おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(3月19日)の夕方、理髪店に理髪店の帰りに東中野駅の線路沿いの桜を観に行きましたが、まだでした。
しかし、早稲田通り沿いの龍興禅寺のしだれ桜は満開でした。



これからが楽しみですね。
さて、昨日のブログでは「そもそもなぜ【アドラー心理学で】なのか? 」として、【アドラー心理学をでなく【アドラー心理学で】の理由を書きました。
今日は【3軸】のイメージと、そこに至る私の体験について書きます。
ペルグリーノ博士の名言から発展させた "Plow it deeper, higher and wider ."(より深く、より高く、より広く耕しなさい)こそが【3軸】の源であることは、すでに書いていますが、それに付け加えるならば、「より深く、より高く」は垂直展開、「より広く」は水平展開です。
私のイメージはこんなところです。
「より深く」・・・・軸足をしっかりさせ、基本に立ち返ること
「より高く」・・・・志を高く、俯瞰する目を持ち続けること
「より広く」・・・・未来志向で仲間たちと協力し合って進めること
【3軸】に至る私の体験として、この話はどの軸に属するのかわかりませんが、私は4年ほど前の60歳代後半の時期です。数年のうちにヒューマン・ギルドから去ることをしきりに考えていました。
健康が思わしくないし、アドラー心理学を卒業して原始仏教の研究に入り、『ブッダのカウンセリング・トーク』という本を書きたいと願っていました。
しかし、2017年に3度の入院(2度は検査入院、1度は処置入院)をし、腎臓の左側の部位の「腎動脈狭窄症」に対して「腎動脈拡張術」の処置をしました。
この処置により自分でも驚くほどの活力を取り戻し、日頃のフィジカル・トレーニングも怠らないことも功を奏し、現在では50歳代後半の身体感覚になっています。
知的にも、いわゆる「結晶性知能」(知識や知恵、経験知、判断力など、経験とともに蓄積される知能)が高まっていることに気づいたのです。
同時期から私は、自分のミッションをひたすら考えていました。
・神仏は、そして現在と将来に私と関わりの人たちは私の『ブッダのカウンセリング・トーク』を望んでいるのかどうか?
・もしかしたら、自分自身の独断に過ぎないのではないか?
・私自身のリソース(持ち味、知識・経験、能力)と時間を何かに最大限に傾注しなければならないものがあるとしたら、それは何なのか?
・それよりも志高く、自分の足元を固め、『ブッダのカウンセリング・トーク』を書くための素材を集め執筆をすることよりも、アドラー心理学の世界でまだまだ貢献できることがあるのではないか?
と自問し続けたのです。
その結果、『ブッダのカウンセリング・トーク』を書くことを断念し、その時間をアドラー心理学の世界でより有益なことに充てる決断をしたのです。
その間にさまざまな耕し作戦を行ってきました。
息の長いプロジェクトでしたが、少しずつ耕し、その一部が実りつつあります。
このことについては、これからだんだん明らかにしていきます。

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