アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(1月20日)は、会社はお休みでしたが、日曜からずっと研修に出ずっぱりなので、在宅で今後の研修の準備をしていました。

メールのやりとりもかなりありました。

夕方には、新宿でカミさんとタクロウとでデパートに行き、2人からは私の誕生祝いのコートを買ってもらい、タクロウの誕生祝いには両親からバッグをプレゼントしました。


さて、1月15日(月)に郡山から会津に向かう高速バス内で私とカミさんは夫婦の他愛のない会話をしていました。

その中で「生まれ変わるとしたら男・女のどっちがいい?」という話になって、私は10:0で男、カミさんは1:9で女と回答しました。

それぞれの理由は、次のようでした。

私が男に生まれ変わるのがいい理由(女に生まれたくない理由)

(1)生理がうっとしい
(2)妊娠・出産がしんどい
(3)化粧が面倒くさい

カミさんが女に生まれたい理由(男に生まれたくない理由)

(1)おしゃれやおしゃべりが楽しめること
(2)母として子どもを産み、育てられること
(3)男は仕事や社会でしんどそう

ここで面白い傾向を発見しました。

私は不快を回避するタイプ(快:不快=0:3)であるのに対して、カミさんは快を求めるタイプ(快:不快=2:1)であることでした。

これは、もしかしたらライフスタイルの反映かもしれませんが、こんな他愛のない話ができるのも我が夫婦だからこそ、と思ったバス車内でもありました。

同時に、我が夫婦は、それぞれの男性性・女性性を受け入れていて、補完的な夫婦関係であることが改めて確認できたひと時でした。

パートナーのいるあなた、是非2人でもトライしてみませんか?

<お目休めコーナー>1月の花(16 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

おはようございます。

昨日(12月18日)の12:30~14:00は、昨年の8月から今年の2月にかけての研修プロジェクトでお世話になった企業様の社長から部長を対象として講師&カウンセラーとして観察したことをもとに人財育成(特に課長クラス)のご提案をしてきました。

間もなく70歳を迎える身ですが、中小企業診断士+アドラー心理学カウンセリング指導者+企業研修講師の3枚看板の強みを改めて感じた場面でした。

「強み」と言えば、私は家庭内でも強みがあります。

それは、「カミさん」こと 岩井美弥子 の存在です。

そのことを12月17日(日)開催のヒューマン・ギルド主催の忘年会で改めて感じました。

参加者一人ひとりが今年1年を総括するスピーチの最後近くにカミさんがスピーチをしました。

今年の11月22日にさとう式リンパケア九州大会のゲストとしてアドラー心理学の子育ての講演、さとう式リンパケア開発者であり歯科医師である佐藤青児先生との対談などを語っているとき(詳細は、彼女のブログ 空白の時間 をご参照のこと)、私は喜びと感動でウルウルしてしまいました。

そのことを 山崎 裕子さん がカメラで捉えていました。

茶化す人たちがいて、私はいい加減なところで発言を制しましたが、夫としてカミさんの成長ぶりを心からうれしく思います。

専業主婦として家事・育児に貢献してもらっていた時代も長くありますが、自分の道を見つけ大好きなイラストの世界に入ったり、世間から求められ講演をするようになったり、本(『お金の不安が消える アドラー流家計管理』、キノブックス)も出すようになったことで彼女の個性が発揮されています。

お金の不安が消える
アドラー流家計管理
岩井美弥子
キノブックス

私とやや違って内向的な性格の人で、目立つことや人に先んじて進むことがないのですが、それだけに私とのパートナーシップは補完的です。

写真を見ていただいてもおわかりのとおり、私たちは紡ぎ合い同調する夫婦です。

この人をパートナーとして選んで、そして、お互いに育ち合って本当によかった!

なお、このカップル関係の結実の本が『親と子のアドラー心理学』(キノブックス、1,300円+税)と『男と女アドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)であることもちゃっかり宣伝しておきます。

親と子のアドラー心理学
岩井 俊憲
キノブックス
男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

 ◆岩井美弥子は アドラー心理学ゼミナール で次の概要の講演をします。
是非私たちを茶化しにお越しください。

テーマ:「美弥子流シンプル・マインドセット」
日時:2018年1月14日(日) 11:00~13:00
講師:岩井 美弥子 (『アドラー流家計管理』著者)

※講師からの内容説明※
ライフスタイルはコントローラ、究極目標は安全。生きにくさを感じていた私が結婚を契機に少しずつ物事を複雑にせずシンプルマインドで生きられるようになりました。
アドラー心理学に加えて私のシンプル思想の原点も交えてシェアします。

<お目休めコーナー>12月の花(18) 

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(7月3日)は、千村 晃さん(薬に頼らない自然な治療を実践している 千村クリニック院長、ヒューマン・ギルド会員)からご著書の『医者の9割はうつを治せない』(祥伝社、1,300円+税)をお贈りいただきました。

医者の9割はうつを治せない
千村晃
祥伝社

タイトルからもわかるとおり、うつの常識をことごとく勘違いであることを書いた、衝撃的な本です。

アマゾンには、こんなことが書かれていました。

全部、間違いです!

