中学生の頃から洋楽(ロック)を聴き続けて早やン10年、かなり色々なものを聴いてきたつもりである。超お気に入りのアーティストやアルバムもあれば、今いちだったのもあり、いくら好き嫌いは少ないとはいえ、何が何でも好きな訳ではない。その時の気分によっても違うし。ジャンルで言うと、HM系は相変わらずダメだし、近頃のパンク系も馴染めない。ヒップホップ系は言うに及ばず。でも、ある程度メジャーなアーティストなら(自分で買ったかどうかは別として)、一通り聴いているのではないか、という自負は少々あったりして(笑)
そんな中でも、やはり好きでないというか、あまり聴いてない(興味ない)アーティストたちがいて、これは前にも言ったけど、僕には昔から「3大苦手なアーテイスト」というのがある。すなわち、
ザ・フー
ドアーズ
ブルース・スプリングスティーン
この3者であるのだが、何故この人たちが苦手なのか、今となってはよく分からないけど(笑)、多分初めて聴いた時の印象が悪かったのではなかろうか。ザ・フーやドアーズの第一印象は「暗い」「重い」といったものだったと思うし、スプリングスティーンはモゴモゴ言ってるボーカルが暑苦しかったのではないか、という気がする。3者共、それぞれ才能あるミュージシャンであるのは認めるし、その音楽性やキャリアには敬意を払っているつもりだが、今さら聴く気にはならない。嫌いではないのだ。苦手なのである(笑) どうか、ご勘弁願いたい(誰に言ってんだ)
嫌いと言えば、昔エア・サプライとかライオネル・リッチーとかが嫌いであった。音楽性云々というか、嫌いなタイプの曲が多かったのだ。前者なら「ときめきの愛を」「さよならロンリー・ラブ」、後者なら「トゥルーリー」「ハロー」なんてとこね^^; 特に「ハロー」はビデオクリップからしてイヤだった。でも、反面好きな曲もあって、これまた前者なら「ロスト・イン・ラブ」、後者なら「ユー・アー」あたり。どんなアーティストでも、好きな曲とそうでない曲があるものだが、この両者については、嫌いな曲の“嫌い度”が好きな曲の“好き度”を上回っていたのだろう(なんとなく意味不明)。あと、シンディ・ローパー、こちらはビデオクリップの印象が悪い。好きな曲も全くなかった。ま、このエア・サプライ、ライオネル・リッチー、シンディ・ローパー、の3者共、80年代のMTV時代に大成功を収めた訳だが、間違ってもこの先懐かしさにとらわれて、突然ベスト盤を買ってしまう、なんて事はありえない、と言っていい(笑)
こういった、「苦手」とか「嫌い」とかいう理由以外にも、特定のアーティストを敬遠するケースがある。例えば、この3者がそうである。
ザ・バンド
スティング
トーキング・ヘッズ
この3者に共通するのは何か。実は彼らは、「評論家の間で非常に評価が高く、尚且つ一般のロックファンにも大変人気がある」アーティストなんである。長く洋楽(ロック)を聴き続けてきた経験からすると、評論家と一般、この両方から評価が高い人ってのは、そうはいない。これは大変な事なのだが、この3者に関しては、実はそこが気に触るのだ(爆) 僕はどちらかというと昔から、人気はあるけど評論家ウケの悪いアーティスト、が好きだったりするので(笑)、一般的な人気と評論家の評価は別物と認識していたりして、だからこの両方が一致するなんて、喜ばしいどころか却って胡散臭く感じるのである(爆) それで、なんとなく「オレの聴く音楽じゃない」なんて敬遠してしまうのだ。もちろん、少しは聴いてる訳で、それほど好みでもなかったのだろう。その「評論家の間で非常に評価が高く、尚且つ一般のロックファンにも大変人気がある」アーティストの最右翼と言えば、なんたってビートルズであり、ストーンズ、クリムゾン、ツェッペリンあたりにそれに続くと思うが、ここいらは(先入観なしに)ちゃんと聴いたし、クリムゾン以外は好きであるので、敬遠したことはない。
この場合は、アーティスト側には何の責任もない(当たり前だ)。実は、ザ・バンドは1枚CD持ってる(ベスト盤だけど)。スティングはともかく、トーキング・ヘッズはほとんど知らないに等しいので、今聴くと気に入るのかもしれない。実際、10代の頃いいと思えなかったザ・バンドをいいと感じたのは、30代になってからだった。けど、今さらという感じもする(笑) なので、「トーキングヘッズ良いのに( ´・ω・`)」と、夜な夜な迫るのは堪忍して下さい(爆)
ま、何でも聴きます、なんて言うと「無節操」とか「ノンポリシー」とか「浮気者」とか「八方美人」とか、ひどい場合は「女にウケようとして聴いてるんだろ」なんて事まで言われてしまうので、ひとつやふたつ、聴かないアーティストがあってもいいのではなかろうか、なんて思うのである(自爆)