コズミック・ディスクロージャー re-boot より転載させて頂きます。
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コズミックディスクロージャー:墜落したET船の回収
シーズン 12, エピソード 17
George Noory: 「コズミック・ディスクロージャー」へようこそ。司会のジョージ・ノーリーです。エメリー・スミスも一緒です。ETの墜落船の回収。さて、我々はみなロズウェルや他にも多くのUFOの墜落について耳にしてきました。エメリー、番組にようこそ。
Emery Smith: ありがとう、ジョージ。
George: あなたは墜落船の回収プログラムに従事したことはありますか?
Emery: はい。
George: どこで?
Emery: ええ、私がニューメキシコ州のカートランド空軍基地に駐留していた時です。
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そこが主要な施設の一つで、アメリカ全土から集められた精鋭のグループがいて、その専門分野によっていつでも現場に飛んでいくんです。私は3人チームの一人として、現場の調査に参加していました。それは科学捜査班みたいな感じで、殺人事件があった時みたいに、彼らは現場保存します。
ですからまず軍隊が先に現場に行っていて、彼らがすべて遮蔽して現場を保全します。それからそこに私たちが送り込まれます。基本的に他の誰かが来る前に、宇宙船や残骸を見て、死体はないか、何が触っても安全か、安全でないかといったことを調べるためです。
現場には多くの様々な機器が設置されます。最初私たちは何百メートルも離れた所にいて、墜落現場を分析するためのベースキャンプを設営して、まずは近づいても安全かどうかということから確かめます。それには様々な種類の特殊なカメラなどを使ったり、人工衛星で辺り一帯をスキャンして、地球外生命体がまだ生存しているかどうか確かめます。
もし彼らがまだ生きているようであれば、まずは彼らの手当てが第一です。それに私たちはこれまでに数多くのETの標本を調べてきているので、私はETのタイプを識別したり、近づいても安全かどうかを判断する担当のプロジェクトの一員でした。
そしてまた墜落船に付随するものとしては様々な装置があります。その多くは意識介在型のテクノロジーで、乗組員のETと生物学的に接続されているので扱いに注意が必要です。ほら、誤ってその船の生命維持装置をオフにしてしまって、生存していたETを死なせてしまったら困ります。
だからこれら多くのことがあって・・・基本的にはトリアージ(識別救急)エリアとなるわけです。行っても安全か?安全が確認できたら、次のチームがやって来る。という風に。私たちは破片や残骸を回収します。装置を回収します。そしてETの生存者や遺体などを回収します。
George: なぜそんなに頻繁に墜落することがあるんですか?
Emery: ええ、どんなETでも一度3次元に姿を現せば、たとえそれが次元間存在だったとしても、3次元空間の法則の制約を受けることになります。だから彼は完全無欠ではなくなるんです。わかります?確かに彼らは私たちより速く飛べるかもしれません。自身の船の周囲に流動重力場を形成してね。でも事故は起きます。ほら、それでも彼らは完璧ではないんです。船が故障することだってあります。でも正直な所、ほとんどは人間に撃ち落とされている場合が多いです。
George: なんと、本当ですか?
Emery: ええ、スカラー光子やエネルギー・ビーム兵器を使ってね。こういったケースは多いんです。なぜなら政府や企業は彼らの存在を誰にも知られたくないですから。というのも、彼らの存在が証明されてしまったら、それは彼らが化石燃料を使っていないことの証明にもなるからです。彼らはゼロ点エネルギーやフリーエネルギーを使ってここへ来たことになります。
George: そして我々もそのエネルギーを欲している。
Emery: そして・・・彼らは大金を失うことになります。私たちが電気料を払わなくて良くなってしまうからです。
George: スカラー・エネルギーとは何ですか?
