イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

ぜんぜん大丈夫じゃない

2008年05月21日 23時32分07秒 | Weblog


今日のお昼は久しぶりにいつものとんかつ屋さんに行ってヒレカツ定食を頼みいつものようにごはんとしじみの味噌汁とキャベツをおかわりした。その後、東中野まで歩いてブックオフでなぜか夏目漱石を中心とした数冊を購入した。あまり寝ていなかったのでふらふらになったけど、仕事がやたらと忙しくて大変だった。帰りにブックオフの荻窪店によって十冊強を買い、武蔵境のスーパーで納豆とイワシを買ったのだけど、イワシの丸干しが3匹98円という破格の安さだったので驚いた。こんなに安いと、イワシも天国で浮かばれないのではないだろうか。思わずいじらしくなって「おじさんのお家においで」という心境で救いの手を差し伸べるようにして購入したのであった。そしてしっかり食べてしまった。

もっといろいろ書きたいのだけど、眠い。しんどい。なので、今日はこれで終わりにします。

『葬儀屋の未亡人』フィリップ・マーゴリン著/加賀山卓朗訳
『東京23区動物探検』泉麻人
『短歌入門』小島ゆかり
『Digital Fortress』Dan Brown
『食卓の情景』池波正太郎
『それから』夏目漱石
『行人』夏目漱石
『明暗』夏目漱石
『彼岸過迄』夏目漱石
『道草』夏目漱石
『\999』フレデリック・ベグベデ著/中村佳子訳
『蒼穹の彼方へ』ロバート・ゴダード著/加地美知子訳
『あの子のカーネーション』伊集院静
『半人前が残されて』伊集院静
『神様は風来坊』伊集院静
『ぜんぜん大丈夫』伊集院静+西原理恵子

借りてきた猫、猫舌にはには、鶏が獲れすぎ

2008年05月21日 08時46分44秒 | ちょっとオモロイ
台風一過のお昼休み、腰の痛さにもめげず、初台に行った。初台に行くのは、生まれて初めて。そう、初台が、初だい! さすがに昨今の歩き込みで鍛えているせいか、歩くのが楽。そして速い。自分でも驚く。必要は発明の母ということか。そこらへんをゆっくりと歩いている、いかにも「今日もいつもの店で昼飯」的なサラリーマン男四人組が、止まって見える。川上哲治ですなこれは。もはや、通行人に敵はいない。恐ろしいことに、ランナー、いやひょっとしたら自転車にすら、対抗意識がめばえ始めている。

距離にして片道二キロ弱。今の私には物足りないくらいの距離だ。オペラシティのまわりをウロウロして(ウロウロするしかやることがない)、事前に調査しておいたラーメン屋「嗟哉」でつけめんの昼食。ネットではここの女将さんは無口(で美人)だということが書かれてあったのだが(註:女将さんが美人だから行ったというわけではなく、ラーメンが美味しいと書いてあったから行ったのだ、と言い切ることはできないけど、美人の女将がいる美味しいラーメン屋と言われた日には、行かざるを得ないというのが人情なのだ)、実際無口だった(そして美人だった)。無口といっても、不愉快になる類のものではなかったので、気にはならなかった。というか、客の野郎どもは、そんな彼女の気高さにちょっと惚れてるような顔をした常連風な奴らばかりだった。心の中でつぶやいた。ヲイ、お前ら、彼女に恋してるだろ。正直に言ってみろ。ちくしょう。バカヤロウ。よくわからないけど、なんだか悔しい。男って、悲しい生き物だな~。で、ラーメンも、「濃い」の味がした(なんて)。美味しかった。

無口なる女将が差し出すラーメンの濃い味に恋する野郎どもよ来い

そんなわけで、バーチャルなネットで情報をアレコレ調べて、リアルなラーメン屋でそれを確かめるという、中途半端なゲームみたいな現実。ともかく、本当に贅沢。昼休みに、運動と、東京散策と、ラーメンの食べ歩きがすべてできるのだから。一石三鳥。鳥、獲れすぎ。バチが当たりそうで怖い。

それにしても、「ラーメンの食べ歩き」っていったいなんだろう。なぜ「歩き」がつくのだろう。まさか、「食べながら歩く」ってことじゃないよね(ちがうか)。まあこれは、「ラーメンを食べに、遠くまで行く、あるいは数件をハシゴする、いつもラーメン食べにどこかをフラフラしてる」ような意味だと思うけど、その際、どれだけ歩いてるのかは怪しい。ちなみに、さすがに私も一日二杯以上はラーメン食べたくない。それから、いくら好きだといっても、休日にラーメンのためだけに遠出する気にもならない。ということは、「ラーメン食べ歩き道」的には、私なんてぜんぜん邪道というか、認められない存在なんだろうな~、と思う。名店といわれる店だって、そんなに行ったことない。というわけで、そういう「見る人からみたら、俺はホンマモンじゃない」というよくわからない負い目もあって、ラーメン屋ではいつまでたっても借りてきた猫みたいな顔して大人しくラーメンを食べてる私なのだった。

ラーメンの食べ歩きは楽し だけど「歩き食べ」はイヤ