シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ピエトロ・フランチーシ監督「ヘラクレス(原題:Le fatiche di Ercole / Hercules)」(イタリア、1958年、107分)

2024-08-06 22:29:57 | イタリア
舞台は古代のテッサリア(現・ギリシャ)。イオルコスの王位をめぐる政争のなかのヘラクレス伝説。
 
イオルコスの国王エリーネを弟ペリアが殺害し王位に就きます。彼はさらに王位の正統な継承者であるエリーネの幼い息子ジャソーネをも殺めようとしますが、ジャソーネは近衛隊長のキローネと国外逃亡。

ペリアは勇士の聞こえ高いヘラクレス(スティーヴ・リーヴス)を新たな近衛隊長として呼び寄せます。途中、彼はペリアの娘ヨーレ(シルヴァ・コシナ)の危難を救います。

その矢先、城の近くにライオンが出没し、血気はやるペリアの息子イフィトスはヘラクレスの制止を聞かずに立ち向い殺されます。ペリアはイフィトの死がヘラクレスに責であるとし、罪の償いとして牡牛と戦うことを命令。ヘラクレスは牡牛を倒しますが、そのおり牛に傷つけられ死にかけているキローネと出会います。

キローネは苦しい息の下からペリアとエユリストが前王を殺したこと、ジャソーネが王位に就くべきであることと告げます。

ヘラクレスはジャソーネをペリア王に紹介しますが、ペリアは王位の象徴である黄金の羊毛を持たないジャソーネを甥とは認めません。そこでヘラクレスはキローネがコルキーデの海岸にかくした黄金の羊毛を探す旅に出かけます。艱難辛苦の末、王位の象徴はジャソーネの手に戻りますが・・・。
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