ディスプレイは本当に見やすく、しかもよく練られたUIのおかげで操作はだれにでもすぐにできる。デバイス的には、3.5インチの480×320ピクセルだから、日本製の最近のハイエンド携帯が使っているWVGA(800×480)よりもスペックとしては大幅に劣る。しかし、メールの文字やWebサイトの文字は明瞭で、これ以上の解像度は不要と感じるほどだ。結果的にAppleは安い部品を活用することに成功しているようだ。

 ところで、契約時に半ば懇願(=強要)される形で、本来は任意である「基本オプションパック」や「Wホワイト」にサインさせられた。実は、音声系のこれらのオプションは、iPhoneでは一番使わない類の使用形態なので、(孫正義流の?)こういう商売は不快感を覚えてしまう。(”2ヶ月経ったら解約してもらっても良い”と言われたが...)

 だから、今回のiPhoneゲットではAppleに対する驚嘆の念は増したが、キャリアであるソフトバンクに対する期待や信頼感はマイナスってところだ。


 さて、玉置さんにもカーナビに関する私の投稿についてコメントをいただいているのでと言っては何だが、地図を使ってみての感想。

 iPhoneにはA-GPSによる現在位置検出機能が付いている。近所で試してみたら、わずか数秒で現在位置を地図上に正確に表示した。私の車に付いている2002年モデルのSANYO「ゴリラ」よりもずっと早いし正確。そのまま歩き始めると、ほぼリアルタイムで位置を正確にトレースしてくれる。車の助手席に載せて走ると、これまた現在位置を中心に地図が移動する。Google Mapsだから、空中写真も使えるので、リアリティが違う。息子は「もうカーナビが要らないね」と。
 
 もちろん、カーナビの機能の2つの柱は「現在位置表示」と「目的地までのルート案内」であり、前者だけの機能が抜きんでていても、後者が無ければ比較はなかなか難しい。だが、現在位置を知りたい、というだけであれば、iPhoneで十分だ。さらに、iPhoneで動作するルート案内機能を提供するサービスが、ナビタイムなどからまもなく提供されるであろうから、それを使えば文字どおりカーナビ不要になるかもしれない。

 車載装置としての専用カーナビは、汎用のデバイスが存在しない時代に社会的な使命を果たしてきたが、iPhoneやポータブルナビに限らず、何でもこなす安価なデバイスが出回ってくると、旗色は良くないだろう。かやまさんからいただいたコメントにもあったが、ワープロ専用機がパソコンの登場で消滅したことと同じような流れが既に始まっていると思う。だから、パイオニアのような、専用ハードウェアを売ることを前提とした事業構造に乗っかっているカーナビビジネスに変革を迫るのは、ポータブルナビではなくて、iPhoneなのかもしれない、とさえ思えてきた。

カーナビに思うこと

2008年07月04日 23時29分25秒 | 地理情報関連

 先週末に鹿児島に行った際、移動にはレンタカーを借りた。首都圏と違って公共交通機関が貧弱な地方都市では、レンタカーは欠かせない。さらに、レンタカーにはナビが必須とも言える。これがあるのと無いのとでは移動効率が大きく違う。

 未だに紙地図派の人も「玄人志向」の中にはいると思うのだが、現在地と目的地の地図関係を把握するのならば紙地図で十分だが、交通規制、特に車線レーンの規制までを地図と音声で案内してくれるカーナビは、その有り難みはとても大きい。

 今回の鹿児島では、レンタカーに付いていたナビは三菱製だった。リモコンで操作し、音声でガイドする、という基本機能のみのナビであるが、残念ながら何度か道を誤りそうになった。その理由であるが、鹿児島の幹線道路は主要交差点で右折や左折の専用レーンが結構整備されていて、その案内が事前にカーナビの音声でされなかったからだ(よ~く見ると小さな案内アイコンが出るが、目立たないのとタイミングが間に合わない)。

 同じレンタカーでも、3月末に借りたものは、パイオニア製の楽ナビだったが、右左折レーンについても音声でタイムリーに促してくれた。おかげで、初めての場所でもほとんど右往左往せずにすんだ。

 ちなみに、三菱のナビの地図データはゼンリン、パイオニアはインクリメントP。地図関連業界にいる人は、両社の地図データの優劣が気になることもあるが、私の知る限り、現時点では実用上は無いと思う。今回のナビのような場合、地図データの優劣ではなく、またハードウェアの優劣というのでもなく、アプリケーションソフトの優劣が効いたのだ。アプリケーションソフトの差は、実際の使い勝手をどれだけ勉強したかの差であり、ハードやデータを交換したところで、おいそれと差は埋められない。鹿児島の例に限って言えるが、パイオニアのナビの方が優れていた。

