横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

OSGeo大阪イベント

2009年08月26日 23時54分45秒 | OSGeo/FOSS4G
9月18~19日に「OSGeo大阪イベント」が開催される。
このイベントは、我らが隊長こと大阪市立大学のラガワン先生のご協力をいただき実現するもので、大阪市立大学に客員として滞在している海外からの研究者・講師等の講演、ハンズオンセッション、さらにはビアパーティ(未定だけど主催者の都合上絶対あると思う)までそろっている。ちなみに、講演はロカポの上田さんもいるので、全部英語ではないのでご安心?を。ともあれ、雰囲気だけでも体験するのも良いと思う。

【主催】
大阪市立大学
後援 OSGeo財団日本支部

【講演日時】
日程: 9月18日(金)
時間:18:00~20:30

【会場】
場所:梅田キャンパス、駅前第二ビル6階、101室

【講演内容】
Time: 18:00-18:40

Title: goGPS: open source software for precise low-cost positioning
Speaker: Dr. Eugenio Realini, Visiting Researcher, OCU
http://geomatica.como.polimi.it/cv/cv.php?pers=realini_en

Time: 19:00-19:40

Title: Integrating OSGeo tools in Mozilla platform - Application
examples and future prospects
Presenter: Dr. Nicolas Bozon
Visiting Researcher OCU
http://www.linkedin.com/in/nbozon

Time: 19:40-20:20

Title: (ジオどす仮)
Presenter: 上田(ロカポイント)
http://geodosu.com/


【ハンズオン日程】
日程: 9月19日(土)
時間:13:30-17:00

【会場】
場所:梅田キャンパスまたは応用技術会議室(天神橋筋六丁目)

【講演内容】
"Open Web Service for Geospatial Data Sharing using OSGeo software Mapserver and
Open Layers" (the title can be changed).

Presenter: Lecturers
Dr. Nicolas Bozon and Dr. Eugenio Realini
★Participants need to bring their laptop


【懇親会】9/18予定

参加方法等、詳細は
OSGeo.JPのメーリングリストを参照されたし。

地図作り定期報告

2009年08月20日 21時59分13秒 | 地理情報関連
 OpenStreetMapの進捗状況。
 前回、6月20日、7月20日と1ヶ月間の推移を投稿したこともあるので、一応定期報告として8月20日版もしておこう。


6月20日 7月20日 8月20日

8月は帰省でのマッピングもあったので、ずいぶん沢山のログを取った印象を持っていたが、7月20日の地図と比べてみて、確かに道路は増えているのだが、ぱっと見に大きな進歩がないような感じもする。今まで通ったことのない道を走るように意識してきたのだが・・・今朝もそうしたし。

自宅から次第に遠くなると、地域的な網羅をするのがだんだん大変になってくる。加えて、ここ横浜は半端じゃない坂道だらけ。自転車で可能な道路は(息子が)完走したので、残るはガソリンを使って”ちょっと遠くまで”行かなければならない。生活圏ではないと、地図のために出かけることになる。さすがにそういう時間を日常的に作り出すことは難しい。

とはいえ、まだ息切れはしていない。通ったことのない道を走るのもそれなりにおもしろいので、ぼちぼちやっていこうと思う。

QGIS日本語リソース作成用Wiki

2009年08月18日 00時10分03秒 | OSGeo/FOSS4G
オープンソースのデスクトップGISツール、QGIS(Quantum GIS)は、国内でも利用者が多いのだが、メニューの一部分を除いて、日本語の資料等がしっかりと整備されてはいない。

 このほど、OSGeo日本支部のアクティブメンバーであるかやまさん(そう、ジオメディアサミットのライトニングトークでブレークしました)による、QGIS日本語リソース作成用Wikiが公開された。

 詳細は、OSGeo日本支部のメーリングリストへのかやまさんの投稿から転載する。

QGISの日本語リソースを必要とされる方々の共同作業でつくれる場所をつくれないかとOSGeo.JPのサイトにQGISのユーザーガイド翻訳作業を行うためのWikiを作成してみました。

とりあえず英語版 1.1.0 のユーザーガイドのテキストをできるだけWikiにアップロードしてみました。
このWikiには自由にアカウントつくれます。アカウントをつくってログインするとWikiの編集を行うことができます。
英語版ユーザーガイドの各英文を日本語に直してWikiに保存するという作業をネットで分散してできないかというのがこのWikiのねらいです。

QGISのユーザーガイドを日本語にしたらいいと思われる方ならだれでも参加できます。
1行の翻訳作業でもいいですから皆様のご参加をお待ちしています。


一人でやるにはかなりの分量だが、みんなで手分けすれば、それほどでもないはず。興味のある人はぜひご協力を!

住むにふさわしい国!?

2009年08月17日 19時54分55秒 | OSGeo/FOSS4G
 OSGeoにフレンドリーという意味で、住むにふさわしい国はどこだろうか?

