日蓮上人730回忌を迎え、昨年来から日蓮宗のお寺の多くが改修工事中であった。
妙蓮寺もその中のひとつで本堂が改修中、名が知れた御会式桜の存在も薄れがちであった。
よく見ないと分からないような小さな花びらで、おそらく今頃が満開の時期に相当するのであろう。
写真ではご覧のとおり、本堂改修の影に埋もれそうである。
んな訳で本堂は諦め、庫裏へと向かう。
日蓮宗では寺務所と呼ぶようだ。
時期が観光のオフシーズンという事もあり、建物内はほとんど人気がない。
建物内には襖絵に四季を描いた部屋があったが、そこは撮影禁止。
ところが、思いもよらず庭が・・・・
十六羅漢の石庭だという。
禅宗でなく日蓮宗で十六羅漢とはこれまた妙な感じであるが、作庭者は桂離宮造営指示の玉淵坊。
見た感じ、かなり新しい印象を受けるのでおそらく復刻版でしょう(笑
妙蓮寺境内を歩いて印象に残ったのは、宿坊であったであろう小さなお寺から聞こえてきたジャズの音色でした。