イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

情けない週末

2008年04月26日 19時21分24秒 | Weblog


木曜日は半年に一度の会社の大々的な飲み会があり(メインはその前の会議なのだけど)、一次会が終わるころにはかなりいい気分になってしまっていて、二次会という名のカラオケになだれ込んでしまったのだけど、そこでもかなりいい具合に盛り上がってしまい、気がついたら佐野元春の『情けない週末』を熱唱したりして、当然というのか、終電を逃してしまっていた。結局宴は朝5時まで続いて、明け方タクシーで帰宅したのだった。

次の日はもともと営業に同行して恵比寿に直行する予定だったのだけど、前日バタバタしてしまったがために朝一で会社によって納品(それも2件も。涙)を済ませるスケジュールに変更していた。まさかこんな時間に帰宅するとは想像だにしていなかったからだ。

タクシーを降りたら、もう朝の6時。2時間だけ眠ると、8時に起きて西新宿の会社に向かった。納品を済ませ、恵比寿に。そして商談を済ませると、会社に戻り、仕事。一日中、意識が朦朧としていた。ほとんど寝てなかったから、一日が48時間くらいあるような感覚だった。祭りだった。疲れているし、眠たいんだけど、体中の毛穴が開いたような、不思議な開放感。頭のねじが一本外れてしまったような、異次元感覚。もう年だし健康にもよくない、そもそも社会人としても問題だと思うのだけど、そこらへんは反省しつつ、文化人類学的には、やっぱりこういうハレの日も必要なのかもしれない、なんてことを思う。目的が何かはわからないけど、イニシエーションって感じがする。あるいは、祝祭を、心と身体が、求めているのだ。

最近、飲みの機会が多い。火曜日は、某翻訳学校の某ゼミの授業の初日で、そこでもさっそく飲み会があり、参加させていただいたのだけど、なんでも、授業の終わりに必ず飲み会があるのだという(先生は、「食事会」とおっしゃっていたが)、そこでお会いした面々はまたとても魅力的な方々で、そして先生も思っていたとおりの素敵な方で、これから一年、隔週で開催されるこの授業そして飲み会に大いに期待するところはあるのだけれど、身体が持つのかどうかちょっとだけ心配になってしまったのだった。

ともかく、さすがにそんな風に飲んでしまった日にはブログは書けない。毎日更新しようと思ってはいるのだが、こうも立て続けに飲み会が入ると、さすがに今月は休みの日が多くなってしまった。なんとなく後ろめたい。短くサラっと書くことが苦手で、毎回1時間くらいはかかってしまうのだ。これからは、書けるときはたくさん書いて、書く時間があまりなさそうなときでもちいさくまとめる技もみにつけていきたいと思ったりする。

そもそも、今月はいろんなことがありすぎた。なんというか、いつもは適度に賑わっていただけのぼくの「人生」という名の小料理屋に、突然団体客が押し寄せてきて、もうそれを捌くのに必死だった、というような感じだ。キャパを超えるお客さんを相手にするのはありがたくもあり、いろいろと勉強にもなるのだけど、やっぱりのんきにブログ書いてたりはできなかった。それでもこんなときにこそ、読んだり書いたり訳したり、そういう中で出会う言葉が心に響いたり重みを持ったりするのだろうし、そうでなくてはいけないのだ、という心の声もずっと遠くで鳴り響いてはいる。そういえば、カラオケ屋で流れていた歌詞の字幕も、いつもとは違って見えたような気がした。夕方に、自分が企画したはずの会議が始まる。超眠たかったけど、歯を食いしばって集中した。

今朝方のカラオケの歌詞が痛いほど心に刺さっている午後に会議始まり

それにしても、やることがなんにもない週末なんて、いつ依頼だろう? 半年振り? いや、もっとかも。いちおう小さな雑務はある。だけど、大きな仕事はない。通訳学校も、今期は通わない。そして、またしても雨。「みんな、雨にうたれてりゃいい」。そんな気持ちで、部屋の掃除をして、読書をして、ランニングをして、イワシを焼いて食べた。いろいろあったから、ゆっくりすることも必要だ。でも、これが毎週だと、耐え切れないんだよな~。といいつつ、おそらく来週あたりからはまたかなり忙しくなりそうなのだけど。

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