Emery: ええ、スカラー光子はとても長い間利用されてきました。私は普段は人に本を勧めたり宣伝したりすることはないのですが、トム・ビアーデンはスカラー波と測光について素晴らしい本を著しているので、皆さんも読めば勉強になりますよ。
スカラー光子とは時間と空間の中を移動する特殊な周波なんです。だから例えば中国に装置があったとしても、簡単に地球を通り抜けて照射して、あなただけを蒸発させてしまうことができる兵器です。
これを使って太平洋沖に巨大地震を起こしてアジアに津波を作り出すこともできますし、ハリケーンを起こしてビロクシを壊滅させることだってできます。だからこういった兵器はとても危険なんです。私がその存在を知っているのは世界に6基だけです。それは機密文書化されています。そしてこれらは常に使用されてきました。
とても壊滅的な出来事を目にする時はいつでも、それはたいてい誰かによって故意に引き起こされていて、その目的は他の国に対して「おい、こちらの要求に応じなければスマトラと同じ目に遭わせるぞ。これは単なるテストだ。我々に何ができるかわかったろう。次はこんなことではすまないぞ」と言うためです。
だからほら、日本のヤクザが一基持っているでしょう。アメリカにも一基。ブラジルも持っているはず・・・
George: 我々はどこからこのテクノロジーを得たのですか?
Emery: 自分たちで開発したんですよ。また別に見つけたものからリバースエンジニアリングした兵器もありますが。だからそれはETのテクノロジーが間違った手に渡ってしまったという否定的側面ですね。でも忘れてならないのは、こういったテクノロジーは癒やしのためにも利用できるということです。福島を20秒できれいにすることだってできます。だからなぜ私たちがこれを地球環境の改善のために使わないのかという事が問題なのです。
George: あなたは墜落船の回収において何を見ましたか?
Emery: ええ、一つの事例をお話しますね。私は巨大なLEGOブロックのような宇宙船に出会いました。
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おそらく幅が15メートル、もしくは9~12メートルくらいだったかもしれません。一部が砕けていました。隕石でできているように見えましたが、とても金属的な質感でした。少し地面にのめり込んでいて、いくぶん土が掘り起こされていました。
そして私たちはこの船に接近していきました。放射線などはすでに人工衛星からのスキャンで測定済みです。それに歩み寄ったのは私たちが最初でした。私はプロジェクトでもこのような船を見たことがなかったので、ある意味新鮮でした。船の破片が辺り一面に散乱していて、オレンジ色に発光していましたが、熱などは発していませんでした。
George: 煙みたいなものは全くなかった?
Emery: ええ。煙も粉塵も全くありませんでした。数百メートルに渡って多くのデブリが飛散していて、その中には様々な地球外の装置が落ちて散乱していました。そこには3名のETがいました。2人は死亡していて、1人は脱出してきたところでした。
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George: なんてことだ。
Emery: 彼らは人間タイプのETでした。肌が青みがかっていて、2メートルくらいの高身長です。それから私たちはとても慎重にならなければいけませんでした。なぜなら船は・・・まだハム音が感じられ、まるでまだ船が・・・
George: 起動していた。
Emery: ・・・起動、稼動できる状態でした。私たちは何か触って爆発を招いたりしないように注意しなければいけませんでした。こういった状況では多くの場合、船が実際にETの生命維持を続けようとしています。私たちにETのタイプが識別できない時は、別の専門家に同行してもらって、彼らがそれに対処します。ある時は、事故に遭ったET種族のことに詳しいETに同行してもらって、そのETの蘇生処置を試みてもらいました。
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すると事前の蘇生法が間違った口から行われていたことがわかりました。そのETには胸骨のくぼみあたりに別の口があって、実際にはそこで呼吸していたのです。ETの彼はそれを知っていて、そのETを蘇生することができました。もちろん、私たちも現場に同行します。私たちはこういった生命体の解剖学においては一番の専門家ですから。体の仕組みはすべて理解しています。
George: そうでしょう。
Emery: それに私たちはETやその宇宙船に付随する多くの装置にも詳しいです。だから私たちは大きく展開していて、すべてをトリアージして、何が触っても安全か、安全でないかを確かめるわけです。この生命体をすぐに航空後送して救命しよう、と。同時に私たちは特殊な機器を使って、その生命体を宇宙船から引き離すことが致命的になりはしないかどうかも判断できます。
George: 近くには救急車が来ていたりするんですか?
