昨日は、チャレンジ英語担当がめら先生とミーティング。
授業もようやく6回となり、
それぞれの生徒の課題や目標点など把握でき、
授業の進行内容やスピードも落ち着いてきました。
今回のミーティングで一番話しあったのが、
AくんとBくんの授業参加についてでした。
(これまでに出てきたAくんBくん、または生徒の名字とは関係なく、毎回ブログに登場する生徒は一人目をAくん、二人目をBくん(女子でも)と称しています。ご了承下さい)
Aくん、Bくんは学習障碍の問題よりも、「動機・やる気」が低下していて、
勉強に100%参加できる気持ちがないようなのです。
いや、100%なんて参加しなくてもいいから、
「こう風になりたい」「こうできるようになりたい」っていう目標があれば
自分をその姿に合わせていくことができるんじゃないか、
でもその姿が全くないから、
目の前の一瞬一瞬が「快か不快か」に支配されていて、
勉強することの楽しさも、大切さも、
自分の未来とつながっていないのが
一番問題だな・・・どうしようか・・・という話をしていました。
解決は一日でどうもならないことなので、
やはり時間をかけて、気持ちに働きかけていくことになりました。
授業は、生徒もがんばってくれているので
私たちも準備をして、
生徒がやる気を出してくれるようがんばらなくちゃ!と気合いを入れています。
例えば、以下のようなことには、毎回気をつけています。
生徒には3点
1.その活動の目的を理解しているか
(何のためにこれやってるの?がわからないと、いいなり、惰性活動になる。
そんな子を育てたいとは思ってない。なのでしっかり本人にわかるように説明する。)
2.どれくらいで終わるのか/次の活動にうつるのか
(見通しをつけて集中させる。見通しがなければ、力のいれどころ・抜きどころがわからず、ダラダラしてしまう)
3.どれくらいできればいいのか
(到達点を明確にする。字なら、どれくらい丁寧に書くのを教師が求めているのか。英語の発音なら、どこまでできれば合格なのか。生徒がちょっとがんばればできるくらいのゴールを示す)
指導では3点
1.生徒が面白いと思える授業をしているか
(笑えるという意味ではありませんよ~。「へえ」と思ったり、「どうしてかな」と考えたり、頭が動く、生徒が参加できる(聞いているだけじゃなくて!)活動を取り入れているかどうか)
2.その子にあった刺激を十分与えているか
(見る・聞く・動く・話すなど、色んな刺激を使った指導をしているか。特に「見る・動く」を重視。
3.適切なスピード、量か
(早すぎない?遅すぎない?生徒の顔を見ながら調整。量は一人一人違うため、異なる課題を与えるなど工夫)
がめら先生の授業は、厳しいですがとても楽しく、
かつ全員に行き届いた指示を出しています!
見ていて、「うーんすごい!」と感じることしきり・・・。
こないだは、隣の子に答えを教えようとしたAくんに、
「こら!隣の人に教えたらアカン!
”うーん”って頭で考えるときに、
脳みそにしわがいってみんな賢くなるんやで?
他の人が賢くなるチャンスを取ったらあかんで!」
とすかさず指導。
先生の面白い手振りで笑ってしまいましたが、
実際そうだよなあと感じ、またそういう風に指導された子は、
きっと隣の子に同じことをしようとは思わないだろうなと思いました。
生徒には3点の2つめが私のレッスンには
欠けている気がします・・・
シェアありがとうございます!
他の先生と協力しながら教えるのは、本当にこちらの勉強になります~。
2は結構大切です。子どもに自己コントロールを教えたいので、「あとどれくらい我慢すればいいのか」(←我慢みたいなものですから・・)「あとどれくらいで休憩できるのか」を示して、”いま”そこに向かって力を使おうと、自己判断する材料を与えることになります。
結構、すぐに子どもに変化が見られる配慮の一つです~。