アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日はヒューマン・ギルドでエニアグラムの講座を開きました。
講師は、木村 孝さん(株式会社ヒューマックス代表取締役、一般社団法人ビジネスエニアグラム協会ファウンダー)と高橋慶治さん(立命館大学大学院教授)。



ハイブリッド型の開催で会場とオンラインで40名の受講者がいました。
盛況でした。



講座が終わって香港酒家で懇親会を行いました。
参加者は15名。


(写真提供:石倉 充さん)

懇親会の場で私はもどかしい思いをしました。
一緒盛りで料理が運ばれてきますが、自分の身だけではなかなか取り分けられないのです。
周囲の人は、あまり気遣いをしてくれる人ではありませんでした。
仕方なく私は店長に私の状況を伝え別に小皿に盛ってもらうことにしました。
不便です。ぎこちないです。

そこで話は、昨日の午前中に戻ります。
昨日は妻とともに近くの整形外科にリハビリに行きました。
担当の理学療法士のKさんとは4度目になります。
私の左手首がある動きをすると痛みを生じることについて訴え、そのことについてやりとりをしました。
痛い部署ではなく痛い原因になる神経に触れて、話をしながら進めました。
神経の部位に手を当ててもらって、いろいろやりとりすると、手首とはかなり離れた箇所なのに、手首の動きが良くなってくるのを感じられました。

昨日のリハビリで特に印象に残ったのはリハビリのビジョンと目標のことです。
私は指の半分を失いましたが、この半分の機能で100%とは言いませんが、70ないし80%の機能を持ちたいと願っております。
幸い残された指でリハビリをすればものをつかむこともできるようになります。
今の状態では風呂に入っても、自分の体のすべてを洗うことができません。
しかし、タオルを使えばやがてすべて自分で自分の身の回りのことができるようなイメージを抱いています。

私はKさんに伝えました。
「7月になったら一人で宿泊を伴う出張を担当したい、それができるようになりたい」

Kさんは、「やりましょうよ。できますよ」と言ってくれました。

「目標があればそのレベルに到達できる。大事なことはリハビリをしていて、私たちがこのくらいできるだろうと思っても、患者さんがとても無理だとして目標を低くしてしまう。そうすると、そのレベルにとどまってしまう」

さらに、「目標設定し、いつ頃どんな状態になりたいというイメージを描くならば、それは可能になる」と勇気づけてくれました。
とてもアドラー心理学に近い考え方です。

さらに妻の発言で左手を守るこだわっていると左手の機能は回復しないので、もっともっと左手にできることをさせようと、左手を守り、そして右手だけでやってしまうのではなく、左手にもどんどん役割を与え、まるで以前のように動かせるのだとビジョンを設定し、目標を定め、時々刻々トレーニングしていくことの重要性を確認しました。

私は以前22年間ほど気功法をやっていました。
その中で手を中心に動かす香功(シャンゴン)があります。
これをこれから自分のリハビリメニューの中に入れていこうと決心しました。

リハビリは会社経営、人生の営みの同様の要素があります。
ビジョン設定する。そして、まるでこんな状態になっているとイメージを定め、そのことを喜び、目標を具体的な計画に落とし込み、そして日々実践するのです。

左手を依存的にするな!
左手でできることをどんどん探し、左手に貢献してもらおう。

このことがリハビリから学んだビジョンと目標です。

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