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学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

復誦は、効果あり。

2012年04月10日 | ビジョン・トレーニング

さて、うちの子どもは視覚優位のアスペルガーという診断ですが、

まあとにかく「口答の指示」には弱いです~。

 

耳から入った情報は、どうやら彼にとっては

「聞こえてるけど意味はわかんない」みたいな状態なのか、

「意味はわかったけど、なんだっけ?」というか、

ワーキングメモリーも弱いのでしょう、

聞いているうちに、最初に聞いたことから消えていきます。

 

なので

「はーい」と元気に返事したものの、

わかってないこと多々あり。

そして違うことをやっていたり。

 

視覚的なものを使ってで指示すると、

(例えば、持ち物や何かの手順など、紙に書く)

忘れてもそこに情報が書いてあるので「あっそうだった」と戻って確認しながら進めることができます。

うちでは基本的な日常の手順(明日の用意とか)は、

画用紙に描いて、壁に貼ってあります。

 

でも、普段の生活ですべて紙に書いたりするのは大変なので

割合的にはやっぱり、口頭で指示することが多くなります。

 

例えば今は新学期なので、

”教科書を本棚に並べて、科目ごとにノートを用意する。

そして、ノートがなければ買いに行こう”

と話して、教科書とノートのチェックをしているはずだったのに、

気がついたら、目の前のレゴに気を取られていました。

 

「ねえ、何をするんだったっけ?」

「ええっと~~~・・・ ノート買いに行く?」

「買いに行く前に何するんだっけ?」

「ええ~~っとぉ、何だったっけ??」

 

3分前のことも完璧に忘れています。

 

こういうとき、うちで役立っている技(わざと言うほどでもないが・・・)が、

 

じゃじゃーん

 

復誦!! 

 

なんのことはない、リピートです。

 

 これは、やりはじめた最初の頃は

意外とできないので、びっくりしました。

(今でも、「おお~!これもわかってなかったのか?」とびっくりすること多々あり)

 

特に、2つ以上の指示を出すときとか、

料理など手順を踏むもので、かつ失敗させたくないときにやってます。

 

私「お皿を片付けて、机を拭きます」

子「お皿を片付けて、机を拭きます」

私「今から何するの?」

子「お皿を片付けて、机、拭く~~」

 

こんな感じ。

3つ以上の長めの指示を出したり、

「もし~なら」の条件文などがあるときは、

単なる復誦じゃなくて、

自分の言葉でいいので何をするのかやはり口頭で言ってもらいます。 

 

この、”確認”の手間を惜しんで、

「言ったからわかってるはず」と思い込み、

「ぎゃーわかってなかった~!」と、何度後悔したことか・・・。

 

そうなると子どもにも自分にも腹が立っちゃうので、

何かお願いしたときは

 行動の前に何をするのか「言葉で言って」とチェックを心がけてはいるものの・・・

 

でも、忘れます。

そのたびに、「ああ~!やっぱりー!」となってます(笑)。

 

 

 

実は今日も、でした。


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