日々の覚書

MFCオーナーのブログ

アジア・シリーズが終わった

2006年11月13日 00時03分49秒 | スポーツ

今日、プロ野球・アジア・シリーズの決勝が行なわれ、日本代表・日本ハムファイターズが、台湾代表のラニューを1-0で破って優勝した。日本シリーズを制し、アジア・シリーズも制して、アジアのナンバーワンになった訳だ。緊迫した投手戦となり、とても見応えのある試合だった。日本ハムファイターズの選手の皆さん、そしてファンの皆さん、おめでとうございます。

と言っても、アジア・シリーズなんてものが、日本で開催されていた事すら知らない“自称”プロ野球ファンもたくさんいるのだろうな。かくいう僕も、試合を見たのは今日が初めてだったのだが(汗) アジア・シリーズとは、日本・韓国・中国・台湾の、それぞれの国のリーグチャンピオンが集まって、アジアのナンバーワンを競う(中国だけは、選抜チームだったらしいが)大会で、去年はロッテオリオンズが優勝しており、2年続けて日本チームがアジアの頂点に立った訳である。サッカーでも、やはりアジアのチャンピオンチームが揃ってアジア・チャンピオンを決める大会があるが(A3とかACLとか)、野球の方はサッカーのより知名度低いだろう。ある人なんか、この話をしたら「李は出るのか?」と聞くので、「誰?」と聞き返したら、「巨人の李だよ。出ないのか?」と大ボケをかましてくるので、開いた口がふさがらなかった。各国のチャンピオン・チームだって言ってるでしょ。ナショナルチームじゃないんだよ。巨人はリーグ優勝すら出来なかったのだから、出場してる訳がないでしょうに。結局、この程度の認識なのである。だから、巨人ファンっていやなのだ。

それはともかく、日本のプロ野球の場合、選手もファンも国内のリーグ戦が第一で、国際試合や親善試合には、ほとんど関心を持たない傾向がある。こないだの日米野球でも、辞退する選手が続出して、野村監督が怒っていたというし、中日のウッズは日本シリーズ前に、日本シリーズで勝ってもアジアシリーズには出ない、と宣言した。今回の日ハムだって、新庄はいないしセギノールもいない。随分小粒な打線だったように思う。これで、小笠原までいなくなってしまったら、一体どうするのだ。

日本人選手が大リーグ入りするのに関しても、否定的な見方をする人が多い。「日本プロ野球の衰退に繋がる」とか何とか言って。しかし、今年、西武の松坂、ヤクルトの岩本、阪神の井川、といった選手が、ポスティングシステムで大リーグ入りするのは確実と言われており、それを憂う声もあるが、彼らを実際に見ていた人が一体どれくらいいるのか。イチローの時だってそうだ。ほとんどの人は、イチローなんてオールスターくらいでしか見た事ないに違いない。そのくせ、アメメリカへ行くと言うと反対する。サッカーでは、こういう事はまずない。選手が海外のクラブへ移籍するのも、割と冷静に受け止めている。野球ファンは井の中の蛙状態だ。もっとも、世界中でプレイされているサッカーと、ごく一部の地域でしか行なわれていない野球とでは、端から感覚が違うのだろう。

ま、この“井の中の蛙”状態は、アメリカも似たようなもんだけど(笑)

コメント (5)
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