シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ロナルド・ニーム監督「クリスマス・キャロル」(イギリス、1970年、113分)☆☆☆☆

2020-12-25 20:51:09 | イギリス


原作はチャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」です。それがミュージカル映画化されたのが本作品です。

ざっくり一言でいうと、守銭奴の主人公・スクルージがクリスマス・イブに驚くべき超現実的体験をし、改心する、というものです。

舞台は19世紀半ばのロンドン。

街中はクリスマス・イブを迎え賑わっていました。賛美歌が歌われ、暖かな雰囲気に包まれています。ところが、いじわるな老人スクルージ(アルバート・フィニー)はそんな空気に全く関心がなく、同じ事務所でひとり働くクラチット(デヴィット・コリンズ)にクリスマス休暇を一日しか与えません。

そんなスクルージの前にクリスマスの亡霊(過去、現在、未来)があらわれ、彼を不思議な世界に引きずりこみます。そこで見たのは、自分自身の
 
あわれな姿でした。人生にとって本当に大切なものを悟るスクルージ。

11曲の楽しいクリスマスソングに彩られています。
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