耳でしっかり正確に音を聞き取る力が、
実際に音を発したり、文字を識別したり、書いたりする力へとつながっていきます。
外国語学習の基本は、母国語です。
まずその子の日常会話や国語学習の様子などを観察することで、
英語学習のどのあたりに困難が潜んでいるか予測することができます。
もし英語の読み書きにつまずきがある子がいて、
日本語の発音が明瞭でなかったり、
言い間違えが多かったり、
書き間違いが多い場合、英語にも同じ障害が現れている可能性があります。
英会話教室や児童英語では、聞き取る力を育てるような
活動が多くありますね。
文字を習ったばかりのころであれば、フォニックスで
口をはっきり動かすという動作も一緒に、
お手本の音を自分で正しく作る練習を多くするのは効果的です。
ですが中には耳からの情報をちゃんと処理する力が弱かったり、
音を聞き分ける力が弱かったりすると、
「はい!良く聞いてね」と言われて一生懸命聞いていても
うまく再現できなかったり、間違って覚えてしまうこともあります。
苦手な音があったり、聞き取り力が弱いのかな?と気づいたとき、
その子の聞く力を伸ばしたいときに
どんなトレーニングがあるのでしょうか。
国立特別支援教育総合研究所HPに構音障害の指導ページがありました。
「ネットで学ぶ発音教室」
http://forum.nise.go.jp/kotoba/htdocs/
あ、ちなみにこれ英語じゃないですよ!
日本語ですよ~。
ここで紹介されている手法は、構音障害の人への
トレーニング方法などですが、
(「耳の訓練」ページ参照)
もちろんこれをお読みの先生方なら、
「おっ、これ英語でも使えそう!」と思ってくれるかな??
カードにしたり
ペアでやったり、とかできそうだなと思います。
(左のメニューバーだけ見ていると、難しそうなんだけど・・・)
”しっかり聞く”力、育てたいです。
難聴→補聴器の音でしか聞き取れない→補聴器が『ッ』を発音していない らしく、
また日本語に『ッド』の音がないため発音できなかったのだと。
困難は日本語と繋がっているというのはこういうことなのですね~
聴覚障害がある人への英語指導という文献、どこかで見たことがある気がします。
わたしはまだそこまで至っていないのでちゃんと見ていないけど・・・。