Emery: まあ、それは場所によりますね。幹線道路の近くなのか、誰も住んでいないような辺境なのか。彼らは巨大な垂直離陸機(VTOL)やヘリコプターなどもたくさん使いますが、常にある種の地上部隊がいます。
州の消防局、森林局、そして警察には未確認飛行物体の墜落に対してみな独自の対応マニュアルがあって、もちろん、現場を保全します。誰も何も知ることは許されません。軍隊が到着するまで一切のメディアに知らせてはいけないことになっています。
そして軍隊は非常に早く到着します。墜落から30分以内には地球上のどんな場所にでも到着して、とても訓練された特殊部隊のグループがすぐに現場を保全します。彼らは宇宙船のことには全く関わりがないような人たちですが、後発隊が来るまではそこを死守なければいけないことをわかっています。そして彼らはとても素早く配備されるんです。
George: あなたの仲間内では、ロズウェル事件の話など出ることはありましたか?
Emery: 一度もありません。なんというか・・・みんなそれが起きたことは知ってますけどね。ただ悲しいことに、同時にもう一機がソコロに墜落したことを彼らは知らないんです。
George: そしてケープジラードにもでしょう?
Emery: そしてケープジラードも(笑)。そう、そうです。だから墜落はたくさん起きています。そして悲しいのが、まるで、こういった話はこれまであまりに叩かれてきたために、信じることが難しくなってしまった人々がいることです。信じたくないという人もいます。様々な偽情報工作のせいです。
だからプロジェクト内でロズウェルが話題になることはないですね。だって毎日のように起きている新たな出来事の方が10倍エキサイティングですから。それが隠蔽されたとしても、どこかに記録されています。必ずデータベースには残されているんです。私はG8諸国の中でハッキングが得意な国がもうすぐこれらのデータにハッキングして、こういった出来事を暴露するだろうと確信していますよ。
George: 聖書時代に遡る程の古代の墜落船回収についてはどうですか?何かありますか?
Emery: あります。地中レーダーで発見されている宇宙船は常にあります。地殻の深くにです。基本的に彼らはこういった状況では、ある特殊な技術を用いてそれをスキャンします。
George: オーケー。
Emery: そして地上にそのデータを持ち帰り、船全体を3Dプリントするんです。例えそれが全長数百フィートあってもです。時にはタイタニック号(※全長269m)ほどのこともあります。そうして3Dプリントの模型でセットを作り、2、3年間それを使って練習します。どこからどうやって入って、どうするかといったことをシミュレーションするんです。
そしてそれは私たちが注意すべきエネルギーを船が放っていないか、といったことによっても変わってきます。だから実際に地面をドリルで掘り出す前にやるべきことはたくさんあるんです。なぜならこういった宇宙船の場合、時々「一体どうして花崗岩の中に入ったんだ?」というような不可解なケースもあるからです。間違った場所にテレポートして挟まってしまったのか?というような。
だからこういった事に対して彼らはとても真剣になります。実際に発掘するまでに何年もかけることだってあるかもしれません。そしてこれがたった今、南極の地下でも起きていることなんです。彼らは多くの宇宙船を発見しています。大きな文明の跡を発見したんです。
George: 海底都市?
Emery: 海底都市も。だから彼らは気をつけなくてはいけないんです。なぜならそれがどこに位置するかによって、いくつの組織が関わっているのか?いくつの政府が関わってくるのか?何かが漏れ出す危険はどの程度あるのか?とか色々な問題が出てきます。
彼らはたった今、本当に厳格に行っています。誰がそこに降りていくのか?みたいなことに関して。そして彼らはすでに南極の地下に偽情報工作を仕掛けています。マヤやエジプトから人工遺物を持ち込んできて、後々そこへ来ることになる考古学者を困惑させて、少々ミスリードしようとしているんです。
George: エメリー、あなたが墜落船回収に派遣されたのは、医学的な経験を買われてですか?