「絶対にがんばれと声をかけるな」
「病名がわからないと治療できない」
「仕事を楽しめる人は、うつにならない」
「うつの治療期間中には、離婚や転職など大きなを決断するな」
「規則正しい生活を心がけるように」
「うつヌケした人の体験談が役に立つ」

患者と千村先生のやり取りで展開されるとても読みやすい本です。

しっかり読み込んでからもう一度ご紹介します。


さて、ダイヤモンド・オンライン 2017.7.1に「ホテル行っても頬ずりだけ!俗人には理解不能なセカンドパートナーの恋愛観」という、恋愛の常識を超えた内容が書かれていました。

フリージャーナリスト 秋山謙一郎氏が『友達以上、不倫未満』(朝日新書)に書き切れなかったケースを紹介し、既婚者同士男女のプラトニックな恋愛――「セカンドパートナー」では、性交渉を持たないからこそ、その関係が深くなるという、大人の男女同士の恋愛観です。

セカンドパートナーとのプラトニックな恋愛で心が満たされたためか、配偶者とのセックスが復活したという事例も少なくなく、しかも、配偶者公認セカンドパートナーもいるというから、驚きです。

「妻は性を伴う恋愛の相手。(セカンドパートナーの)彼女は憧れです。だから、不倫や浮気という概念で括られたくはないです。まったく違う次元の話では?」と語る人にあなたはどう反論しますか?

子どもが生まれてから夫婦間のセックスの卒業宣言をし、代わりに他の人とのセックスを黙認し合っている人も存在します。

「2人を愛そうとすることは、事実上、どちらも愛していないということである」(『人生の意味の心理学 下』)というアドラーの言葉は、こういう事態にどんな判断材料を提供するでしょうか?

<お目休めコーナー>7月の花(4)

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(4月2日)は大阪で  辻本絹代さん を講師として アドラー心理学ベーシック・コース の2日目が開催されていました。
40人を超える受講者にどう対応しているか、報告を受けるのが楽しみです。



私はオフの日。
カミさんの誕生祝いの4月1日に別のイベントを入れてしまっていたので、昨日はたっぷり一緒にいました。

お昼に入ったフレンチのお店でコーヒーにミルクとして4月16日の花のアネモネ「君を愛す」が付いてきました。

その後は、歩いて中野通りの桜を観に行きましたが、例年よりだいぶ遅い印象でした。

 

ただ、プリンセスミヤビ(雅)という桜の種(右側)になると、ソメイヨシノよりも存在感がありました。

新井薬師公園に入ると、下の部分は満開に近い状態。

新井薬師の境内は、7部咲き程度でしょうか。

境内にもプリンセスミヤビ(雅)が。

さて、これからがもう1つの最近の話題。

社団法人・日本家族計画協会が2002年以来実施している「男女の生活と意識に関する調査」(隔年で調査)によれば、2016年調査(第8回)既婚者のセックスレスの割合が47.2%だと発表されました。

2014年調査(第7回)では44.6%だったので、2年間で2.7%増えたことになります。

ちなみに、2004年の割合は31.9%でした。

セックスレスは、日本性科学会によって「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」と定義されています。

既婚者のセックスレス47%の衝撃 日本の夫婦の回数は世界平均半分以下の年◯回 (2017.3.5 13:05)参照

私は、少子化に拍車をかけるセックスレス・カップルに危惧感を抱いております。

このトレンドで行くと、2019年の調査では50%に達するのが目に見えています。

少子化に拍車をかけるだけでなく「体を使ったコミュニケーション」としてのセックスに夫婦関係の危険性が内在していると思うからです。

私はセックスレスの問題を『マンガでわかるアドラー心理学 人間関係編』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)で真正面から取り上げました(特にPART 3)が、残念ながらまだ25,500部しか売れていません。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学 
人間関係編
岩井俊憲著、
星井 博文,サノマリナ
日本能率協会マネジメントセンター

カップルは、言葉によって体を使ったコミュニケーションについても話し合いをする必要があるのではないでしょうか。

◆ヒューマン・ギルドを会場としてカップルのコミュニケーションについて アドラー心理学ゼミナール で次のとおり取り上げます。
「満員御礼」が予想されます。
お早めにお申し込みください。

テーマ:「男女の性質の違いを知る」
日時:4月23日(日)11:00~13:00講師:安西 光さん(3DCGデザイナー、ELM勇気づけトレーナー)
※講師からの内容説明
世界は男と女で成り立っています。
ですがお互いの性質は真逆であり、すれ違いや誤解が生まれ喧嘩や争いごとになることも多々あります。
「同じ人間なのだからわかりあえる」そう思ってしまいがちですが、男と女は全く別の生き物といっても過言ではありません。
男女の性質の違いを理解し実践することによって、すれ違いや争いごとが減り、家族や恋人、友人、全ての男女間の対人関係が良好へと向かうようお話しします。