 そんな視点から、FOSS4G2009サイトへのアクセス数を国別の人口百万人単位に主題図化した記事が発表された。記事の投稿者Cameron Shorterはシドニーのカンファレンスの責任者なので、どこから何人の申込があるか、気が気でならない立場でもある。

筆者のコメントによれば、
・アジアでは日本(順当)とモンゴル(意外だが、人口が少ないからこういう結果が出るのかな?)
・ラテンアメリカではチリ(これって駄洒落...?)
・カナダはアメリカよりも強い。カナダの(国土地理院に当たる)GeoConnectionsの政策が強いOSGeoコミュニティの形成にどのくらい寄与しているのか(さすがカナダ、MapServer[生まれはアメリカ]の育ちはカナダ、PostGISも、GDAL/OGRももとはカナダ産だし)
・欧州からの興味は高いので、来年の(バルセロナでの)カンファレンスには多数の人が参加するだろう
・アフリカは昨年のケープタウンですべて学び尽くしてしまったので、今度はシドニーには来ないってことかぁ
らしいです。

ふむふむ、おもしろいなぁ。

帰省先でマッピング

2009年08月14日 21時18分51秒 | 地理情報関連
 毎年盆の時期には私と妻の実家(名古屋市名東区と一宮市)に家族で帰省をしているのだが、今年はマッピングをするのが一つの目的にもなっていた。OpenStreetMapも、首都圏を中心に次第にデータが充実してきているのだが、どういう訳か名古屋近辺のマップがまだとても貧弱である。ならばこの機会にやってみようということで、いつも使っているiPhoneでログ取りを行った。

 OSMの実家周辺はほとんど何も道路が描かれていないので、走る道はほぼすべてが「地図化」できた。私の実家周辺、実家のそばの旧自宅周辺、妻の実家周辺、その間の通り道、買い物ルートなど、OSMを見るだけで、今回の私の移動軌跡を見ることができてしまう。これはとても楽しい。もう数年もたつと、こんな「処女航海」的な楽しみを提供してくれるエリアは限られてしまうだろうから、早い者勝ちの楽しみ方である。

 実家の墓参りにも行ったので、その通路もマッピングした。気温35度の猛暑には閉口したので、ちょっとだけだが。
お墓の通路もマッピング

国道一号線...orz

2009年08月13日 18時33分05秒 | スローライフ
 帰省先の愛知県でも、地震は結構強く、しっかりと目が覚めてしまった。揺れている時間も長かったので、遠くの大きな地震だなぁ、とまでは推測できたのだが、まさか東名高速上り線が崩落するとは・・・

 帰宅予定は12日の夜で、突貫工事は(当初)13日以降完了と聞く。横浜南部へのアプローチは中央道まわりはどうにももったいない。やっぱり国道一号線を迂回するしかない、という結論に。

 午後7時に帰省先をスタートし、東名高速へと入る。名古屋ナンバー、尾張小牧、三河ナンバーなどばかりで、首都圏ナンバーの妙に少ない不思議な感覚を味わい、徐々に静岡県へと向かう。袋井インターで全車が一般道へ出されるのだが、ここからわずか1キロくらいの国道一号線バイパスにアプローチするところから、早速渋滞。時々ノロノロ進んだかと思うと数分全く動かない。そんな状態が2時間ほど続く。

 静岡県の国道一号線は、かなりの割合が「バイパス整備」されていて、適正な交通量ならば時速60キロでスムーズに走行できるレベルである。最終的には片側2車線化されるように用地買収されているが、実際には片側1車線(対面通行)区間が過半を占めているので、今度のように高速道路からの迂回車が流れ込んだらパンク状態である。

 ということで、止まったり進んだりのノロノロ渋滞をこなし、金谷を過ぎたあたりからようやくスムーズに流れ始め、袋井から約3時間かけて清水インターにたどり着いた。途中、丸子藁科(まりこわらしな)トンネルとか、静清(せいしん)バイパスとか、80年代に以前の会社勤務先で受託作成していた、(当時の)建設省中部地方建設局の地図のタイトルに出てきていた名称に出くわし、なんだかとっても懐かしい。

 清水以降横浜町田インターまでは、まるで鹿児島県内の九州自動車道を走っているかのようなスカスカな交通量。何の問題もなく自宅までアプローチできたが、時既に午前3時前。さすがにしんどかった。

オールドイタリアンの音色

2009年08月11日 21時59分02秒 | スローライフ
 帰省中での(私的)ビッグイベントは、高校三年生の甥が最近使い始めたオールドイタリアンのバイオリンの音色を聞くこと。バイオリンはイタリアのクレモナ地方で発展したこともあり、18~19世紀に制作された完成度の高い楽器は、今なおすばらしい音色を奏でてくれる。

 まずは、外見。薄汚れた風合いとおびただしい小さな傷を見れば、単に古い楽器にしか見えない。それを甥が演奏する。彼は最近めきめきと腕が上達したこともあり、技巧も優れ、表現力もダイナミックですばらしい、さらにオールドイタリアンがもたらす甘い音色にはため息。その後、僭越ながら小生もちょっと弾かせてもらう。弾いてみて「あれれっ? うまく弾けない・・・」どういう訳なのか、弓が滑ってしまう感じで思うようにならない。ただ、ハイポジションの音が小生の楽器に比べるとはるかにまろやかに響くのを実感。さらに、少々荒っぽく弾いても、不思議にギーギー言わない。