Emery: 私が送り込まれた唯一の理由は、機密扱いのETに関与した経験があり、機密扱いのETテクノロジーや宇宙船に関する仕事の経験があったからです。だから私が現場ですることは、「この生命体の肉体について私が知っているのはこういうことです。この装置についてはこれを知っています。このタイプの船についてはこれを知っています。」などと言うことです。ETのタイプによっては、ただ近寄って触れてはいけない場合もあります。
George: 汚染されるかもしれない。
Emery: まあ、そうですね。というか、それは電気ウナギを触るような感じなんです。だからとても注意しなくてはならない。そしてそれら全ての背景にある科学的な仕組みも色々です。船と装置の間で通信があったり、そこにいる人工頭脳の有機生命体(PLF)が船と交信していたり、ほら、船を癒やそうとして。彼らは彼らでやっていることがあって、それは私たちもまだ学習段階だったりします。
例えば私たちは飛行機が墜落した時に、脱出します。私たちには私たちの脱出手順がありますよね。彼らにも彼らの手順があるんです。それにまた、救難信号は送信されているのか?彼らは助けを呼んでいるのか?彼らは今にも非物質化しようとしているのか?などと色々なことがあります。だからそこはトリアージの場なんです。そしてとても混沌とした状況に足を踏み入れることになります。悲しい状況でもありますね。特に死体がある時は。だって何でそんなことになったのか正確にはわからないんですから。
George: そう、聞こうと思っていたんですが、墜落現場で怪我を負ってもまだ生きているETに出くわしましたか?
Emery: ええ、それはもう、ETが生きていたことは何度もあります。そして時に彼らはテレパシーで話しかけてきます。時には私たちにはわからない言語で。だからそれはまるで、自動車事故に遭った外国人を助けようとするようなものです。彼らが何を言っているのかわかりませんが、痛がっているのはわかります。そして助けようとします。
コミュニケーションに問題がある時はとてもむずかしい状況です。当然、全てのETがテレパシーや英語を使えるわけではありませんから。だからほら、とても繊細に扱わなくてはいけません。それと同時に、私たちは心から彼らを助けたいと思っているんです。治療して、再び彼らの足で立たせてあげたい。でも起き上がらせることによって、彼らを死なせることにもなりかねない。
George: なるほど。
Emery: もしくは船と引き離すことによって死なせることになるかもしれないんです。船から特殊なエネルギーが発せられている時はわかります・・・そして何があってもすでに船は回収の準備に入っています。だから時には、私たちはそのETを船内に戻します。そうやってETを船内に置いて、船ごと一緒に移送した方がずっとそのETにとって助かるとわかったんです。
船が自己修復しようとしていたとか、船の外殻の上に新たな別の外殻が形成されようとしていたといったたくさんの事例が機密文書に記録されています。そしてこういった宇宙船は、宇宙空間で音を使って形成されるんです。それから乗組員の意識を注入されます。だから船はある意味実際にその乗組員の人格の一部なんです。
George: 生きていると。
Emery: そうです!生きているんです。生きた宇宙船です。
George: 驚きですね。
Emery: ですね。
George: 生物的宇宙船だ。
Emery: その通りです。
George: LEGO型の船も生物的だったんですか?
Emery: ええ、そうでした。
George: あなたの見解では、そうだったと。
Emery: 間違いなく。
George: 汚染の危険や、地球が汚染される可能性について教えて下さい。
Emery: ええ、墜落船は即刻、巨大な泡状のテントで覆われます。もし本当に良くない汚染物質があったりすると、拡散の危険があります・・・
George: どうやってわかります?
