一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1811   死支度致せ致せと桜哉   一茶

2017年04月07日 | 

(しにじたく いたせいたせと さくらかな) 

 断捨離は、一種の死に支度だろう。とすれば、断捨離をしている多くの日本人は、死に支度をしていることになる。今まで、金に任せて買い集めた物が我楽多となって、押し入れや引き出し、更に足の踏み場のないほど部屋に充満している人もいるらしい。

 さて、正岡子規に「俳句の特色は、滑稽、諷刺、慈愛の三点にあり」と言わせた一茶だが、生活では義母・弟と熾烈な遺産相続争いをしたり、50才から3人の妻を娶ったり、脳卒中で半身不随になったり、晩年は波乱万丈だったようである。

江戸後期の文化文政時代を生きた一茶の「死支度」とは、一体どのようなものであっただろうか。

我が家の標準木の山桜が数日前に開花


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2 コメント

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そろそろ私も (ふきのとう)
2017-04-09 15:20:48
掲句には身につまされる年齢に私も至ります。
なけなしのお金で買ったものは早々捨てることも出来ませんし。
呆気なく黄泉に発つことが出来たらら子の上もなく幸せだとは思いつつ
この度だけは自分で計画できないのが残念です。

↓6人姉兄の末っ子の私、世代こそ違いますがお察しいたします。
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Unknown (issyok)
2017-04-19 18:28:50
ふきのとう様 

物を買うということは、ゴミを買うに等しいと肝に銘じてはおるつもりですが・・・・・
 世の中、どうもままなりません。
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