イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

20世紀とPLAYBOY

2009年01月26日 19時40分01秒 | Weblog
iPodでTimeのEntertainmentの番組を聴いていたら、PLAYBOY誌の発刊者として有名なヒュー・ヘフナーがゲストしてインタビューを受けていた。日本ではあまり知られていないけど、彼の地ではかなり有名なのだそうだ。PLAYBOYといえば、20世紀を代表する男性誌。日本語の月刊誌版は、惜しまれながら2009年1月号をもって休刊になった。時代の流れを感じさせる。でも、週刊誌の方はまだ健在である。今じゃほとんど読まなくなったけど、20代のころは通勤時によくキオスクで買っていたものだった。電車内で読んでいると隣の人の白い眼が気になり、色っぽいページは見たい気持ちをぐっとこらえて高速でめくり、政治経済・文化スポーツ関連の「安全な」ページに移動したりしたものだった。週刊現代とか週刊ポストとかは、若い僕にはあまりにも中年サラリーマン的すぎたので(読んではいたけれど)、週プレはとても手頃だったのだ。

開放的なイメージのあるPLAYBOY誌だけど、ヘフナーは政治的にはかなり保守的で、生粋の共和党支持者なのだそうだ。ただし、同性愛者の結婚やBirth Controlなどには反対していないというリベラルさも持っている。自分が右か左かとか、あるポリシーを支持しているとかいないとか、フェミニストであるかそうでないかとか、そういうのは日本だったらなかなかそこまで踏み込めないような話題かもしれないけど、インタビューする側もされる側も、実にあっさりと質問し、回答する。ヘフナーの答えは、特に驚くべきものではいけれども、やはり彼なりの観点、考え方が明らかになっていって聴いていて面白い。ひとりの人間のなかには、様々な政治信条や思想が複雑に絡み合っているということなのだ。

1953年の創刊から実に55年以上もの歴史を誇る同誌を見守ってきた彼は、アメリカの性は激変し、驚くほど自由になったと語る。この流れは日本も同じだが、そこにはアメリカの大きな影響があったはずだし、その象徴がこのPLAYBOYだったといえる。彼が生まれ育った家庭環境はとても厳格で、家族同士でハグすらもしないほど抑圧的だったのだそうだ。彼が創ったPLAYBOYは、その反動でもあったのだろうか。



冷蔵庫漁って見つける二日前に買いて忘れし週刊文春

(解説)コンビニで買い物してそのままポリ袋ごと冷蔵庫に入れていた。買ったはずの週刊文春がないな~と少しだけ気になったのだけど、いつのまにかすっかり忘れていた。今日、冷蔵庫を漁っていたら、冷たくなった週刊文春が出てきたのだった。自分のボケっぷりと荒みっぷりに驚きながらも、夏の暑い盛りなら週刊誌を冷やすのも悪くないなと思ったりもしてみた。

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