日々の覚書

MFCオーナーのブログ

これが転落というものなのか

2008年11月04日 22時49分28秒 | 時事・社会ネタ

あまり書きたくはないが(笑)、今日一番の話題だし、近頃珍しいショッキングなニュースだったから、触れない訳にはいくまい。もちろん、アメリカ大統領選の事ではなく、小室哲哉である。分かってるよね?(笑)

それにしても驚いた。詐欺罪で逮捕とは。逮捕ですよ、あなた。単なるゴシップとは違うのだ。しかも、新聞記事によると、小室本人は容疑を認めているらしい。もう立派な犯罪者なのである。確かに、ここ数年、90年代の活躍ぶりが嘘のように鳴りを潜めていたし、事業の失敗などから巨額の借金を抱えている、というのも、耳にはしていた。今回の詐欺事件についても、5億円を支払った人が訴訟を起こしている、というのも聞いてた。でも、ワイドショーネタになるならいざしらず、本当に逮捕されてしまうとは...

さらに驚いたのは、今朝の大手紙の一面トップが、揃ってこのニュースだったことだ。読売も朝日も毎日も産経も、皆小室である。日経は確認してないけど^^; 確かに、ショッキングな事件ではあるが、全国紙の一面になるようなネタか? しかも、横並びで。スポーツ紙や東スポとかなら分かるけど。やはり、逮捕されたからか。

それにしても、近年珍しく、栄枯盛衰を地で行くような事件である。10年ちょっと前まで、プロデューサー・作曲家として絶頂にあり、有り余るほどの名誉と富を得た男が、一転借金に苦しみ、犯罪を犯すとは...昔売れてたけど、今ではその面影すらない、なんて話はこの世界ではよく聞く。90年代にアメリカでバカ売れしたラッパーたちが、今では落ちぶれて破産宣告、なんて話も聞いてる。けどねぇ...逮捕ですから...何もそこまで...

聞いた話だと、小室哲哉という人は、見た目ほど冷徹で計算高い戦略家、というタイプではなく、むしろ金に頓着しないお人好しらしい。ミリオンセラー連発していた時代も、実は本人は何も考えておらず、曲を作ってプロデュースするだけの、要するにただの音楽バカだった、という話を聞いたこともある。金を儲けると、周囲にハイエナみたいなのが集ってくる、というのはどこにでもある話で、前述の話が本当ならば、小室も金目当ての連中に乗せられて、投資したりなんかして、結局借金を抱える破目に陥ったのだろう。金や交友関係に目を光らせる側近がいれば、こんな事にはならなかったのかも。そういえば、友達も少なそうだ。

ま、人物はともかく、ミュージシャンとしては才能ある人だったと思う。TMネットワークは結構好きだったし、プロデューサーとしてミリオンセラー連発してた頃の曲も、嫌いではない。安室とか華原とかglobeとかは、3曲に1曲くらい良いと思う曲あったし(笑) ヘンな英語のタイトルはイヤだったけど(笑) 売れなくなったとしても、金はたくさん稼いで生活には困らないのだから、好きなように曲を作って、たまにCD出したりして、のんびり暮らせばよかったのに....う~ん、小市民には、どうにも理解不能(笑)

ファンの人には、今回の事件はツラいだろうね。お察しします。

所で、TMネットワークといえば、かつてよく聴いたのがこれ。

Giftforfanks

『Gift For Fanks』、彼らがブレイクし始めた頃に出た編集盤である。正直言うと、宇都宮隆という人は、どうしても歌が上手いとは思えないのだが(失礼!)、でも雰囲気は悪くないので許す(笑)。「Self Control」とか「You Can Dance」とか「8月の暑い夜」とか、好きだったなぁ。今回の一件で、久々に聴いてみたくなったけど、手元にないのが残念。

今朝出社すると、上司が小室逮捕の話題に触れ、「人間絶好調のようでも、必ず落とし穴があるんだなぁ。常に、気を引き締めて生きていかねば、と改めて思ったよ」とのたまった。普段そりが合わない人ではあるが、この一言には大きく頷いてしまった小市民なのであった(爆)

コメント (14)
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