<お目休めコーナー>4月の花(3

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

5月最後の昨日(5月31日)は、午前中にヒューマン・ギルドで中小企業診断士の勉強仲間「マネジメント・カウンセリング懇話会」の臨時集会。

午後は、雑務をこなしてから、カミさんの助けを借りて書類の大量廃棄。6月3日のオフィスの大幅レイアウト変更に備えました。

私は散らかし名人、カミさんは整理の達人。仕事がどんどん捗りました。

2人で神楽坂の五十番で夕食。小瓶の神楽坂ビールを飲みました。

 

写真にはありませんが、もちろん餃子も。
5段階評価では「4」でしょうか。

続いて カナルカフェ に移動してティータイム。

ちょうど結婚披露パーティーを行っていたグループがいて、花火が打ち上げられました。

行動主義心理学者のB.F.スキナーによれば、いわゆるコミュニケーション(彼の言葉では「言語行動」)には、指示・命令を伴う「マンド」と、指示・命令を伴わない「タクト」があるのだそうですが、私たち夫婦のコミュニケーションは、圧倒的にタクト・コミュニケーションです。
台湾に行っている息子のことを忘れて、おしゃべりをしていました。

ちなみに、夫婦の仲良し尺度―親子もそうですね―はタクト・コミュニケーションが充実しているかどうか、です。

ところで、この カナルカフェ、縁結びならぬ「縁強め」スポットです。

夫婦カウンセリングの後に「カナルカフェで時間を過ごしてはいかがですか?」と紹介すると、かなり感謝されます。


◆夫婦カウンセリングにご関心のある方は こちら をご覧ください。
セミナーを受けるなら こっち です。

<お目休めコーナー> 6月の花(1)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月17日)は、3連休の日々に働いたので、お休みのはずの日でした。

まずは、整体の治療のため市ヶ谷の五番町鍼療院 へ。
オフィスに立ち寄る前に入ったのがエコブック神楽坂店。
そこで目に入ったのが『吉野弘詩集』(吉野弘、ハルキ文庫、680円)

吉野弘詩集
吉野 弘

ハルキ文庫
(角川春樹事務所)

私は吉野弘の「祝婚歌」という詩が好きです。

私は、甥の結婚式で仲人を務めたとき、この詩を朗読しました。


二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと

気付いているほうがいい

完璧をめざなないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風にふかれながら

生きているなつかしさに

ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい


結局、オフィスにはお弁当を食べる時間を含めて3時間ほどいました。

夜は、刺身が食べたいという私につき合ってくれたカミさんと共に桃太郎寿司に行きました。

 

結婚して24年。いろいろなことがありました。

このカミさんとは、無理な緊張もなく、時々二人で胸を熱くしながら、黙っていたり、語り合ったりしながら、ここまで来ました。

これから数日、遅めの夏季休暇のために北海道にバイク旅行に行った息子のいない日々を過ごすのです。

<お目休めコーナー> 9月の花(15)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

土曜日なので、「男と女の心理学」 のカテゴリーで書いてみようと思います。
なお、これと非常に似たケースを

2013年3月20日付けブログ カウンセリングはアート(11): 『女の恋は上書き保存』

に書いています。

あるカウンセリング・ケースです。

ある女性が2年前に別れた恋人のことが忘れられず、この思いを何とかしようとして相談にやって来ました。

彼を忘れたいために、彼と訪れたレストラン、旅先に行って決着をつけようとしたり、思い出の写真を整理したりしてきたのだそうですが、そうすればするほど思いが募ることを嘆いていました。

  

あるカウンセラーのところに行ったら、忘れることが一番だということで、彼を忘れるための呪文のようなものを教わってきたのですが、それも逆効果でした。

私は、その方に「ウェグナーの白熊実験」の話をしました。

ウェグナーの白熊実験というのは、1987年、心理学者ダニエル・ウェグナーがトリニティー大学の学部生10人を対象に行った実験のことで、「今からしばらく白熊のことは決して考えないでいてください!」というように、「考えるな、考えるな」と否定を伴って命令されると、余計考えてしまうという、心理学の理論です。

自分の考えをコントロールしようとすればするほど、コントロール不能に陥る、という逆効果になるのです。

私は、逆説的な指示を出しました。

それは、1日のうちの決まった時間を彼との思い出に浸る時間としたのです。

思い出の音楽を流し、彼の思い出のメールを読み、写真アルバムを眺めるのです。毎日行うことが条件です。

1週間後またカウンセリングにやって来ましたが、きちんとやっているようでした。
次のカウンセリングは、3週間後にしました。

すると、最初から2週間はまじめにやったのですが、だんだん面倒くさくなってきたようでした。

やがて、彼女がヒューマン・ギルドの講座に参加したとき、彼女が昔の彼をすっかり忘れていることが確認できました。

新しい彼ができていたのです。

「女の恋は上書き保存」

別れた恋人を忘れるには、新しい恋で上書きするのが一番のようでした。

<お目休めコーナー> 8月の花(9 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

久しぶりに「男と女の心理学」のカテゴリーの投稿です。

私は、中学2年生の時から読書好きになり、本を読むと名言をノートに書いたり、日記に書いたりしていました。
そのノートがどこかに行ってしまったことが悔やまれます。

その中に書いたことは覚えているのですが、出典が何かわかりません。

「女の恋は、人を恋することによって始まり、恋を恋することによって終わる。
男の恋は、恋を恋することによって始まり、人を恋することによって終わる」

先日、この言葉がどこから来ているかを調べようと思ってインターネットで検索していたら、似たような言葉に出合いました。

英語名言ドットコム~古今東西の英語の名言・格言集
 
In her first passion woman loves her lover; In all the others, all she loves is love.

