数年ぶりに曼殊院をたずねてみた。数年ぶりといっても実は2年前の冬に訪れたのだが、雪がひどく門前までたどりつかなかったのである。
この時は、結構な雪にもかかわらず京都のタクシーが、冬タイヤに交換しない事に驚いてしまったものである。当方のところでは、少しの雪でも路上に積もる気配があれば、夏タイヤでの走行は絶対行わない。
余談はさておき、久方ぶりの曼殊院であるが、勅使門からの拝観が無くなって久しく、裏手の庫裏側から入っていく。
庫裏から大玄関の方へと向かうのだが、「あんりゃ?」。玄関口にあった、虎の間が、間でなくなっている!!
大書院から小書院、花の間へのルートも間取りが変わっている!!
孔雀の間にあった、幽霊の掛け軸が無くなってから久しいが、代わりに花の間の裏側にそれとなく上村松園作の幽霊の掛け軸がかけられている「およ!!」。
いずれにしても、初めて訪れた時のイメージは全く変わってしまっている。やはり文化財等は早く、早く、見ておかないとダメなようである。←勝手にかえられ、昔の面影がだんだんと失われていく。
曼殊院で有名な「八窓の席」は、特別拝観でなければ見せてもらえず、いまだ目にした事がない。←でも、この様子じゃ、きっと昔のままではないのであろう。
2009年に拝観者の心無い行動があったとの事で、以来曼殊院内敷地は庭をも含めて全て撮影禁止になったようである。
こいう輩はどこにでもいるようで、結局皆さんに迷惑をかけこのような状態に陥るようです。
残念ながら、今回は手持ちの写真で補完しなければなりません。
ブログ等では今後曼殊院の近々の写真などは見られなくなりますね。