いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

世界遺産登録への影響は?

2020-06-23 23:21:59 | Weblog

 昨日の北海道新聞に大きく掲載されていましたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に影響がでないのか懸念が高まっています。
 ことの発端は、4月に、ユネスコが6月に中国で開催する預手だった「世界遺産委員会」を延期すると決定したことです。この委員会では、日本の自然遺産候補の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の登録の可否を審査する予定でした。
 現在の世界遺産登録は、毎年各国1個所で自然遺産と文化遺産を交互に候補としています。従来の予定では、来年の世界遺産委員会では文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」が審査されることになっていたのですが、万が一今年の委員会開催が不可能になったり、大幅に遅れるようなことになれば、来年の審査に影響が出てくる、つまり審査できないということになる恐れはないのか、心配しています。
 このことを先の定例会の一般質問で取り上げました。市教委からの答弁は新聞に掲載されているように、今年の延期された委員会の新しい日程は分からないというもので、「北海道・北東北の縄文遺跡群」については「8月から9月頃に、ユネスコの諮問機関であるイコモスの現地調査が行われ、来年夏頃の世界遺産委員会において、登録の可否が決定されることになっており、現在のところイコモスの現地調査が延期になるという連絡がないことから、予定どおり実施されるという前提で準備を進めている」というものでした。
 私は、「予定どおり実施してほしいと思っているが、外国からの来日が制限されていることなどから、イコモスの調査が実施できるのか不確かだ。情報収集を進める必要がある」と指摘しました。
 昨日の新聞で報道されているということは、まだ状況は変わっていないということです。ちなみに、新聞はどう報道しても構いませんし、独自取材したことも載っていますが、記事の内容は私が議会質問したことをなぞっていると思われますが…。

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