山科疎水から真っ直ぐ山側へと進むと毘沙門堂がある。
春に桜、秋の紅葉といわれる毘沙門堂であるが、春に来たのは今回が初めてである。
宸殿前の大きな枝垂れは、どのような感じに咲くのか、いつも気になっていた。
仁王門、勅使門、薬医門を見上げながら駐車場へと向かうと、流石に時期なのであろう普段はガラガラのところが満車である。
駐車場から境内に入ると、すぐに大きな枝垂れ桜が目に入った。
花の無い時でも大きな枝ぶりであったが、花がつくとかなり大きな枝垂れとなり見事なものである。
本堂までの道すがらにも桜が溢れており、想像以上の光景であった。
桜の時期、訪れる観光客も多く、雲水の説明を聞きながら、宸殿の動く襖絵の前を行ったり来たりである。
江戸時代の襖絵を、直近で見られるお寺も数少ない。