光明院

2020年05月17日 | 日記

5月の15日を過ぎましたが、いつも年ですと葵祭も終わり、7月の祇園祭へと続く季節ですね。
しかし、今年は新コロナウイルスの影響受け、葵祭も祇園祭も中止となったようです。
疫病流行の災厄を祓う祭である祇園祭が、その疫病で中止に追い込まれるのは何とも皮肉なものです。

最近では、年に一度か二度程度の旅になってしまいましたが、さすがに今年は出かける気にはなれません。
昨年の今頃は、ちょうど京都と滋賀に行っていました。

窯変天目茶碗の公開展示が目的でしたが、その折に宿泊したホテルの近間を散策しましたが、まだその時の
模様でアップしていないところがありましたので、一年ぶりにブログ更新です。

東福寺の塔頭「光明院」ですが、通には重森三玲の石庭でよく知られたお寺のようです。
そのお庭は枯山水庭園で波心庭と呼ばれ、一つの庭に三尊石を三組置き、光明をまわりの石で表現したとされているようです。
通の人には、その凄さが理解できるようですが、凡人の私にはなかなか難しいです。

さて、この石庭の模様は数多くアップされていますので、まずは光明院の玄関先から・・・
門をくぐりますと、すぐに大きな楓でしょうか背丈の低い木立が目に入ります。


木の根本はきれいな玉石で波形模様が描かれています。
山門の前の石碑に書かれている「雲嶺の庭」のようです。

拝観口からの模様ですが、拝観客もおらずとても静かな印象を受けます。
この時は、私ども2人と九州から一人旅と話されていた女性が一人だけでした。
清閑な書院の模様を、三尊石を遠きに観ながら・・・