第二次世界大戦初期の1940年5月10日、ドイツ、イタリアに宥和政策をとったネヴィル・チェンバレン(ロナルド・ピックアップ)は辞任。
新たに成立した保守党と労働党による挙国一致内閣の首相として就任したのは、主戦派のウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)でした。しかし、それは有事の際の貧乏くじを引いた人事で、国王ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)のチャーチルを迎える立場は冷淡そのもの。
あくまでも、ドイツらへの徹底した抵抗を訴えるチャーチルでしたが、チェンバレン(スティーヴン・ディレイン)とハリファックス子爵(当時)を中心とする保守党は、オランダやベルギーなど西ヨーロッパを侵攻するヒトラー率いるドイツに対して講和(平和交渉の道)を探り、チャーチルと対立します。
しかし、ナチスの進撃が続き、ベルギーが、そしてフランスがドイツに降伏する事態におよんで、ヨーロッパ大陸に展開するイギリス軍は全滅の危機に直面します。
ダンケルクに集結し取り残された遠征軍を帰還させるため、チャーチルはカレーにドイツ軍の矛先をひきつける案を主張。さらにはイタリアを仲介に講和による平和交渉の道を探るか、さもなければ大臣を辞任するかとハリファックス子爵とチェンバレンが要求し、チャーチルは選択を迫られますが・・・。
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