Emery: ・・・ええ、私たちには周波数でその一帯をスキャンする装置があります。覚えていますか、さっき少し話しました。
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George: ええ。
Emery: それには細菌やウイルスなどのデータベースが入っています。私たちはそれらから何としてもこの惑星を守らなくてはいけません。ですから彼らは辺り一帯を殺菌することもあります。船ごと完全に蒸発させてしまうことだってあるんです・・・
George: ほう!
Emery: ・・・それは危険な化学物質や生物的な媒体があった時です。そういう時に彼らは特殊なエネルギー兵器などを使って、その全域を蒸発させ、周囲の環境への被害を最小限に食い止めます。これは飛行禁止空域と同じです。私たちは本当に邪悪な人種なので、まるで、どんなものでも自分の縄張りに近づいてきたものは撃ち落とそうとするんですよ。
だから宇宙船は1950年代とか60年代、そしてもちろん40年代ほど頻繁にはやってこなくなりました。なぜなら私たちには今ではニュートリノ光探知機を搭載した人工衛星があって、様々な波長のエネルギーを探知できて、彼らの位置をピンポイントで特定して、彼らがここへ来る前に撃ち落としたり、蒸発させてしまったりできるからです。
そしてそれとはまた別にもっと高度に進化したET達がいて、彼らは私たちに気づかれることなくすぐそこまで来ることができます。彼らの母船はクローキング(不可視化)して姿を隠し、何のエネルギーも発しないからです。だからこういったテクノロジーにも様々なレベルがあるということです。
George: 私たちがこのような宇宙船を回収できるというのは本当に驚くべきことです。その数はどれくらいなんですか?2、3ですか、それとも100?
Emery: 数百です。
George: 数百もの墜落が?
Emery: そう、数百。
George: そのうち我々が撃ち落としているのはどれくらい?
Emery: わかりません。
George: なぜ我々はそんなに敵対的になるんです?
Emery: アメリカ国民に彼らが存在することを知られては困るからです。そうなったら、石炭・ガス・石油産業や大手製薬会社が利権を失うからです。
George: それで墜落現場に着いて彼らが生きていた時、あなたはどうしましたか?
Emery: ええ、まずは確かめますね・・・ほら、これはチーム作業なんです。私と別のもう2人が普通は最初に歩み寄っていくわけです。スキャンしてデータをチェックした後にね。そしてもし生存している生命体がいたら、その生命体に近寄ります。そうしても安全そうだったら、まず話しかけてみます。
コミュニケーションがうまく取れたら、どんな方法でも力になれることがないか検討します。その生命体が会話できる時は私たちから質問します。まずは、どこから来たのか?どうやって来たのか?他の乗組員を助けるために私たちにできることはないか?です。よく映画などで見るような、自動車事故にあった人にするような、本当に基本的な質問をします。
George: あなたはそのETに害意はないと安心させるんですか?
Emery: もちろん、彼らは私たちが同情的な気持ちでいることをわかっています。彼らは武器を取り出して警戒したりはしません。これは墜落です。それに私たちは教えてもらえないんですよ。それが事故なのか、撃ち落とされたのか。現場に着いてもわからないんです。
私たちはただそこへ行ってETに接触して、トリアージ(識別救急)して、それから宇宙船をトリアージして、そこにある全ての装置類をトリアージするだけです。なぜならそういった装置にもまた生物的に生きているものがあるからです。
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現場ではとても多くのことが起きているんです。次のチームが来る前に、私たちはこのエリアの安全を宣言して、彼らが入って必要な作業ができるかどうか言明できるようにしなくてはいけません。そして「安全」と言ってもそれはただ足を踏み入れても死なないという意味です・・・
George: ええ。
Emery: ・・・まだ出力さている危険な電磁場がないとか、ETが危険なウイルスや細菌を持っていたりしないというね。私たちは多くのETの体を見てきました・・・そして彼らも私たちと同じ様に、体に非友好的な細菌を持っています。例えば、私たちはいつも体中にブドウ球菌を繁殖させていますが、人間の免疫システムはとても優れているので、抵抗できています。
だから彼らも同様にそういった細菌やウイルスなどを持っていることがあるんです。私たちはそれに注意しなくてはいけませんし、そのETが健康体であっても細菌汚染の心配はあるということです。何はともあれバイオハザード(生物学的危害)です。だから私たちはこういったETを特別な飛行機で護送する必要があります。機内に高気圧酸素治療装置が備え付けられた専用機に乗せるんです。
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そして時には科学者が同乗して乗り込んで、コミュニケーションなどを続けます。そしてそこからは普通、もちろん、宇宙船ができるだけ迅速に移送されます。可能であれば。
George: 可能であれば。
Emery: 可能であればです。無理ならば、現場に人が近づけないように大掛かりな偽装工作をします。例えば映画『未知との遭遇』でやってたみたいなことです。アウトブレイクがあったとか有害物質が漏れ出したとか言って。
George: 私たちに恐怖を与えるためですね。ETにも血液はありますか?