George Gordon Byron


最初の情熱で、女性は恋人に恋する。次からは、女性は恋に恋するのである。

ジョージ・ゴードン・バイロン


少し違う。時間をかけて私がかつてノートに書いていた名言の出典を調べようと思っています。

<お目休めコーナー> 8月の花(3) 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

さて、「男と女の心理学」のシリーズ第13回目です。
姑(しゅうとめ)との折り合いで悩む妻のケースです。

このシリーズの1回目から12回目(10回目は本の紹介)をご覧になりたい方は下記をクリックしてお読みください。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目

6回目
7回目
8回目
9回目
11回目
12回目

2011年9月8日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第27号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(23)
  ―「姑(しゅうとめ)との折り合い」

結婚していると、相手との関係がよくとも、その親との関係で困ることがあります。
次の文章は、拙著『ものの言い方ひとつで自分も周りも幸せになる大人の心理術』(明日香出版社、書籍版は絶版、電子書籍)でも紹介した嫁姑問題のケースです。

・・・・・引用開始・・・・・
澄代は、大恋愛の末、裕雅と結婚した。ところが、姑の晴子との関係は最悪だった。
近所に住むのをいいことに、合鍵を持ってしょっちゅう澄代と裕雅の家に留守中でも出入りしては、勝手に片づけをしたり、物を買って据えつけたり、孫が生まれてからは、アトピーで食事の制限があるのに、与えてほしくないものを与えるなどしていた。

澄代は、夫の裕雅に了解なく息子夫婦の家に出入りしないこと、息子の裕志の体によくないものを与えないこと、それらができないならば合鍵を返してほしい旨晴子に伝えるように頼んだ。

けれども、ある晩は、「ママの機嫌がよくて、気分を悪くしてはいけないと思って切り出せなかったよ」と言うし、また、次の機会に希望を託していたら、「今日は、ママの機嫌が悪くてとうとう切り出せなかったよ」と、まったく頼りにならないマザコン男であることが分かり、そんなやり取りの連続で夫婦仲もおかしくなって、とうとう離婚するに至ったのだ。
・・・・・引用終わり・・・・・

あなたが晴子の立場だったら、離婚に至る前にできることは何だったと思いますか?
夫の裕雅の立場なら?
対応策をそれぞれ3つほど考えていただけますか。

 
2011年9月22日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第28号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(24)
  ―「姑(しゅうとめ)との折り合い」についてのコメント

さて、前回は、嫁姑問題がこじれて離婚に至った夫婦のケースでした。

合鍵を持っていて、留守中に息子夫婦の家に出入りし食事制限が必要な孫に望ましくないお菓子を与える姑のことで妻は悩んでいました。
夫に頼んでも、姑の機嫌が気になり何も言えない夫に愛想を尽かし、妻は離婚の道を選んだケースでした。

この物語を振り返ると、近くに住んでいるからといって、合鍵を渡すのがそもそも安易だったようです。

また、最初から夫がマザコンだというのはわかっているので、夫に鍵を返してもらうように頼むのも間違いです。

3つほど方法があったかもしれません。

(1)夫同席のもとで妻から姑(舅が同席すればもっとよい)に対して鍵の返還を迫る

(2)同じく夫同席のもとで夫の両親が揃ったところで合鍵の問題で困っていること、子どもへのお菓子の与え方について夫婦の見解を示し、それでも守ってもらえなければ、今後の関係を制限する

(3)(2)の変形(話し合いを持つことまでは一緒)で、家の鍵を付け替えることによって、困っていることをきっぱりと表明する

ヒューマン・ギルドの会員で、妻の立場にある多くの人ならば、夫が姑に対して要求できなくてすごすごと帰ってきたら、「今からもう一度行きましょう」と要求しに行くか、そもそも合鍵を作らないと思います。

私は、この程度(とあえて書きます)の嫁姑問題で離婚に至るのは、世代間の問題でなく、夫婦間の問題であるように思えてなりません。いかがでしょうか?

