コスト増嵩で、経営に影響も。

　昨日の北海道新聞に、北海道が昨年発注した公共工事のうち、応札業者がいないなどの理由で入札が不成立となった件数が、昨年１２月末までで２９１件あり、前年度同期比で２．５倍になっているという記事が掲載されていました。
　函館でも、アリーナの建設工事の入札が、２度も不調で、予定価格を２度引き上げて、３度目でやっと業者が決定するという騒ぎがあったことは、記憶に新しいところです。
　その原因が、資材費と労賃（人件費）の高騰だということは周知のとおりです。
　今日も、来週開会します函館湾流域下水道事務組合議会の第１回定例会の議案の説明を受けましたが、同じように業務委託している技術系職員の人件費や電気料金、４月からの消費税率引き上げまどにより、６千万円ほど支出が増えることになります。
　薬剤等の工夫や切り詰めで３千万円ほどを捻出することにしていますが、コスト増は経営の自由度を縛ることになります。　
　そして驚きは、今日の夕刊に、電気料金が再度大幅値上げされると出ていたことです。流域下水道だけではなく、全ての自治体で財政運営の大きな影響を与えることになるでしょう。もちろん、一般家庭でも。
　写真は、今日、市役所に向かっていたところ、突然道路の前方に大型クレーン車が出現し、道路を塞いでいるのでは？と驚いた時に、パチリと撮ったものです。
　場所は、高砂通り、左側がＮＴＴ東雲ビル、右側が大師堂仏壇店のところです。よく見ると、クレーンの先はＮＴＴビルに下がっていますが、何か工事をしていたのでしょうか？このごろは、工事を見ると、発注がうまくできたのか気にかかります。