この作品を観ると、誰も彼もがわけへだてなく食事をとれるレストランが誕生した秘密が明らかになります。細部まで実話かどうか不明。
舞台はフランス革命前夜のパリ郊外。
宮廷料理人のマンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、公爵主催の食事会でいつものように料理をふるまっています。
ところが、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったため、公爵(バンジャマン・ラベルネ)をはじめとした貴族たちの不興を買い、解雇されます。
失意のなか息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れ、旅籠をほそぼそと経営する父親の実家に身をよせたマンスロン。
そんな彼の前に、ある日、謎めいた中年の女性ルイーズ(イザベル・カレ)が「料理を学びたい」とやってきました。弟子はとらないと断りますが、雨にうたれても動かない彼女その熱意に根負けし、彼女を受け入れます。
彼女の案もとりいれ、再び美味しい料理を作る喜びを再発見するマンスロン。そして、ついに、初めて一般人のために開かれたレストランを開業。店はたちまち評判となります。
その存在がくだんの公爵に知られます。貴族と庶民が同じ場所で食をとるなどが考えられなかった時代に、彼のレストランでそれが実現。
しかし、ルイーズには何か暗い過去、怨恨があってここに来て、弟子になるべく懇願したようで・・・。いったいそれはどんな?
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