日々の覚書

MFCオーナーのブログ

無観客試合

2005年06月08日 23時12分03秒 | スポーツ
今日、バンコクのスパチャラサイ競技場で行われた、サッカーワールドカップドイツ大会アジア最終予選の対北朝鮮戦で、日本代表は2-0で勝ち、3大会連続ワールドカップ出場を決めた。なんでも世界最速だそうで、ワールドカップ決定一番乗り、という事である。とにかくめでたい。選手、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

ご存知の通り、今日の試合はFIFAの裁定に依り、第三国開催の無観客試合となった。実は、僕にとって一番の興味は、無観客試合の雰囲気って、どんななんだろう?という事だった。ゴールを決めてもピンチを迎えても、シーンとしてるスタジアム。選手たちの声とピッチに向かって指示を出す監督の怒声、そして審判の笛の音とボールを蹴る音だけが場内に響きわたる...なんてのを試合前は想像していたのだが、いざ始まってみると拍子抜けした。現地は風が強かったらしく、マイクが風の音を拾って終始ゴーゴー言っていたので、ちっとも静かではなかったのである(笑) それに無観客とはいえ、チーム関係者や報道関係者、プレスの連中はスタジアムにいる訳で、彼らが試合を見ながら叫んだりするのが、結構聞こえていた。加えて、場外では日本のサポーターたちが応援を続けていたそうで、太鼓や合唱がこれまたよく聞こえたのである。よって、今日の試合中継は、観客席の音声を絞って、実況や解説の声を大きくする、いわばTVKのナイター中継のような感じだった(ローカルですまん)。ちょっと残念だ。無観客試合の雰囲気を味わってみたかったのに(笑) シーンとしたスタジアムの様子を伝えてこそ、臨場感溢れる実況放送だと思うのだが(違)

それにしても、勝つか引き分けで、ワールドカップ出場が決まるという、非常に重要で緊迫感のある試合だったのだが、僕は割に冷静に見ていた。負けることはなかろう、と信じ切っていたのだ。かつては、このような試合でドキドキハラハラしない、なんて考えられなかった。いや僕だけではないと思う。日本中の人がそう思っていたのではないか。実況のアナウンサーも解説者も、気のせいか落ち着いていたようだし。ドーハの悲劇では、終了直前同点にされた時、マイクの前の人たちは皆言葉を失っていた。ジョホールバルの歓喜では、Vゴールで勝った瞬間、皆さん興奮して言葉になっていなかった。今回は全く、そんな事はなかったよ。

ドーハの悲劇→ジョホールバルの歓喜→日韓ワールドカップでベスト16、ときて日本代表は強くなった。国民は皆そう信じている。予選敗退なんて考えられなくなってるのだろう。勝って欲しいではなく、勝って当然、というスタンスでサッカーを見るようになりつつある。日本サッカーが大変なのは、これからに違いない。

でも、なにはともあれ、ワールドカップ出場おめでとう。本当に良かった。当然本大会ではベスト16以上だよね(あ、言ってしまった...笑)

ドイツかぁ...行きたいなぁ...

コメント (1)
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