おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
私の周囲に本を新たに出した人、これから出したい人が目立っています。
私自身は、単著、翻訳/監訳、共著、分担執筆の本(監修を除く)を累計すると60冊を超え、部数も80万部以上に上ります。
研修講師、カウンセラーという本職を持ちながら、本業でない出版分野でこれだけ出している人物は異色でしょう。
私は、出版社から来たお話をお断りすることがまずありません。
2,000字~4,000字のちょっとした原稿も、原稿料の多寡に関わらずお引き受けすることが多いです。
論文の中には、某国立大学の国語の試験問題に使われたものもあります。
自分で執筆できないものは、他の人をご紹介して依頼主のメンツをつぶさないようにしています。
その中には、監修になった本もあれば、共著の本もあります。
無節操と言えば無節操かもしれませんが、私の紹介と名乗らない本も、実はかなり出ています。
私は、「金儲けよりも人儲け」の、ヒューマン・ギルドの会員 のモットーをもとにこのポリシーを貫くつもりです。
その私が、これから本を出したい人、抵抗なく文章を書きたい人にお勧めの本があります。
『原稿用紙10枚を書く力』(齋藤 孝、だいわ文庫、552円+税)
うちのカミさんも『お金の不安が消える アドラー流家計管理』(キノブックス、1,200円+税)を書く際に参考になったようです。
『原稿用紙10枚を書く力』は、背表紙にこんな内容で紹介されています。
「引用力」のためには、「書くための読書術」を身につけ、キーワードをつかむ。
「レジュメ力」のためには、キーフレーズを見つけ、書く前に設計図を作成する。
「構築力」のためには、3つのキーコンセプトをつくり、それらをつなぐ。
「立ち位置」をつけるには、自分の立場をはっきりさせ、オリジナリティある文体をつくる。
これら四つの力を磨けば、だれでもかならず「書く力」が身につく!
まとめると、
書く力=引用力+レジュメ力+構築力+立ち位置
ということになりますね。
著者は、「書くことにおいては、原稿用紙10枚という長さを書けるかどうかが分岐点」だとし、「10枚書ける人は、長い文章を書く基礎的な力をつかみ、本を書ける可能性を手に入れたことになる」と、読者を勇気づけてくれています。
自分の可能性をますます高めてくれる本です。
文章力を磨きたい方にはお勧めです。
<お目休めコーナー>7月の花(12)
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