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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1320   ちちろ鳴く八雲とせつの墓の間に

2014年09月16日 | 

 私が、幽霊を信じるのは、現代の世界に幽霊がいなくなってしまったからです。何が、人生に希望を抱かせてくれていたのでしょうか。それは幽霊です。その一部は神々と呼ばれ、又悪魔、天使とも呼ばれました。彼等こそが人に勇気と目的を与えていたのです。自然への畏敬を教え、それがやがて愛に変わった。彼等こそが恐怖と美を作り上げたのです。

もはや、幽霊も天使も神々もいません。全て死に絶えてしまいました。電気と蒸気と数学の世界は、虚しく空っぽです。 しかし私は、どんな日本人より、本当の日本を愛します。(小泉八雲、1894年日清戦争が始まった頃の友人への手紙より)

ミズヒキ



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2 コメント

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Unknown (輸那括絲子)
2014-09-16 12:43:21
コメント、残しますね

無機質の物体しかなければ人は生きられない
耳なし芳一や稲むらの火に心を観た小泉八雲
詩人がそこにいるかぎり心は護られ伝えられる
一片の病葉にも心を感じる私でありたいものです。
また読ませてください。
返信する
いらっしゃいませ (issyok)
2014-09-16 13:18:51
輸那括絲子さま

いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。
いつでも遊びにお出かけください。

ところで「輸那括絲子」は、何とお読みするのですか?
返信する

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