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扉は閉ざされたまま(ニッカウヰスキー余市蒸留所)

【ちょっと一息】

小説を読んでいてウイスキーが出てくるシーンに出くわすと、思わず喜んでしまう自分がいることに驚きです。根っからのウイスキーファンになってしまったのかと少し顔が緩んでしまいます

マイミクさんから、ウイスキーの出てくる小説を紹介してもらい、早速購入。一気に読んでしまいました。

石持浅海「扉は閉ざされたまま」

 

大学時代に仲の良かった仲間7人が6年ぶりに同窓会を開くことに。
仲間の一人の兄が経営している成城のペンションで(兄は病気でペンションは休業中)。
その日に、伏見亮輔は後輩の新山和宏を、部屋で殺害後、密室状態し事故に見せかけた完全犯罪を目論見る。

という序章から始まり、次章から、部屋から出てこない新山を皆が心配するシーンになるが、部屋の扉を開けることができない。

しかし、参加者の一人、碓氷優佳がこの謎を解いていく。
なぜ、仲間だけなのに鍵はかけられているのか、動機はなにか。
ドラマのシーンを思い浮かべることができるような感じで解明されていく。

こんな感じのミステリーなんです。「このミステリーがすごい!2006年版」で第2位になった作品です。

殺された新山は、北海道出身で、大学卒業後、北海道で公務員になったんです。その彼が、皆で飲もうと思って、ニッカ余市蒸留所で限定モルトを買ってきていたんです。元々、彼は、ウイスキー好きだったんです。

 

余市のカスクストレングス(加水していない)、シェリー樽で熟成させた15年物なんですって

 

どんな味わいだろう。話を読んでいけば皆で飲むんだろうと思っていたら、

このウイスキーも密室の中に入ったままで

飲まれなかったんですよね。
あのウイスキーはどうなったんだろうか。私にとって、

まさにミステリー

です。

うー、余市蒸留所(場所)へ出かけたい

他にも「オーパス・ワン」が飲まれています。カリフォルニアワインの最高峰なんですよ。石持さんってかなりのグルメなんでしょうかね
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