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「男と女の心理学」のシリーズ第11回目です。
過去にメルマガでも紹介した実際にあった離婚記者会見のパロディー版です。

このシリーズの1回目から9回目(10回目は本の紹介)をご覧になりたい方は下記をクリックしてお読みください。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目

6回目
7回目
8回目
9回目

ためになりますよ。

2011年8月11日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第23号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(19)
  ―「離婚記者会見」

次の「離婚記者会見」は、かつて『人材教育』誌(日本能率協会マネジメントセンター)に連載していた記事のコピーで、一種のパロディーです。

こんなことがある(あった)可能性がありますが、私なりの極めて貧弱な想像力をもとにした創作ですので、あらかじめご了承願います。

・・・・・転載開始・・・・・

離婚記者会見

女優の田岡里見は、芸能記者を前にして記者会見を行っていた。突然の離婚宣言である。
居並ぶ芸能記者にしてみれば、驚き以外の何ものでもなかった。

というのは、田岡里見と夫の井坂章正は芸能界きっての「おしどり夫婦」として知られ、誰一人として離婚の可能性を考える者がいなかった。

それだけに、田岡の口から「愛はありません。愛がないから離婚するんじゃないんですか?」と平然と語られたとき、記者達のショックは大きかった。

会見は、大アップされた近々出版予定の著書の表紙を背景に続けられた。

「結婚したときは、井坂も暇だったので、週に4日も一緒にテニスに行けました。子どもが産まれた頃から井坂も忙しくなって、年末の番組を見ながら、『お父さんに会うのはテレビごしなのね』なんて話すこともありました。そればかりではありません。宅急便でとても食べきれないほどの柿が届くことがありました。食べてもいないのに『この度はとてもおいしい柿を』なんて書くのが空々しい感じがしていました。でも、離婚を決意した今、本当に自由を感じます。これからが私の人生なのです」

離婚の原因を尋ねられた田岡は、やはり俳優で、同時に「ネットワーク販売の帝王」と言われる父親の母親に対する家庭内暴力を見て育ったトラウマ(心的外傷体験)が、癒しがたい心の傷として残っていることを力説して、こんな表現を用いていた。

「現実に井坂が私に暴力をふるったことはありませんでした。しかし、井坂が手紙のような軽いものをポンとテーブルの上に置いたとします。それだけで私は怖かったんです」

記者会見の最後には、所属プロダクションのマネジャーが田岡の芸能界完全復帰を告知し、出版社の社員が田岡の心境を綴った近刊の『こころに傷を負って - トラウマからの脱出』を宣伝していた。

・・・・・転載終わり・・・・・
 
さて、あなたは、離婚の記者会見を単独でする田岡里見のことをどう思いますか?
この記者会見で何を狙っていると思いますか?
そもそも、田岡里見の離婚の目的は何だと推測しますか?
田岡里見の語る「トラウマ」は、結婚生活に大きな影響を与えていたのでしょうか?


2011年8月18日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第24号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(20)
  ―「離婚記者会見」

前回のケースは、芸能人の夫の井坂章正と共に「おしどり夫婦」として知られていた田岡里見の突然の離婚記者会見でした。

妻の田岡里見は、子ども時代に受けたトラウマ(心的外傷体験)を離婚の原因だとし、芸能界復帰を宣言していました。

コメントについても『人材教育』誌(日本能率協会マネジメントセンター)に連載した内容を転載します。

・・・・・転載開始・・・・・

「離婚記者会見」をもとにする一連の田岡里見の行動には目的があります。
ある種の一貫した方向性があります。
離婚を契機に体験記を著し、芸能界復帰を図ることでした。
このようなゴール、あるいは方向性から見てみると、トラウマの位置づけは、一般に伝えられていることからかなり違って見えてきます。

一般的なものの見方からすると、彼女の子ども時代に受けたこころの傷が原因で夫の井坂章正が手紙のような軽いものをポンとテーブルの上に置いただけで恐怖感におののき、夫婦間に亀裂が生じた、と考えます。

ひねった見方をすると、トラウマは田岡にとって便利な口実です。
トラウマのせいで対人関係上問題が起きる。生活上支障を来す。井坂との夫婦関係が破綻する。離婚後は昔のような芸能界に復帰せざるを得なくなる。

そのようにして悲劇の主人公として自分を仕立てることができる。
この流れでトラウマがなければ、同情される要素がほとんどなくなります。

その意味では、トラウマは便利な道具です。

アドラーは言っています。「大切なことは、何を持っているかではなく、持っているものをどう使うかである」と。
この言葉をアドラーが使った文脈は、障害を持つ人が建設的な対応をして困難を克服することに関して言っているのですが、ある目的のためには、トラウマですらこのように使う人がいることをご理解下さい。

・・・・・転載終わり・・・・・

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<お目休めコーナー> 6月の草花(8)

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

あなたが結婚している男性だとして、妻から

「私の1メートル以内に近づかないで」と言われたら、どう思いますか?