 さて、そのパイオニアであるが、先月AirNaviという、このCarrozzeriaブランド初めてのポータブルナビを発売した。先日近所のイエローハットに立ち寄った際に、店員さんが「これは一番お奨めです!」と声をかけてきた。「どうしてですか?」と聞いたら、「ポータブルナビの中で最も画面が大きい、最後発なので中身がよい、ポータブルナビにしてはちょっと値段が高いが、とてもいいですよ」との回答だった。多分、ここの店員さんは、今までにたくさんのカーナビを販売してきて、メーカーによる微妙な出来映えの差を学んできているからそう判断できるのだろう。カタログをもらって後々よく見てみると、確かに基本機能はしっかりしていそうだ。

 ところでパイオニアは「カーエレクトロニクス」メーカーであるが、ナビの会社ではない。なぜそんなことを書くかというと、良いアプリケーションソフトを載せているものの、結局はハードウェアを売る商売なのだ。最近株価がやたら下がっていて、一株当たりの純資産額が理論価格の6割位という、将来性を見放されたような株価になっている。これだけ世の中にポータブルナビが普及してきても、ハイエンドのカーナビを主たる収益源としようと戦略を描いているのだが、それを市場は見限っているのだろう。プラズマテレビのハイエンド版KUROの失敗と同じ路線をカーエレクトロニクスでもやってしまいそうに私も思う。

 世界中どこを見回しても、専用ハードウェアによるカーナビが席巻しているのは日本だけだ。北米も欧州もオセアニアも日本以外のアジアも「ナビと言えばポータブルナビ」だ。それは彼らがお金がないからでもなく、ナビの機能自体が貧弱だからでもなく、十分な機能を提供しているポータブルナビが溢れかえっている。だから、専用ハードウェアなんて不要なのだ。

 欧州でも、一時期専用ハードウェアのカーナビが一部で出回っていた。2003年頃まではシーメンスVDOなどが、高級車市場向けに「Turn by Turn」と呼ばれる、音声ガイダンスに合わせ、小さな液晶に進行方向を矢印で指示するだけの製品であったが、価格は当時で数十万円もした。結局そうした製品は市場に普及せず、そのわずか数年後にTomTomがポータブルナビで市場を席巻してしまった。

 ちょうどその頃、私はタイでカーナビ事業の立ち上げの支援を行っていたのだが、ハードウェアの調達先として日本のメーカー数社に声をかけたが、見積額、必要期間が膨大でとても事業性を見いだせなかった。その代わりに調達をしたのが台湾製のWindowsCEベースの汎用車載機器やWindowsMobileのPDAだった。いずれのメーカー共に、金額は安く、特注にも短期間で応じると回答があった。特にMiTac本社に行った時は印象深かった。営業担当者が打ち合わせのその場に設計担当者を呼び、仕様を確認しながら、即座に見積額を提示してくれた。Mio136という今で言うポータブルナビの場合、5000台時の提供価格は日本円で2万円程度と日本メーカーの10分の1と言えるほどで、納期はわずか2~3ヶ月だったような記憶がある(記録が残してないのでやや違いがあるかもしれない)。そんな、おもちゃのようなものでも、WindowsMobileが乗っかっていれば、グラフィック表現力はかなりのものなので、地図表示はきれいで、日本のカーナビと何ら遜色がなかった。

 私はその時(2003年後半)に、カーナビはいずれ全部ポータブルナビのような汎用ハードウェアに取って代わるということを確信した。そして、日本製のナビ機器を世界に輸出しようとしている、大多数の日本メーカーの取り組みは間違いなく失敗すると思った。そしてその通りになっている。何故って? それは、性能が優れて安価な製品が売れる、という実にシンプルな理由。これって、日本の携帯電話がキャリアの顔色ばかりうかがっているうちに、何一つ世界で通用しなくなっていったのと、どこかが似ている。

 パイオニアもせっかく良いアプリケーションを持っているのだから、30万円の恐竜ばかりをいつまでも売ろうとするのではなく、 よい機能を惜しみなくポータブルナビに投入して、この市場でもトップランナーになった方が成功するように思えてくる。もう「新ニッポン人」が増えると、カーナビに30万円払う人はテカテカオヤジしかなくなっちゃうし、ボケッとしていると、PSPとかDSとかiPhoneとかの携帯端末向けの「ナビタイム」ブランドのカーナビというか、通信サービスが車内を席巻して、「カーエレクトロニクス」という市場自体が消滅するかもしれない。Carrozzeriaというブランドの余韻が残っている今が最後のチャンスだと思う。


今年もカブトムシがお目見え

2008年07月02日 23時13分38秒 | スローライフ
 毎年飼育しているカブトムシであるが、ことしは今朝になってようやく成虫が出てきた。しかも、オスとメスそれぞれ1匹ずつである。

 ちなみに昨年は、6月21日に最初のが出てきたので、10日ほど遅いことになる。

 オス

 メス

幼虫は30匹少々いたので、これからまだまだたくさん出てくるはず。
しかし、全部が無事成虫になれるわけではないし、どういうわけか一昨日には大きな幼虫がケースから顔をのぞかせていた。未だ蛹になっていないと言うことは、ダメなのかもしれないと心配にもなる。

 飼育ケースの中で出番を待つ?

