「医療問題に関する意見交換会」

2009年02月21日 | 日常活動
昨夜は、医師の方々と意見交換会をさせていただきました。

医師の先生達からは医療業界が抱える問題が議題としてあげられました。

①地域医療の崩壊をくい止める為の社会保障費抑制政策からの転換。
②後期高齢者医療制度の廃止。
③診療報酬オンラインレセプト請求義務化に関して。
④外来管理加算の5分間ルールに関して。

これ以外にも、看護婦教育を大学にだけ任せようとする動きや、有床診療所に対する

色々と意見交換をさせていただいた上で、今の国(厚労省)が行っている政策やこれから予定している政策を進めれば、今まで以上に日本の医療は崩壊してしまうのではないかと危機感を覚えてしまいます。

社会保障費を減らす努力というのはやらなければなりませんが、そもそも社会保障費が伸びてるのは、その社会保障を受けねばならない患者がいるからではないのでしょうか。それを市場原理の下、増えた分を削ればいいといったような乱暴なやり方が医療現場になじむはずもありません。

今の医療や社会保障費の問題を解決するには、最終的には財源の話になるのでしょうが、当面は「埋蔵金」を当てて対応しなければならない。その埋蔵金も尽きたなら、消費税に財源を頼るのか、もしくは「無利子の100年国債」を発行し、毎年20兆円を越えている「国債費(償還費)」を政策費にまわすのがいいのではないかと個人的には考えます。

日本の医療を崩壊させない為にも、みんなでより良い知恵を出し合わなければなりません。

意見交換会では、医療以外の話もでて定額給付金も話題になったのですが、
茨城県医師会が打ち出した「定額給付金を民主党に寄付」という話が紹介され、自分達としても茨城と同じような事をするのも一つの案だと言及されました。

何かが動き出してる予兆かもしれません。

最新の画像もっと見る