おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(6月9日)は、「勇気づけのワークショップ」の1日目を行っていました。
この記事に関しては、明日2日分まとめて記事にします。
さて、6/24(日)11:00~13:00 開催の アドラー心理学ゼミナール で私自身が担当し、
思春期の子どもとのつき合い方
の話をするので、その関連の話をしようと思って、
5月16日付けのブログ 思春期の子どもとのつき合い方(1)
5月25日付けのブログ 思春期の子どもとのつき合い方(2)
を書いているのですが、またまた間が開いてしまいました。
第3回目を書きます。
青春に関してさまざまな心理学者のみならず、文学者、小説家などが言及しています。
文学者の中で私が一番フィットする青春の表現は、亀井勝一郎が『青春論』の「青春とは初めて秘密を持つ日」という項で書いている次の言葉です(原文には改行なし)。
人間は一生の間に、幾たびも生まれ変わらなければならないものである。母の胎から生まれた日を第1の誕生日とするならば、青春は第2の誕生日と言ってよい。
自己についての意識が目覚め、「自我」が初めて生まれるわけで、青春の悩みとは、要するにこの誕生のための陣痛に他ならない。
子供は、人生の意味について問うことはない。しかし青春期に達すると、愛とは何か、死とは何か、自分の未来はどうあるべきか、神の有無等々さまざまの問いが浮かんでくる。
大切なことは、これらすべての問いのことごとくが難問で、すぐ回答が出てこないということだ。
そして、解き難き問いを発するところにこそ精神と呼ばれるものの核心が形成されるということである。不可解なものが我々を育てる。
私は、亀井勝一郎の「青春は第2の誕生日」で「青春の悩みとは、要するにこの誕生のための陣痛に他ならない」という言葉に心引かれます。
◆6/24(日)11:00~13:00開催のアドラー心理学ゼミナールでは、私が担当して「思春期の子どもとのつき合い方」をテーマとしてお話します。
受講料:2,100円(資料付き・消費税込み)
申し込み:ヒューマン・ギルドに メール(info@hgld.co.jp)かお電話(03-3235-6741)で
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