 最近練習しているバッハのパルティータを弾き始めたら、「おまえこんな難しい曲を弾いているのか?(=無理だからやめたら?)」と兄のコメント。続いて「あ、そこ音が違う」、「楽譜を見て短そうだから弾いてみてるんじゃないか?」(これは図星)う~ん、やっぱ実力相応の曲にした方がよさそうかな。

 その後、久しぶりに兄とバイオリン談義。小生が持っているものは、練習用としては普通のもので、弦を選んでうまく調整すればそれなりの音は出せるという。だが、オールドイタリアンの響きと比べてしまうとあまりの差があって、自分の腕はさておいて、良い楽器が欲しなぁ・・・とあこがれてしまう。ま、その前にもっと練習を積むことが必要で、まずは自分が高校生だった頃のレベルまで戻すことが目標。まだ2~3年かかるような気がする。その間に新しい楽器のお金を貯めよう。

名古屋に行ったら・・・

2009年08月10日 21時43分39秒 | スローライフ
 ただいま名古屋に帰省中である。天気が悪いので例年ほどは気温が高くないが、それでもこの蒸し暑さって・・・

 そんな中、妻が「ここだけは行きたい」と粘着気味に主張したのがコメダ珈琲店。何でも横浜に進出して話題になっている(という)珈琲チェーン。私の以前の住まいのそばにもあったのだが、ついぞ行ったことはなかった。
コメダ珈琲店

 名古屋の喫茶店はモーニングセットのお得さで知られているけれども、禁煙派の小生には禁忌スポット。今回は妻への”特別サービス”として私も同行した。

 店に入ると新聞が沢山置いてあり、この中から好きなものを選んで席に着く。やっぱりここは「中日新聞」でないと・・・
続いて注文をする。メニューを見るなり、妻は「小倉トースト」と。うぅ・・・あの噂のメニューをいきなり選ぶとは!
中日新聞に小倉トースト

 実は小生は、大の「あんこが苦手派」。目の前でトーストにまるでジャムを塗るかのようにあんこを塗って、それをおいしそうにほおばる妻を見ると、何とも複雑な気持ちになる。それにしても、何でこんな暑苦しいメニューが堂々と珈琲店でサーブされるのだろうか???

どうもおいしいらしい・・・orz

 来店客の濃い名古屋弁のシャワーを浴びながら、久しぶりに強烈な名古屋を味わった。

おじさんはGPS精度の高さに驚いています

2009年08月06日 13時59分22秒 | 地理情報関連
 iPhoneをゲットしたのは昨年7月11日。そう、小生は発売日に並んだアホの一人。それは良いとして、感動を与えてくれた機能の一つが「マップ」だった。現在地があっという間に地図にプロットされ、同時に近傍施設を検索表示してくれる(そして、OS3.0になったら、ルート検索までしてくれるようになった)。

 その時に驚いたのは、iPhoneに実装されているGPSの精度の高さだった。携帯電話についているものだから「おまけ」なんだろうと思っていたのだが、体感的な誤差は数メートル。もちろん、GPS衛星の補足個数が少なければ誤差が大きくなるのだが、大体は現在位置がピタリと出る。

 一方、私の車には、2002年末に購入したサンヨーゴリラ(DVDナビ)が装着されている。この春の車の買い換え時に、地図ディスクを6年ぶりに更新しているのだけど、実は、iPhoneと比べて測位時間、測位精度共に相当劣る。測位時間については、iPhoneがアシステッドGPSなので仕方ないところもあるけど、「自己位置取得センサー」としての性能は、iPhoneの方が数段高い。この間の技術の進歩によるものだろうが、カーナビ専用機の技術進歩のスピードと、携帯電話まわりのそのスピードとは、後者の方がずっと早いのでカーナビ屋さん(ハード系)はこれからはしんどいだろうな・・・

 さて、OpenStreetMap。GPS精度が数十メートル~200メートルという90年代の常識をいまだ引きずった”地図業界人”の小生には、果たしてどんだけのものが出来るの??と最初は思っていた。しかし、iPhoneで取得したGPSログを見ると、感心するくらい正確だ。少々広めの道(16メートルクラス以上)ならば、上下車線の違いを大抵はログに記録することができる。車で走ると真っ直ぐになり、自転車でふらふらと走っていると、その軌跡がうねっている。もちろん、その時点での衛星の個数とか、ビルや高架の谷間などの条件が左右するのだが、十中八九は大丈夫だ。

 これだけコンシューマ向けのGPSの精度が高ければ、OpenStreetMapプロジェクトによりできあがった地図は、実用的な意味での測量精度は十分にある。住宅地図精度は無理でも、カーナビの地図精度レベルは余裕でクリアしそうである。それにしても、GPSの精度って本当に上がったものだなぁ、と感心する。