「魅力ある観光地づくりの講演会」

2005年10月20日 | Weblog
今日は県の主催する「魅力ある観光地づくりと地域の活性化を考える講演会」に出席してきました。講師は元リクルートの課長で、国内初のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の発行人でもある藤崎慎一先生(地域活性プロデューサー)でした。

宮崎県は現在、スポーツランド構想(各種スポーツのキャンプ誘致など)そしてコンベンション誘致(各種会議の誘致)に力を入れそれなりの結果を残してるのですが、県側としてもう一つ何か地域の資源をいかした新たな観光地づくりを行いたいという考えのもと今回の講演会を主催したようです。

計3時間の講演だったのですが、非常に面白くまた行政だけでなく住民側からの協力も必要なんだと気づかされました。書くべきことは多々あるのですが、何個か抜粋して書いていきます。

まずは、藤崎先生は全国の事例を提示されました。
「じゃらん」の調査によると首都圏1000人にアンケートを取ったところ
よく行く観光地は1位伊豆 2位箱根だそうです。

関西圏では、1位が東京・横浜・浦安 
名古屋でも、1位が東京・横浜・浦安
北海道でも、九州でも結果は同じだそうです。

もう、お気づきだと思いますが特に「東京ディズニーランド」の存在が大きく
それが、この結果を生み出してるそうです。ディズニーランドのリピーター率は97.5%と非常に高い。
魅力ある街づくりを行うには、まずはリピーター客の確保が重要だし、マーケットニーズをどう読むかが成功と失敗の分かれ目にもなるらしい。

また、人々が求めてる旅行の形態も今と昔では違います。
昔は「とにかく旅行に行くことが目的」だったのが、次に「どこに行こうか?が目的」に変わり、そして今では「何をするか?が目的」の旅行形態に変化していってる。
そのマーケットニーズを読み取れば、たとえ観光資源がまったくない町でも成功することは出来るのです。その例として長野県飯田市の例をあげました。この町はこれといって何もある町ではありませんでしたが、農業体験の出来るワーキングホリデーを企画したところ最初は30名の定員に50名以上が応募し、今では年間5万人の参加者がいるそうです。

ようは、マーケットは何を求めてるのか?ここを読み取らないといけないのです。

まだまだ、書くことはあるのですが今日はここまでとさせていただきます。