私は、カミさんからこの2日間、その言葉を言われ続けています。

とうとう寝室も別になりました。

今までは、手を握り合って眠りに入った夫婦なのに、です。

  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・

カミさんが風邪をひいています。
私にうつすまいとまいと必死です。

私は、洗濯・炊事などをやっています。

今日は元気になーれ!うちのカミさん。


さて、「男と女の心理学」のシリーズですが、今朝は夫婦関係の必読書の紹介です。

このシリーズの1回目から8回目をご覧になりたい方は下記をクリックしてお読みください。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目

6回目
7回目
8回目
9回目

ためになりますよ。

2011年7月28日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 
第21号 岩井俊憲の「愛と結婚についての必読書」
―『人はどのように愛するのか ― 愛と結婚の心理学』

「愛と結婚について」のケース・スタディは、まだまだ続きますが、ケース・スタディをお休みさせていただき、「愛と結婚についての必読書」をご紹介します。

『人はどのように愛するのか ― 愛と結婚の心理学』(R.ドライカース著、前田憲一訳、一光社、2,000円+税)です。

人はどのように愛するのか 人はどのように愛するのか―愛と結婚の心理学 (Adlerian books)
Rudolf Dreikurs,前田 憲一
一光社

この本は、アドラー心理学に基づく「愛と結婚の心理学」の決定版。アドラー心理学を学び、豊かな夫婦(カップル)関係を築きたいと思っている人の必読書です。

ある方は「ドライカースから『どんなあなたでもいいのです。誠実に生きていけば(誠実になりきれないあなたもあなたでいいのです)愛のタスクの扉も開けますよ』というメッセージを受け取り、勇気が湧いてきました」と書いてくださった本です。

私の好きな部分は、第1章「愛とは何か」の次の箇所です。

「愛の課題(ラブ・タスク)と他の2つのライフ・タスク、つまり仕事の課題(ワーク・タスク)と交友の課題(フレンドシップ・タスク)には、はっきりとした相互関係があります。人生における成功とは、これら3つの課題を解決することを意味します。あらゆる問題には、共同体感覚と勇気と協力への準備ができていることが必要です」(P.38)

「成功」というと、仕事(ビジネス)面での成功ばかり取り上げられますが、ドライカースが3つの課題(タスク)の相互関係をもとに、成功を「共同体感覚と勇気と協力」と結びつけていることに共感します。

◆『人はどのように愛するのか ― 愛と結婚の心理学』は、ヒューマン・ギルドで在庫しております。
ヒューマン・ギルドの 書籍リスト からこの本を含めた7,000円以上の本をまとめてご注文いただけると、送料サービスでお送りします。プレミアム会員 の方は、消費税もサービスです。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月17日)も金沢で新任課長補佐研修を行い、小松空港からJALの最終便で帰り、22:35ほどに家に帰りました。
疲れたけれど、ホッとする我が家です。

今日は、前橋に行って日本学校教育相談学会群馬県支部で2時間半の講演・研修を行ってきます。

さて、「男と女の心理学」のシリーズの第8回目です。
とりわけ 7回目 は、今回の流れを知るために必読です。

1回目から7回目をご覧になりたい方は下記をクリックしてお読みください。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目

6回目
7回目


2011年6月23日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第16号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(15)
―「理解しない夫、失望する妻」(2)

再び拙著『こころの壁を乗り越える生き方の知恵』(ビジネス社)のあと1年余で定年退職になる稔(58歳)と妻の淳子の話の続きです。

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前回のおさらいをすると、「あら、梅がきれい。あなた、見てごらん」と言ったのに対して、「くだらんことを言うな。梅と日本経済とどういう関係があるんだ!」と返すほどの、日本経済のことにしか関心が向かず、お茶を入れても感謝の言葉がない夫に、妻は愛想が尽きそうでした。

引用は、次のとおりです。

場面は変わってその夜。会話のない二人きりの夕食が終わって、稔が経済誌に目を通していると、淳子から声がかかった。

「あなたったらいつも新聞と本ばかり。私の存在に関心がないみたいだわ。あなた、今日はじっくり聞いていただきたいことがあるの」

「早苗のことか?」

「早苗はもういいの。私たちのことよ。早苗も片づいたことだし、これをキッカケに私も決断したいの」

「決断ておまえ、働きに出るとか、株でも始めるということか?」

淳子は居住まいを正した。決断の言葉が堰を切ったように出た。

「早苗も片づいたことだし、あなたの定年も近いし、私、今後は自分の人生を自分で生きてみたいの。つまり、あなたと離婚したいの。これから何十年も今日みたいな日が続くと考えただけでうんざりだわ。梅の情緒がわからない人と暮らすのはもうこりごり。離婚届はここに用意してあります」

稔は言葉を失った。しばらくして出てきたのは、独り言に近い言葉だけだった。
「まったく・・・・・」

藪から棒に離婚届を出す淳子の気持ちをあなたは理解できますか?
逆の立場で、稔はどう思うでしょうか?
(離婚をしないとして)一人娘を嫁に出したこんな夫婦の今後をどう予測しますか?
そもそもあなたは、(夫・妻、あるいは自分自身の)退職後の人生をどのように設計していますか?


