日々の覚書

MFCオーナーのブログ

風習

2005年01月22日 15時29分11秒 | 時事・社会ネタ
もうすぐ節分である。節分といえば、豆を撒く日な訳だが(いいのか、大のオトナがこういう認識で)、関西にはこの日に“恵方”を向いて太巻きを食べる、という風習がある。

ご存知の方も多いだろうと思うが、つまり節分(2月3日)に恵方(その年の干支から、いいと定めた方角。歳徳神=その年の徳の神のいる方角。旺文社『国語辞典』より)を向いて太巻きを食べて、無病息災を祈るという習慣らしい。食べ終わるまでは口をきいてはいけないそうだ。効力が落ちるとか(笑)

1月半ば頃からコンビニで太巻き(店によって呼び名が違う。恵方寿司とかかぶりつき寿司とか)の予約を受け付けており、一体何だろうと思って人に聞いてみるまで、そういう風習があるとは知らなかった。少なくとも関東(神奈川)では聞いたことない。関西だけかと思いきや、先日松山へ行ったらやはりコンビニで太巻きの予約を受け付けていたので、四国にもあるらしい。

面白い風習だなと思う。とある人によると、その人が子供の頃はそんな風習はなかったらしく、古い習慣を引っ張りだしてコンビニが商売しようとしてるのでは、と言っていた。なるほど、太巻きの予約販売というあたりに商売っ気を感じない事もないが、まぁいいのではないの。何より、太巻きを食べるという儀式がいい。何故太巻きなのか?というのは置いといて、珍しいモノではなく比較的身近なモノを食べるというのが、庶民的でよろしいと思う(笑) 今年こそは僕も食べてみようかなと思っている。

昔からの風習というものは、現代にはそぐわない(つうか実行不可能)物もあったりするが、このように簡単に実行出来る事だと馴染みやすく、後世まで伝えていけるのではないだろうか。もしかすると、やりやすいように時代ごとに形を変えているのかもしれないけど。

ちなみに、今年の恵方は西南西だそうな。どっちだ?(爆)

コメント (1)
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