シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ジュリアン・デュヴィビエ監督「望郷(Pépé le Moko)」(フランス、1937年、94分)☆☆☆★

2020-12-25 20:46:53 | フランス


原題は主人公の名前です。

ざっくり一言でまとめると、フランス領アルジェリアのカスバを舞台に、そこで君臨するフランス人犯罪者、ペペ・ル・モコの物語です。
舞台はフランス領アルジェリア(当時)の中心都市・アルジェです。

アルジェの一角・カスバは、路地が迷路のように入り組んでいます。ここは当時、諸国からの流れ者の無法地帯でした。

フランス本国から逃れてきたペペ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)は、そこの顔役的存在です。女友達イネス(リーヌ・ノロ)、忠実な若い子分ピエロ、短気で金のことばかり考えているカルロスらと徒党を組んでいます。

威信にかけて逮捕に臨むフランス警察の追及は厳しく、彼らはカスバから一歩も出ることができません。そんなある日、ぺぺはカスバを見物にきたパリの女性ギャビー(ミレーユ・バラン)と知り合い、パリの香りを運んできた彼女に惚れてしまいます。ギャビーとの出会いは、望郷の念をかき立てます。

地元の敏腕のスリマン刑事(リュカ・グリドウ)は、彼を逮捕するためにギャビーを利用して、罠を仕掛けます。

有名なラストシーンが壮絶です。
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