Googleが地図調達をTeleAtlasに一本化

2008年07月02日 19時02分26秒 | 地理情報関連
 Googleが地図調達をTeleAtlasに一本化する、というニュースが入ってきた。
 その理由は、TeleAtlasの地図の方がクオリティが良かったから、というのではない。実際、世界的に見ると、NAVTEQの方が品質面での信頼性は高い。それ故にNokiaが$8.1 billionで買収したのだ(対するTomTomがTeleAtlasを買った値段は$4.6 billion)。

 では、何故なのかだが、NokiaはGoogleのモバイル事業においてのライバルになっているからだ。NokiaはOviという位置情報も含めた携帯利用者向けのサービス事業を精力的に展開している。Googleの事業領域と被るところが多い。しかも、Googleはandroidプラットフォームを展開して、もっと水平的な広がりを追求しているから、Nokiaという世界最大の携帯電話機器会社が展開したい「顧客の囲い込み」戦略の邪魔になってしまう。

 GoogleとNokiaが戦う構図なんて、ちょっと前までは想像もできなかった。

 ところで、例によって日本のメディアよりもインドのメディアの方がこのニュースは速かった。最近私は、地理情報系の情報はインドあるいはタイのニュースメディアを当てにしている。なぜなら、情報が速くて、多岐にわたっているからだ。日本国内の情報だけは例外なのだが、世界とアジアに関しては日本国内のメディアは貧弱で当てにならない。

 これって、SNAの飛行機がアエロフロートのお下がり、というお話しと何か同じような気がする。海外の情報を発展途上国のメディアから仕入れるのだから。

 もうこれは日本の将来が心配、というレベルではなくて、日本の今が既に心配というレベルなんだと思う。

週末は鹿児島でした

2008年07月02日 00時01分22秒 | スローライフ

先週末は所用があり、家族で鹿児島に出かけてきた。

通常、鹿児島までのルートは、もちろん羽田から飛行機で鹿児島空港に向かい、そこでレンタカーを借りるか、空港バスで市内に向かう。

その飛行機であるが、JALとANA以外にSNA(スカイネットアジア)が運行している。SNAは格安航空会社というカテゴリーに一応入れても良いと思うが、なかなか採算が取れずに、現在はANAの傘下になっており、すべてのSNA便はANAとの共同運航便としての便名が付与されている。

当然ながら、今回の足にはSNAを手配した。機体はB737-400、旅客需要の比較的高い羽田鹿児島便の中では小型である。この機材はシートは紺色の革張りでなかなか良いのだが、実は中古である(SNAの機体は全て中古リース)。前の利用主はどこなんだろう、と思っていたところ、トイレに行って気がついた。ロシア語が書いてあるのだ。後でネットで調べてみたら、アエロフロートのお古なのだ。

 SNA77便はロシアのお古

アエロフロートと言えば、少なくとも90年初頭くらいまでは欧州への格安券としては大韓航空と並んで最安値で、イメージ的には機材も古くてサービスも良くない、というマイナスのイメージが付きまとっていた記憶がある。ところが、ロシアの経済発展により、今やそうしたイメージは過去のものと成りつつあるようだ。それにしても、日本がロシアのお古を買う時代になってしまったんだなぁ....ちょっと前ならばあり得なかったのに。

さて、横浜は雨で肌寒かったが、鹿児島に着いたら、そこは蒸し暑い夏だった。
薄日が差したかと思うと時々雨が降るが、とにかく蒸し暑い。じっとりと汗が出る。やっぱり南九州だけある。

早速下の息子が素手でチョウを捕まえてきた。横浜では見かけないが何という名前のチョウだろう。こんなのが結構飛んでいるのだ。
 こんなチョウがいた

今回は中心市街地にあるデパート(山形屋)と、昨年秋に谷山地区できた「イオン鹿児島ショッピングセンター」の両方に行ってきた。

山形屋の前を走る市電の広告が偶然イオンだったのでパチリ!

山形屋は典型的な百貨店で、威風堂々としている。デパ地下で鹿児島名産品を探したのだが、意外にもそれは片隅に追いやられていて、並んでいるのは東京を始めとする「全国有名ブランド」ばかり。私たちのような旅行客よりは地元客が大切なので、それは仕方ないのだが、東京志向が結構強いことを感じた。

そして、郊外のイオン。巨大な敷地に巨大な建物が建ち、これまた首都圏で見ることができる店舗がこれでもかと入居している。「ここに来れば何でも揃う」と断言できるほどの充実ぶり。

ところで、イオン鹿児島ショッピングセンターを訪れた最初の感想は、「あ、バンコクで行ったショッピングセンターみたい」。どこが似ているのかというと、真夏の開放感。来店客の服装が6月末の横浜とは全く違って、真夏仕様なのだ。そして、なぜか不思議とアジア的な活気を感じる。

鹿児島に行くのは今年2回目だが、ようやく慣れてきてまわりの様子を観察することができるようになってきた。お店の人はどこも親切だし、物価は首都圏よりも2~3割安いようであるし、食べ物はうまいし、泊まるホテルはどこも温泉が付いているし、なかなか良いところである。