2011年6月30日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第17号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(16)
―「理解しない夫、失望する妻」(2)についてのコメント

前回は、典型的な会社人間の夫と専業主婦の妻の話の続きでした。
2人の間には会話が乏しく、妻の淳子からすると、夫は自分よりも経済問題の方に関心があるかのように思えてなりません。

そこで、将来の結婚生活に夢も希望も持てない妻から娘の結婚を契機に離婚を言い出したのです。

カウンセリングをしていると、このようなタイプの夫婦に出会うことがよくあります。夫の定年退職を待ちわびる妻もいれば、子どもの結婚をキッカケに離婚しようと考えている妻もいます。

熟年夫婦の離婚は、多くは妻側からの申し出によるものです。

こういう夫婦は、突然離婚に至るのでなく、長い間の積み重ねが原因となっています。
藪から棒に離婚届を出したように思われる淳子の気持ちは、思案に思案を重ねた上での対応です。そのことを理解できない夫は、デリカシーに欠けています。

アドラーは、「円満な結婚は、自分よりも配偶者に関心を持つこと」だと言っていますが、自分本位でしか生きられない夫/妻は、結婚生活を維持するための資質を持ち合わせていません。

ついでに申し上げれば、私は結婚生活中も同じ配偶者と何度も結婚をし直す決意と儀式が必要だと思っています。
俗に言う「釣った魚にえさをやらない」のは、根本的に結婚を続ける能力と意欲がないとしか思えません。

ここまで書くと、私が妻の側に肩入れしているかのように思えるかもしれませんが、そうではありません。

妻の淳子は、おそらく30年に及ぶと思われる結婚生活に関してあまりにも受動的でありすぎたと思います。
夫の稔が急に自分に関心がなくなったのではなく、関心を持たなくてもどうでもいいような関係になっていたのでしょう。

ですから、この2人が離婚するとしたら、責任は双方にあると考えられます。

結婚は、夫婦の共同の課題です。
自分の課題も果たしながらも、夫婦の共同の課題に対しても回答を出さなければなりません。

このことは、仕事をしていても定年退職後も変わりがありません。

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いつものようにおはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

金沢市のホテルでこのブログを書き始めています。

我が夫婦はかなりコミュニケーション豊富です。
とは言うものの、7~8割は妻が話していますが・・・。

私はアドラー心理学ベーシック・コースや講演などの機会に「夫たる者、家で30分の残業時間があると心得るべし。それは、妻の話を聴くこと」と言っています。我が家ではたいていそのことを実践しているつもりです。

コミュニケーションと言えば、明治大学教授の齋藤孝先生がどこかの本で「セックスは体を使ったコミュニケーション」と書いていたのを思い出します。

ただ、セックスの範囲は捉え方が男女で違っていて、男性はコアの部分だけをセックスと捉えるのに対して、女性は、雰囲気作りから抱擁まで含んだ広い範囲をセックスと捉えがちで、その点でギャップが生じることがあります。

私は、夫婦和合の秘訣としてマッサージをお勧めします。
マッサージも体を使った立派なコミュニケーションです。

昨晩10時前に寝てしまい、5時そこそこに目を覚まし、妻へのマッサージを終えた後の考察でした。

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月10日)は、アドラー心理学ベーシック・コースの平日コースを10:00~15:00にヒューマン・ギルド研修室で行っていました。

少人数でも女性が揃うと、討議が活発になります。

私は、とっておきのレストランに受講者をご案内しました。

ヒューマン・ギルドから江戸川橋に向かって左側の Piatti ”CASTELLINA” でした。

コース料理にコーヒーがついて1,150円にみんな驚いていました。


さて、1週間飛ばしてしまいましたが、「男と女の心理学」のシリーズの第7回目です。

1回目から6回目をご覧になりたい方は下記をクリックしてお読みください。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目

6回目


2011年5月26日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム    

岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(13)  
 ―「理解しない夫、失望する妻」(1)

以下のケースは、私の著書『こころの壁を乗り越える生き方の知恵』(ビジネス社)の第5章「家庭と地域を見直そう」からの転載です。

天気がよい2月のある日。稔は縁側に出て、日向ぼっこをしながら新聞を読んでいた。
今日も経済面が気になる。暗いニュースについ愚痴が独り言として出てしまう。



「まったく・・・・・」

稔は58歳。会社では経理部長を務め、後1年余で定年退職になる。
一人娘の早苗の結婚式をつい1週間前に終えたばかり。
公私ともにもう少しで「やれやれ」と言えそうなところである。

妻の淳子は、「ここにお茶を入れましたからね」と言って庭に出るが、稔からは感謝の言葉もなければ、全くなんの反応もない。
新聞に目を通したままである。

淳子は、庭先の梅の木を見ながらこう言った。

「あら、梅がきれい。あなた、見てごらん」
「くだらんことを言うな。梅と日本経済とどういう関係があるんだ!」

稔から返ってきた反応は、淳子を大きく失望させた。そして、淳子のある決断を後押しさせた。

あなたは、梅の情緒がわからず、日本経済のことにしか関心が向かない稔のことをどう思いますか?
「くだらんことを言うな」と言われた淳子の立場からすると、どう感じますか?
淳子のしそうな決断は何でしょうか?


