一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1175   種屋にて咲く過ちを犯しけり   等外

2014年03月19日 | 

 さて、そろそろ種を蒔く時期が近付いた。八重桜が咲いたら、どんな種を蒔いても大丈夫と聞いたことがある。たぶん、気温が氷点下にならないからだろう。

 それにしても、この句、「咲く過ちを犯す」とは、ちょっとオーバーな気がする。理由は、部屋が暖かいので咲いてしまった、なかなか売れず咲いてしまった、とにかく売れ残って咲いてしまったのだ。

 作者は、咲いた責任を花に押し付け、犯罪にまでしているが、絶対に責任は花にはない。誰かに責任があるとすれば、責任は[咲かせてしまった」種屋か、客である作者にある。早く買ってあげれば良かったものを・・・


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