Emery: はい。
George: どんな血液型?検査したことはありますか?Oの陽性?Oの陰性?Rhは?
Emery: いえ、いえ、いえ。彼らの血液は私たちと似てはいますが、そういう感じでは言いません。確かに人間とETはとても似ています。彼らにもエネルギーを運ぶ細胞があります。酸素やミネラルの運搬にせよ、どんなエネルギーの運搬にせよです。そして彼らにも独自の免疫システムがあります。
彼らの血液型に関しては私たちとは全然違う分類の仕方になります。もちろん・・・似ているということが言いたいのですが。彼らの体の中で似たような細胞が似たような機能を持っていることは確かです。そして時々、彼らは私たちには馴染みのない、他の機能を持った他の細胞を持つことがあります。例えば細胞内でエネルギーを作り出して自己治癒するような。
George: それでは人間に撃ち落とされた墜落船のETの場合、あなたが近づいていくと、どんな反応を示しますか?
Emery: まず第一に、プロジェクトにとっては彼らが死亡しているよりも、生きてくれている方が有り難いんです。
George: もちろん。
Emery: だから現代の戦争と同じで、もし敵機を撃ち落として、敵の兵がパラシュートで降下した後に確保したら、怪我の手当てをしますよね・・・ちゃんと回復できるよう手助けするはずです。また彼らからすれば、仕方なく治療を受けるしかないという面もあります。他に選択肢があったらそこにはいないはずですからね。何とかしてその場を去っているでしょう。
George: ええ。
Emery: だからそこに私たちが同情的な態度で近づいていくわけですから、何が起きているにしろ、彼らも気づきます・・・彼らは当然とても高い知性を持っています。すでにその場にいる全員の思考を読み取っているんです。
だからそこには隠し事のようなこともありません。彼らはただ分かっているんです。私たちが助けようと努めているということが。もし助かりたいのなら、普通はそうやって受け入れますよね。まだ私たちことをジャッジするまでに至っていないのだと思います。急流で溺れていて、誰かに手を差し出されたら、その手を掴みますよね。それともまずその意図を疑いますか?
George: ごもっとも。海洋での墜落船の回収に呼ばれたことはありますか?
Emery: はい。
George: 海からどうやって回収するんですか?
Emery: ええ、私たちが到着するまでに、普通は航空母艦とか他の船に引き揚げられています。それですでに輸送されています・・・
George: すでに引き揚げられている?
Emery: ・・・米国側に。米国側にある軍の施設のどこかにありますね。すでに引き揚げられて。
George: なるほど。
Emery: 要請を受けた時にはすでに墜落現場の海上では回収と検疫が終わっていますね。
George: ではあなたは潜水艦に乗ったり、墜落現場に行ったりはしないと。すでに水中から引き揚げられているんですね。
Emery: ええ。
George: いったん回収が終わったら・・・ではあなたがETを救助したとしましょう。その後の状況は知らされるんですか?その後はどうなります?