2011年6月16日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム  
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(14)
  ―「理解しない夫、失望する妻」(1)についてのコメント

前回のケースは、一人娘の結婚式をつい1週間前に終えたばかりの、あと1年余で定年退職になる稔(58歳)と妻の淳子の話でした。

庭先の梅の情緒もわからず、日本経済のことにしか関心が向かず、お茶を入れても感謝の言葉がない夫に、妻は愛想が尽きそうです。

私はかなり誇張して書きましたが、一部このタイプの男性(いわゆる「会社人間」)が存在します。
家のことは妻に任せきりで、全人格から会社を除くと何もなくなってしまう男性です。
妻の淳子の立場からすると、娘の結婚までは我慢に我慢を重ねていましたが、夫婦でいなければならないのは、その時までかもしれません。
すでに実体は「冠婚葬祭夫婦」になっていたのです。

アドラーはよく夫婦の協力や夫婦間の平等を言っていましたが、この夫婦には協力も平等も無縁です。

「あら、梅がきれい。あなた、見てごらん」と言ったのに対して、「くだらんことを言うな。梅と日本経済とどういう関係があるんだ!」と返ってこようものなら、今後の結婚生活をあと何十年も続けることは、妻にとって苦痛なだけです。夢も希望も持てなくなります。

(注)『こころの壁を乗り越える生き方の知恵』では、妻が夫の稔に離婚を言い出す設定にしています。


<お目休めコーナー> 5月の草花(9)

 

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おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(4月27日)は、金沢で石川県庁の職員27名を対象とした新任課長補佐研修を行っていました。

石川県庁で撮った写真はこれ。

研修終了後は、軽い夕食を済ませ、高速バスで小松空港に。


(金沢駅西口)

最終便の飛行機の出発が30分ほど遅れたため、家に着いたのは23:00近くになりました。

世間は今日からゴールデン・ウィークですが、私は連働の日々になり、大木の人たちが休んでいる日に働いていることになります。



さて、「男と女の心理学」のシリーズの第6回目。

1回目から5回目をご覧になりたい方は下記をクリックしてお読みください。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目

 
2011年5月26日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第12号      

岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(11)  
―「男のやさしさ」

典子は、優一の頼んだコーヒーに、いつものようにシュガー・ポットから砂糖を入れました。このやり取りは、新婚当時以来いまだに変わりません。
「調子はどうなの?」。優一は、典子の健康を気遣います。

この2人、実はもはや夫婦ではありません。しかし、月に2-3回は、2人が独身時代によく行っていた喫茶店で落ち合います。

離婚を言い出したのは、典子の方でした。予備校講師の仕事でブレイクした彼女は、家庭との両立が難しくなり、優一に離婚を申し出て、受け入れられたのです。

離婚後の典子は、気分の変動が激しく、薬を大量に飲んだり、号泣したり、寂しさを訴えたりすることがあります。
優一は、その度に花束を持って典子の部屋を訪ねたり、相談に乗るために喫茶店に出向いたりします。

さらに優一は典子のために、部屋が陰気だからと明るい色のカーテンに替えてあげたり、地デジ対策用にテレビを買い換えたりしてあげています。

さて、あなたは、やさしさに満ちた優一のことをどう思いますか?
また、離婚しても優一を頼り続ける典子のことをどう思いますか?


2011年6月2日ヒューマン・ギルドの「勇気の伝道」コラム 第13号 
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(12)
―「男のやさしさ」についてのコメント

このケースに対して、ヒューマン・ギルドの プレミアム会員 の方々からさまざまな意見が寄せられました。かいつまんでお伝えします。

Tさん(女性):
これは優しさというよりも「ご機嫌とり」に近いかも。
(優一は)離婚した妻に執着する必要はない。あなたはいらないと言われたも同様できっぱりと腐れ縁を切るべき。
(優一に)「目を覚ませ!!」と私は言ってしまうことだろう。
妻の典子は、「自分に都合のいい男」として優一を利用しているだけ。自分の都合で自分から離婚を申し出たなら、自力でやりなはれ!

Hさん(女性):
優一は、自分が必要とされることで「やっぱりなんだかんだ言って、あいつは俺がいなきゃだめなんだ」と満足している。
それにより、典子に一方的に離婚を言い渡された優一のプライドは保たれる。
典子は「黒か白か」「0か100か」の極端思考の持ち主。
優一を利用しているという意識はないが、巧妙に優一を操作している。
そんな優一の存在に、典子のプライドもまた保たれる。
ということで、持ちつ持たれつの関係かと考えます。

Kさん(男性):
典子はいわゆる「成功」を自己理想としていて実際にそうなった。
優一は「非主張的」な人。離婚を受け入れてしまうくらい。草食系。現代の女性、男性のある種の典型のように思えます。
喫茶店で会うのは典子さんから言い出しているのかな?
夫婦カウンセリングを受けるとても良いタイミング。
結婚観を2人で再構築したほうがいい。

さて、私の考えです。

優一は「アホ」だと思います(ちょっとキツイかな)。
離婚した典子に援助的な姿勢を示せば示すほど、典子を依存的にさせ、そうしながらも自分自身の喜びを味わっているのです。
気分の変動が激しく、薬を大量に飲んだり、号泣したり、寂しさを訴えたりする典子を抱え込むことはできません。
すぐにも精神科医かセラピスト(アドラー派の)に相談させるべきです。
典子も離婚したならば、物理的・経済的だけでなく心理的にも自立が求められるのです。
これが生きる上での現実です。

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