「靖国参拝」

2005年10月19日 | Weblog
先日、小泉首相が靖国神社に参拝された。しかし、首相は一体何をしに靖国にお参りにいってるのだろう?私には単に「靖国に毎年行った」という既成事実を作ってるだけにしかみえない。靖国に行くということは、幕末の戦い以降 日本の為に自らの命をささげた英霊たちにお参りにいくという事にほかならない。政教分離の問題はあるが、今 英霊たちを祭ってる場所は靖国にしかないはずである。(千鳥ケ淵は引き取り手のない無名戦士の墓)国民の代表である首相が内閣総理大臣として公的に行くと英霊たちに「今日の日本があるのは皆様のおかげです」と感謝を述べるのはあたりまえの行為であるはずである。

それなのに、首相は「私的参拝」だったことにこだわっている。さらに神道方式である2礼2拍手1礼という参拝方法も一度頭を下げただけというものでした。首相は私的参拝を演出したかったのかもしれないが、私的参拝ならなおさら2礼2拍手1礼でよかったのではないのか?あまりにも失礼な行為だと思う。

総裁選挙の時の公約だった「8月15日参拝」も行ってないし、元旦に行った際は、「初詣だ」といわんばかりの対応だった。初詣と、英霊に対するお参りとは意味合いが違うのではないのか?ただ行けばいいという対応ではいけないのではないか。

小泉首相が、あらゆる圧力に屈せず毎年 靖国神社に行ってるという行為は立派だが、あらゆる圧力に屈して「8月15日参拝」の日程を変更し、参拝の礼儀も守らず、私的参拝を主張する首相の態度にはいささか残念でならない。靖国そして英霊たちを政治的に利用してるような感じがして、もの悲しさを感じる「靖国参拝」だったと私は感じました。