Emery: いいえ。救助したETを再び見たことは1度しかありません・・・私が現場でその生命体を見た時は生きていました。そして1ヶ月後くらいでしょうか、プロジェクトでその死体を見ました。宇宙船であれば同じものを2回以上見たことはあります。なぜなら彼らは宇宙船を回収した後、格納施設に運んで、そこで研究したり、サンプルを採取したりするからです。
George: でも基本的には、彼らはあなたに命じて再び彼らの救命をさせることはないのですね。
Emery: そうです。
George: あなたにとって一方ではエキサイティングな体験であり、もう一方では酔いが覚める様な体験でしょう。あなたはこれらの回収業務の際に、どんな気持ちでした?
Emery: ええ。それは・・・アドレナリンの出た状態です。私たちは興奮状態にあります。それが私たちの仕事なんです。私たちはどちらかと言えば「いい奴」として現場に行きます。救助役として。コミュニケーション担当として。
少しだけ世界が開けたように感じる時なんです。忘れないで。何があったのかは知らないんです。どうして墜落したのか質問することは許されません。救助中にETに何があったか尋ねることはできます。そして彼らはいくらか情報を教えてくれることはあります。でもほとんどの部分では、私たちは自分の仕事に徹します。ミッション第一です。ただ個人的には、とても興奮する瞬間です。同時にとても悲しい気持ちもあります・・・
George: もちろん。
Emery: ・・・特にまだ子供のような生命体やETが飼っているペットなどを目にした時はね。
George: それであなたは回収作戦に参加して、現場が封鎖された時に、そのエリアに何か環境的な変化が起きているのに気づいたことはありますか?
Emery: ええ、もちろん。宇宙船が回収された後も、そのエリアではまだ多くのサンプルが採取されます。そして時にはそのエリアごと殺菌されることもあります。つまり全て蒸発させるということです。たとえそうなっても、そのエリアに「バグ」が残ることがあるんです。私たちはそう呼びます。「まだバグが残っているぞ。取り残しだ」と。それが地球の植生と混ざって突然変異するんです。
George: なんと。
Emery: 昆虫にも突然変異を起こします。そうやってその環境が変化します。地球上で毎日のように発見されている新種の生物のなかには、こうして生まれているものもいると多いと思います。地球外の宇宙船やETが地球にもたらした突然変異によって。だからそう、確実に環境には大きな影響がありますね。そして中南米には地下に数機の宇宙船があります。もう長いことね。それらはとても小型ですが、まだ稼動します。
George: そして今も環境に変化を与え続けている。
Emery: そしてその環境は完全に美しい『アバター』の世界になっています。
George: 彼らは墜落船の回収が終わった後もそのエリアをしばらくは立入禁止にして、人を遠ざけたりするんですか?
Emery: サンプルを採取する必要がある限り・・・またはそれがどこかにもよりますね。人目につく場所なのか?どのみち誰も寄り付かないようなジャングルの奥地なのか?彼らはサンプルを採取したり回収するものが残っている限り、現場保全を続けます。それが終わったらまた全てが通常に戻ります。
George: 救助されたETはどうなります?
Emery: 彼らがどうなるかは知りません。生存していたETと一緒に帰還したこともないんです。それは私の職務内容ではありません。私はただそこに・・・
George: あなたの給与等級ではないと。
Emery: ええ。私の仕事ではなくて。私はただそこにETと船の分析、状況の検分、ETとのコミュニケーションのために行っていました。そして可能な時は、ETの救命も・・・
George: でもそのETは担架でどこかへ運ばれていく?
Emery: 担架で運ばれていきます。
George: そしてどこへ行ったかわからないと。
Emery: わかりません。
George: 尋ねようとしたことは?
Emery: いえ、いえ。質問はできません。
George: エメリー、番組への出演に感謝します。
Emery: どういたしまして。
George: 「コズミック・ディスクロージャー」。ご視聴ありがとう。
転載元:コズミック・ディスクロージャー re-boot
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