私がヒューマン・ギルドで担当する6月の研修は、次の2つです。
○勇気づけのワークショップ
日時:6 月18 日(土)10:00~19:00、19日( 日)10:00~17: 00
料金:プレミアム会員30,000円 /一般35,000円(資料・税込み)
○アドラー心理学ゼミナール
日時:6月26日(日)11:00-13:00
テーマ:「数字で覚えるやさしい仏教の話」
料金:2,100円(資料・税込み)
おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨晩(6月8日)は、18:00から東中野の鈴木歯科医院でインプラント手術を行いました。
30分ほどで済んだのですが、麻酔が効いて眠くて、9時ちょっとすぎには寝てしまいました。
さて、「『自立』をどう捉える?」シリーズの第3回目です。
今回は自立の内容について書きます。
(3)自立の内容
個人の自立が求められる領域と言ってもいいし、自立の内容とも言えるものに次の4つがあります。
ただし、ここでは依存症で言われる物質への依存、過程への依存、関係への依存を考慮に入れずに進めます。
①経済的自立
②社会的自立
③心理的(精神的)自立
④家庭的自立
①経済的自立は、他者や他の機関を経済的にあてにせず、自分で金銭的にまかなえることです。
②社会的自立は、世に出て、対人関係ができることです。
③心理的(精神的)自立は、誰かを心理的(精神的)に頼るのでなく、自らをよりどころとして生きられることです。
④家庭的自立は、家庭の中で炊事・洗濯などがこなせることです。
こう捉えてみると、4つの領域で完全に自立している人が極めて少ないことがわかります。
ただ、その能力を持ちながら発揮しないでいるのと、能力がなくてできないでいるのはまるで違います。
たとえば私は、炊事・洗濯などができますし、げんにやっていたことがありますが、今はカミさんに頼っています。
カミさんは、9年半、幼稚園の教諭をしていて、経済的にも社会的にも自立していましたが、今は私を支える役割を担ってくれています。
結論です。
自立すると言うのは、経済的・社会的・心理的・家庭的な領域で人頼りせずに生きられる能力を身につけることで、子どもが大人に成長することに他なりません。
なお、成長の概念に関しては、私は組織行動学者のクリス・アージリスが述べていることが好きです。
2009年8月19日のブログ 「成長」とはなんだろう? をご参照ください。
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