タケシのブログ

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隠れ脳梗塞繰り返した西城秀樹さん 妻と3人の子が闘病支えた

2018-11-24 18:51:20 | Weblog
突然、意識を失って倒れる脳梗塞は、体内の血管でできた血栓が血液にのって運ばれて、脳で詰まったときに起こるが、これは脳梗塞のなかでは比較的珍しい症状で、
実際に多いのは、「隠れ脳梗塞」。自覚症状がないまま何度も繰り返し発症することで深刻なダメージをもたらすという。
隠れ脳梗塞の恐さが克明に綴られた一冊がある。今年5月に逝去した歌手・西城秀樹さん(享年63)の妻・美紀さん(46)が17年間にわたる闘病生活を記した『蒼い空へ 夫・西城秀樹との18年』だ。
秀樹さんが脳梗塞だと報じられたのは、2003年と2011年の2回だった。だが、著書では、秀樹さんが8回にわたり繰り返し脳梗塞を発症していたこと、その原因が若い頃からの持病だった
「糖尿病」にあったことが初めて明かされている。病を発症したその先に待ち受けるのは、「後遺症」との闘病生活だ。くどうちあき脳神経外科クリニックの工藤千秋医師が語る。
「大脳の右側が損傷すると左半身、左側だと右半身に後遺症が残ります。小脳が損傷した場合には、足がうまく動かせず千鳥足になったり、手でモノをつかむことが難しくなります。
他に、うまく話せない『失語症』や、ろれつが回らなくなる『構音障害』などがあります」
後遺症から回復するために行なうのが「リハビリ」だ。階段の昇り降りや、机の上に並べた硬貨をつまんで持ち上げる、などといった単純運動の繰り返しのほか、
言語機能の回復には、割り箸を奥歯で噛んだり、何度も本の朗読を繰り返すといったものもある。秀樹さんも、過酷なトレーニングに励んでいた。
最初のうちは、使っていない筋肉が多かったらしく、ストレッチだけで「痛い!」と絶叫していました〉(同書より)
その際、本人の気力に加え、家族の支えが重要になる。NPO法人「日本脳卒中者友の会」理事長の石川敏一氏は、自らも脳卒中を患いながら脳梗塞の妻を自宅でサポートした。
「脳梗塞患者は、入院した病院で一定期間のリハビリを受けますが、回復のためには、退院してからもリハビリを続けなくてはなりません。“リハビリは自宅に戻ってからが本番”
という言葉があります。何もしないと寝たきりになりますし、患者ひとりでは覚束ない入浴や散歩、排泄などの生活面で、家族のサポートが欠かせません。私の妻の場合は、
『嚥下障害』が残って飲み込みができなくなったので、とろみをつけた流動食を用意していました。再発を繰り返すうちに脳梗塞の障害が重くなり、家族の支えがより必要となります」
秀樹さんも、美紀さんと3人の子供に支えられていた。美紀さんがいう。
「秀樹さんは歌うことが自分の使命と信じ、ファンの方々の声援やスタッフの力添えがあったおかげでモチベーションを保ち、過酷な闘病でも心が折れず走りぬくことができました。感謝しております」

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