冬枯れの真如堂を訪ねてみました。
真如堂は街中にあり、その地理からも春の青紅葉、秋の紅葉と、訪れる人は多いようです。
しかし、さすがに冬早朝ともなると人影はありません。
わずかに開かれた本堂の扉から、朝のお勤めの声がわずかに漏れ聞こえてきます。
その声に誘われ本堂へあがり、ご本尊様にお参りを・・・・
この時間でも、拝観ができるかを聞きますとOKとのこと。
数年ぶりに、真如堂の中を拝観してきました。
京都の観光寺院でも、対応がいかがなものかと思われるところも少なくない中で、真如堂の方の案内は相変わらず親切でした。
目新しいものでは、2010年に作られた「随縁の庭」でしょうか。
随縁の庭は、見た瞬間に東福寺の井田市松が浮かびましたが、作者は重森千青で重森三玲のお孫さんとのことです。
「ふ~~ん」と、なんとなく納得ですが、さすがに血筋と思われる方、私のようになんとなく違和感を覚える方と二通りいるかと思います。
伝統ならば血筋なのかな?
でも、瞬間的に三玲の庭を感じさせるのは、庭師としては如何なのでしょうかね?
静けさに佇むお寺の雰囲気は、とても気持ちを落ち着かせてくれます。
これも京都観光の魅力のひとつでしょうか。